返信する
[スレッド一覧へ]
[1] おぼろ月/mist(エビフライ)
By mist(エビフライ)
08-12 21:51
「おぼろ月」
季節の節々に、約束 残して
解けない魔法で、日々を過ごす。
夜の海に溺れた 醜い魚は「僕」
まな板 乗せて、鱗 落として
寄り道 回って、ラストシーン
その繰り返しを 今日も過ごして
同じ 朝と夜を迎えている。
それが 妙に好きだった。
消えかけた残り火、いつも探して
解けた螺旋で、絡まり続ける。
夜の海に溺れた 寂しい僕は「魚」
思い出 浮かべて、鱗 落として
縋り 続けて、エンドロール
斑な君を いつも見つめて
同じ 朝と夜を迎えている。
それが妙に好きだった…ごめんね。
今日も昨日の続きを 繰り返し続けて
何も変わらない僕を 演じ続ける。
君は、僕を見てくれていないのに…
側に置いた面影、相も変わらず
抱き枕にして、泳ぎ続ける。
僕の海にうつる、おぼろ月は「君」
頭上に 浮かべて、鱗 落として
重ね 続けて、リフレイン
斑な君を いつも見つめて
同じ 朝と夜を迎えている。
それが妙に好きだった。
特別に君が好きだった。
ねぇ、こんな世界を生み出した
言い訳の分け前は、君にあげるよ
恋の夜明けを、朝日が告げる。
iPhone
[編集] [返信]
[5]
By 煤
08-22 04:31
>>4
さっそく改訂されたようですね。再度拝読したのでまた感想を書かせて戴きます。
見た限りでは今までのものに連を継ぎ足して全体を補完したようですが、リズム感も破壊されていませんし、悪影響はないように思います。
また、 嘲笑うといった表現から今まであまり見えなてこなかった「君」の人間像が表されており、そこら辺は読者に伝わりやすくなったのではと思います。
ただ改訂をされるなら、連を継ぎ足すのではなく、既存のものにメスを入れた方がより全体的に改善され、効果的な気もします。無論別物になってしまわないようにしなければいけないとは思いますが。
そうはいっても改訂前より良いものになっていると私は思います。また違った形でこの作品を楽しめて嬉しかったです。
それでは失礼致します。
Android(SBM009SHY)
[編集] [返信]
[4]
By mist
08-16 21:58
「おぼろ月」
季節の節々に、約束 残して
解けない魔法で、日々を過ごす。
夜の海に溺れた 醜い魚は「僕」
まな板 乗せて、鱗 落として
寄り道 回って、ラストシーン
その繰り返しを 今日も過ごして
同じ 朝と夜を迎えている。
それが妙に好きだった。
決まりきった温度の 深海で眠り
過去を餌にして、未だに藻掻く
救いどころの無い この真裏で昇る、
薄情な月光。分からず屋の僕を
諭す様に、時既に遅しと 冷たく
嘲笑う 君の残像、斑に揺れる。
消えかけた残り火、いつも探して
解けた螺旋で、絡まり続ける。
夜の海に溺れた 寂しい僕は「魚」
思い出 浮かべて、鱗 落として
縋り 続けて、エンドロール
斑な君を いつも見つめて
同じ 朝と夜を迎えている。
それが妙に好きだった…ごめんね。
今日も昨日の続きを 繰り返し続けて
何も変わらない僕を 演じ続ける。
君は、僕を見てくれていないのに…
側に置いた面影、相も変わらず
抱き枕にして、泳ぎ続ける。
僕の海にうつる、おぼろ月は「君」
頭上に 浮かべて、鱗 落として
重ね 続けて、リフレイン
斑な君を いつも見つめて
同じ 朝と夜を迎えている。
それが妙に好きだった。
特別に君が好きだった。
ねぇ、こんな世界を生み出した
言い訳の分け前は、君にあげるよ
恋の夜明けを、朝日が告げる。
iPhone
[編集] [返信]
[3]
By mist
08-13 08:02
>>2
題名が「おぼろ月」の割に具体的に
連想される表現がないように見えると言う
ご指摘ありがとうございます。
今回 この作品を作る上で、読み手が様々な解釈が出来るように意図的に独特な言葉の
使い回しや言葉のチョイスをしました。
また、あの部分はあの部分を 特に
際立たせたくて、ワザと他に具体的な
表現がない様に作っていました。
自分としては、具体的に見えなくても
違った視点から見れば 自分の表現したい
「おぼろ月」が 読み手に理解される様に
表現したつもりでしたが、自分の力不足で
それが上手く表現出来ていなかったです。
何か良い表現が思いつきましたら、徐々に
これから改善して行きたいと思います!
アドバイスありがとうございます。
自分の作った作品が これ程までに
理解されたコメントが来るとは
思っていませんでした、素直に嬉しいです。
また、アドバイスやコメントして下さい。
iPhone
[編集] [返信]
[2]
By 煤
08-13 04:24
>>1
情緒のある世界観と、独特な言葉の使い回しが撹拌された個性的な作品でした。特に―側に置いた面影、相も変わらず 抱き枕にして―という連は、温もりや思い出などの単調なものではなく、敢えて面影という哀感漂う単語を使用したことにより、更に詩的で上品な雰囲気に仕上げられているように思います。またそういった工夫が随所に見られるため全体的に好印象です。
ラストシーン、エンドロール、リフレインといった一連の流れも面白いですね。
ただ題名が朧月な割には後半部分でしかこれを具体的に連想させる表現がないようにも思え、そこが多少気になりました。朧月は作品の中に登場する「君」という、作品の謂わばキーマンですからこちらの方にももう少し力を入れてもよいかもしれません。
僭越ながら随分と生意気な事を長々と書いてしまいましたが、最後に。
夜の海、僕の海、恋の夜明けという流れでストーリーが進行していくと思うのですが、海という背景を配置したのは成功だと思います。延延と続く海の広大さは時に大きな夢や希望を感じさせるものではありますが、今回は逆に果てない孤独や悲しみを感じさせてくれる最高の舞台になっています。
それから、夜の海が実は自分が作り出した「僕」の海に変わっていく過程で、そこに溺れる登場人物の虚しさや苦しみが倍増して見えるトリックは流石ですね。最後の朝日がより一層明るく見えました。
失礼致します。
Android(SBM009SHY)
[編集] [返信]
[*前][次#]
返信する
[スレッド一覧へ]
ボイストレーニング法