投稿日06/20 19:08
｢恥死｣
鯉濃
今日は電車に乗って近くの町まで。
電車では少なからず人の目が気になる。
殊更今日は気になる。
何故ならばムダ毛を生やしっ放しだから。
私はついカミソリを買い忘れてしまう。今月も、最初のうちは太古の昔に購入していた中でもまだ剃れるもので代用していたが、それも今ではただひたすら角質をこそぐ迷惑な品になってしまった。
カミソリを切らしたのはよりにもよって仏週間(※前の話を参照)を迎え、更には長袖を着るのが苦痛になる季節へと変わっていた今月下旬。もう困っちゃう位にボーボーですよ。
これも…修行の内と言うのですか…神よ(※前の話を参照)
おかげで今日はとても辛かった。「恥ずかしさで死ねる！」と思うほどに…
しかし…ふと思った。もし人間が恥ずかしさで本当に死ねたら。
恥死と名付けられるのだろうか…？
はじ…し…いや、ちし。ちしと読むのだろう。
もしそれで刑事罰が与えられるとしたら…
公衆の面前で殺意を持って憎い人のズボンをずらす。された方が恥ずかしさのあまりに死亡したら…傷害恥死…？
殺意無くとも恥ずかしいあだ名を呼びまくって呼ばれた人が恥ずかしさのあまり恥死したら…過失恥死…？
暗殺者が大臣のズボンやカツラを狙いはじめるのだろうか…？
ズボンをずらされたことによる恥死を防ぐためにサスペンダーがバカ売れしたり？
過失恥死は恥ずかしさを感じた本人の責任だとか論争が起きたりするのかな…？
「死因:スネ毛の生えすぎが原因の恥死」←私
ヤバい…それこそ恥ずかしい。
恥ずかしさも忘れてそのような妄想を電車内で繰り広げていたのだった。
来月はカミソリ買います。
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