12/18 14:12
「BOOKS○」
きよ美
イン ザ・ミソスープ
村上 龍
読みやすかったな。
殺人鬼フランクは現代が生みだした闇の投影だろうか。
この本の初版が出たのははわたしが5さいのとき。
その頃も、孤独を抱えた人間ばかりで、なんだ今と変わらないのかと思った。
村上龍は自分の予言があたって満足したのだろうか?
恐怖の描写がリアルであった。
ただ、人はこのように簡単に死なないと思うのだ。
わたしに知る術はないのだけれど。
こういう本を読むと
わたしは恋多き女、和泉式部の和泉式部日記
――たれも憂き世をや
という言葉が浮かぶんだ。
平安の頃も平成の今も
一人分の孤独は変わらないような気がするのだ。
人はずいぶんと難解なもののように感じるけれど
そのことを、まだ愛しく思っていたい。
きよ美
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