投稿日08/19 21:23
「彼と彼女のホニャラララ」
琥珀
彼は言う。
「君に出会えてよかった。たった一日でも、それでよかった。会えないまま死ぬなんて嫌だった」
彼女は言う。
「会わなければよかった。どうせすぐ離れ離れになるならば、会えない事を知らないまま会える日を待ち続けていたかった」
彼は言う。
「そんな悲しい事言わないで。どれだけ僕が辛かったか」
彼女は言う。
「私がこれから、どれだけ悲しい時間を過ごすと思うの?」
彼は言う。
「約束したじゃないか」
彼女は言う。
「こうなるならば、約束なんて破られればよかったのに」
彼は言う。
「僕は約束だけを糧に、生き続けてきた」
彼女は言う。
「私には、その糧になるものすらない」
彼は言う。
「ごめんね」
彼女は言う。
「謝らないで」
彼は言う。
「愛しているよ」
彼女は言う。
「私もよ」
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