投稿日01/25 13:39

「フランスパリ・オペラ座屋上の蜂蜜。東京銀座・ビル屋上の蜂蜜。続き CnmNo.06」
津和蕗 きりあ

すると、やはりおじさんの肩越しにパリ・オペラ座の紋章がちらちらと見えていた。
蜂はまるで、パリ・オペラ座も花の大都市も関係ないというようにせわしなく、飛び回っていた。
おじさんは、由緒ある建物上で、この仕事を出来るのは幸せだと言っていた。パリの花たちの受粉にひと役かっていることも。
 これはわたしの想像だが、パリ・オペラ座のオペラやバレエに出演するプリマベーラやエトワールたちも、パリ・オペラ座の屋根の上で採集された蜂蜜を食すのではないだろうか?
そして、由緒ある建物の木目を輝かせているのは、ハニーカムを形成していた蜜蝋に違いない。
もし、わたしの想像が本当だったら、なんて素敵なんだろうか?
そんな場面を見た後、東京・銀座ビルの屋上でも養蜂が行われていて、そこで採集された蜂蜜が銀座の洋菓子店やレストランで使われているということをテレビで見たことがあったことを思い出した。
その研究をしていた、先生もパリの蜂蜜のことを話していた。
それを見た時、共存共栄の調和の暖かさを思い知った。
自然の形は、分け隔てなくはたらく。
都会をちょっとした思い遣りで、自然な形に戻せるのだ。
パリ・オペラ座の屋根の上の蜂

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