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[ 1 ] ◆ とある路地裏【祈灯祭―2023―】
** PC名：＊＊＊＊＊ **
舗装されていない、踏み固められた土の通路。緩やかなカーブを描いており、道幅は歩行者が端に身を寄せれば四人乗りの馬車が何とか通行出来る程度。
通路の左右には一、二階建ての民家が建ち並んでいる。
【通常茶室引用/祈灯祭―2023―専用スレ】
** 投稿日時：2023.09.26 01:50 ** [ 編集 ]
[ 2 ] ◆
** PC名：ヒューリズィリー・チュムヌ **
（──空には星々と宙を浮かぶランタンの明かりが、地上には街灯やランプ等の光に照らされる金銀宝石の煌きが満ちている、祈灯祭で賑わう宝石都市の夜。そんな、二つの夜景を『語られぬ者』の正装に身を包んだ姿で二階建ての民家の屋根上からチラリと眺めると、眼下の路地裏へ飛び降りて音を立てずに着地する。そして、中央通りの眩しさや喧噪が届かない静かな空間の中で十秒程前に立ち去った場所──背後の民家とその向こう側にある民家を挟んだ先にある、こことは別の路地裏。その通路沿いに建っている、周辺の民家とは明らかに違う一軒の豪邸──について思い返す。そこにはまだ若いのに結構なやり手であると評判の商人が住んでいるのだが、その人物が裏では人間の子供とエルフの子供を専門とした人身販売を行っているという情報を掴んだのが半年前。その時点で、裏社会で"笛吹"と呼ばれているその闇商人について輝聖騎士団も既に捜査を行っている最中であったため、初めはこの件は騎士団（かれら）に任せようという方針であったのだが、先日の輝煌城襲撃事件に伴う後始末と立て直しに追われてこの件を含む幾つかの案件が捜査中断となってしまったことを受けて、方針を変更したのが一週間前であり）
「……スクなくとも、あの連中の魂が『ダイジボシンアティシア』の下にメしアげられることは、ない」
（そして、今日。豪邸内に居た"笛吹"と彼の護衛兼使用人、計十六名の排除という聖務を物音一つ立てず、かつ秒針が二周するより早く遂行した後、三階にある"笛吹"の部屋のバルコニーから通路を挟んだ向かいに建つ民家の屋根上へ跳躍して現場から立ち去り今に至る。尚、今回は輝聖騎士団がまだ個人の特定には至っていないものの既に"笛吹"の存在を把握していることを考慮して、"とある闇商人の取引を横取りしたことで恨みを買った結果、報復として暗殺者を差し向けられてしまった"というカバーストーリーと、それを示す証拠品──殺されたこの商人が"笛吹"であることを証明するに足る裏取引の帳簿と、とある闇商人とのいざこざについてや命の危機を感じていること等が彼の筆跡で書かれた日記──を『筆』が用意したので、今頃は『手』の団員が暗殺者との戦闘の痕跡を"笛吹"達の死体とその周囲に散りばめたり、用意した証拠品を"笛吹"の部屋にある隠し金庫に配置したりと、現場の偽装工作を行っていることであろう。と、そんなことを考えつつ今が祈灯祭の最中であろうとも"笛吹"達の魂が救済されることはないのだと呟くと、数歩先にある民家──実際は『語られぬ者』が各地に用意したセーフハウスの一つ──の玄関扉に視線を向けてそちらへ一歩踏み出し）
＞入室
** 投稿日時：2023.09.26 01:53 ** [ 編集 ]
[ 3 ] ◆
** PC名：ヒューリズィリー・チュムヌ **
（……そうして、玄関扉の前に辿り着けばそのまま施錠されていない扉を開いて中に入り、近隣住民の目を誤魔化すための家主役兼ここの管理人である団員からの出迎えに軽く手を上げる仕草を返すと、二階の部屋で短い休憩を取ってから宝石都市を後にするだろう──）
＞退室
** 投稿日時：2023.10.02 00:56 ** [ 編集 ]
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