12/12 12:35

「愛犬のこと(2)」
きよ美


わたしが犬との別れについて考えるようになったのは

多分、いや、英語の先生のせいだな、絶対。


英語の先生「僕ね。もう何年も奥さんと、犬飼いたいねって言ってるんですよ。」


犬の話題にアンテナがついてるわたしは
そのときも、おおっ!何だ何だ
と聞く準備は万端いつでも出発オーケー
なんなら、旅のしおりも作っちゃうよ!
という気持ちだった。


英語の先生「奥さんと家の近くのペットショップで子犬見に行ったりして、かわいいねーって言ったりして。」


そうだ、犬はいいぞー。とっても、いいんだぞー。今からでも、飼ってみたらいいぞー。
と2時間ぐらいかけてその良さを教えてあげたい
というような気持ちになった。


英語の先生「でも、僕も奥さんも死んじゃったときのこと考えると可愛そうになっちゃって、結局話だけで終わっちゃうんですよね。」













ほんとうにバカみたいだけど
そのときまで死んじゃうなんて考えたことなかったんだ。



大事なものほど、なくすのが怖いの、やっと分かった。

「おまえさん、分かっているのかい?」

わたしは
グーグーいびきをかく
犬のとなり。

今日は日差しが眩しいよ。


きよ美


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