投稿日08/18 02:38
「一番信じてる人�@」
琥珀
「なぁ」
「なぁに?」
「美紗は俺の事好きか?」
料理をしていた手を止め、美紗は尚人の方へと振り向く。
「当たり前でしょ?」
「そっか」
「どうしたの、急に?」
まさか浮気を疑われてるのかしら?ならなんだか心外ね…
「ん〜…じゃあ、もう一個訊いていいか?」
「どうぞ」
パタパタと尚人の方へ駆け寄る美紗。ゆっくりと尚人の側へと腰掛ける。
「美紗が、この世で一番信頼してる人って誰?」
「え?」
なんで、そんなこときくのかしら?
「自分自身も含めてさ、誰?」
「ナオ君」
間髪を入れず、答える美紗。答えを聞いて驚く尚人。
「よくそこまで即答出来るな…」
「急にこんな質問して、どうしたの?」
「ん…ふと頭に過ぎったんだよ。『俺が一番信頼してる人』って誰だろう?って」
ボーッと、空を見つめる尚人。
「…ナオ君の一番信頼出来る人は誰なの?」
「美紗。って即答出来ればカッコいいのかな…だけど、正直分からないってのが本音」
先程までとはうってかわって、目を閉じ物思いに更けるような表情の尚人。
「俺は自分は信じられないけど、美紗の事なら信じられる。だけど一番かと言えば、そうじゃないと思う」
あれ?これもしかして、別れ話?どうしようかしら…
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