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[1] 彩Drea夢(改訂)/変態ピエロ
By 変態ピエロ
02-23 03:15
真っ白なタイルが全体に敷き詰められた広い空間には、
.一つなみなみと湯を湛えた四角い湯船がある。
そこから上がる湯煙は辺りを覆って幻想的な様を演出し、
天井と壁を繋ぐように横に並ぶ窓からは薄明かりが差し込んでは、
.美しい情景を更に引き立たせていた。
壁にはそれぞれ違う方を向き絡み合う蔓と、
.その軌跡から顔を出した下を向く悲哀を帯びる葉、
七彩を放つ花が開放的な表情をして咲いている。
花は知らない
.蔓が無ければ咲けない事を。
葉が無ければ映えない事を。
.そして根が無ければ生きられない事を。
無知な美麗さがそれらを嫉妬させている事を。
葉も知らない。
蔓も知らない。
湯も知らない。
湯船も知らない。
窓も知らない。
陽も知らない。
タイルも知らない。
そして夢の中の僕は見えない憎しみに象られた美しさを申し訳なさそうに見ている。
.それがこの情景への敬意となるように。
だけど同じように僕も知らない
.僕の葉を 根を 花を
だから知らない所でそれらの逆鱗に触れ消されようとしているんだ
.そしてまた僕も何かを彩り、それに怒りを覚えていた。
ざぁぁぁと湯船から溢れた湯
.蠢く蔓、高笑いする花
それが僕に怒りの矛先を向ける時
.僕は現実に帰され
胸の苦しさと恐怖、罪悪感を打ち付けらている
投稿日.1月12日
930SC
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