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[1] 春の詩／ジョナサン
By ジョナサン
05-18 12:28
春を突き刺す雷鳴は
雨ごうごうと吐きつけて
老人の如く重い雲
濡れた草木の香りあり
花が顔出す春の日は
生の産声聞きつけて
何度巡っての夢うつつ
何度巡っての夢うつつ
友を背負ってこぶしの花
春の下での散る様に
果たして朝日はどっちにか
儚く枯れた約束よ
追憶誘えば雨の音
怠惰に悲哀も果ての果て
静かに煙草の煙吐き
雲にまじらぬ春はある
父親の丸まった背中
蛙が蛙を哀れみ
影は濃くなってゆくばかりだ
春を突き刺す雷鳴は
雨ごうごうと吐きつけて
老人のごとき重い雲
濡れた草木の香りあり
G'zOne TYPE-X
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