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[1] 蒼に抱かれて/ハルカ
By ハルカ
05-23 19:29
見上げてみると
気泡がゆらゆらと還って行った
光はきらきらと泳いで行った
照らされて輝く鮮やかな命たちは
私の存在を気にも留めず
生まれたばかりの小さな子らは
ただ群れから逸れぬようにと
同じ蒼のはずなのに
水平線を境に世界は二つの蒼を纏う
命が生まれ育ち陸へと向かう場所
終わりを告げた命が還る場所
二つの蒼は交わることなく
けれどいつだって隣り合わせで
代替なんかどこにもないよ
だから逃げも隠れもできないけど
蒼は深く広く遠く近く
そんな蒼に抱かれて
------------
最近ダイビングを始めました。
海の中にいると、色んなものが見えてきて。
見えないものまで見えたような気分になって。
それでも、私が知っている海は、世界中のたくさんの海の果てしなく大きな海の、ほんの一部でしかなくて。
その一部にあれだけたくさんの命が溢れているなら、世界中の命を集めたらどれぐらいになるだろうと。
その中でみんなが唯一で。たった一つで。替わりなんかなくて。
この世界には尊いものがたくさんたくさんあるんだと。
最近、実感しています。
それをコトバにしたかったけど、難しい。
pc
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[2]
By 蛇
06-27 21:08
>>1
擬態語があまり良い効果を発揮できていないのかなと思います。手軽に表現でき、更に相手に分かりやすいという部分では便利な方法だとは思いますが、分かりやすいという事は裏を返せば退屈な表現になってしまう事もあり、その場合、こういったオノマトペを使う時はきちんとした使い分けをする必要があるのだと思います。
今回は海を背景に作品を展開していますから、描写にはもっと厚みが必要であったように感じます。例えば光はきらきら、気泡がゆらゆらという連ですが、光=きらきらや泡=ゆらゆらは擬態語として態態描写しなくても容易に連想できますから、余計に思います。この場合光や泡の描写をどのように美しく、またはどのような感情がその世界にあるのかなど、情景や感覚的な部分に力を注ぐ方が良かったのではと思いました。
特に、作者さんの伝えたい命に関する事などは単純にこうでこうであるといったような形で表すだけでは伝わらないと思いますから、詩の世界全体で伝える以外にないのではないのではないでしょうか。そのためにはやはり上記のような努力や、感覚に訴えかけるような描き方をした方が良いかと思います。
しかしながら、全ての生命の始まりである海を背景に、命をテーマにされた作者さんのセンスは良いと思いました。
Android(SBM009SHY)
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