12/11 13:50
「愛犬のこと(1)」
きよ美
ちょうどわたしが高校受験のころ
うちにやってきた、犬。
いつの間にか、ペットより家族って言葉が似合っているし、湿った鼻と足の裏の匂いがなければ、私はやっていけないという気分になる。
もう、居てくれなきゃ困ってしまうぐらい。
ペットとの死別によって身体ないし精神に影響がでることをペットロス症候群というんだって。
例えばもし、居なくなってしまうようなことがあれば、わたしは何にもできなくなってしまうだろう。
最後のことなんて考えたことなかったのに、最近、ふと考えてしまう。
そして、ひどく恐ろしいという気持ちになる。
怖くて怖くてこれはたまらないぞ、という思いでいっぱいになって
「どこにも、いくんじゃないよ」
と話しかける。
犬は耳だけ向けて、私の声を聞いている。
「変な顔」
好きだとか、かわいいなあとか、そういうどうしようもない思いが溢れて言葉になって、わたしは「変な顔」っていう。
顔は飼い主に似てるねと友達にいわれた。
えっ、嘘…
これからは「かわいいね」って言おう。
きよ美
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