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[1] 最強 パンチ
By 札中Ａ斬 
09-14 13:35
最強パンチ
この世で一番痛いのは？
神田みち子の平手打ち
滝れんたろうのゲンコツ
教師の愛のムチ
愛の無知は
あんとき痛かったけど
大人になったら忘れる
じゃあ
苅田くんの猫パンチ
会田のまことのきんてき
弱者の一撃は
結構痛い
でも耐えた
それなら
おすもうさん
の張り手はどうだ
あごにまともにもらって
ぐらぐらだけど
ぼくちゃんとたってます
そうかしぶといな
ではこれはどうだ
ボクサーは
ぼくさぁ
といわんばかりの
世界チャンピオンが
振りぬいた右は
僕のこめかみをとらえた
電気が走った
ぼくの体は
一瞬
テレビでよく見る
ガイコツのようになった
でも生きていた
Ｎ君の
「死ね死ね」
と毎日
ぼくに
浴びせた言葉は
ぼくの内臓に響き
胃に穴を開けた
なんて強いパンチだ
Ｎ君は
そのあとも
何度もそのパンチを
ぼくに浴びせた
ぼくは気がついたら
学校の屋上から
飛んでいた
ぼくは使わないよ
こんなパンチ
pc
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[2]
By ジョナサン
07-28 16:29
>>1
人は意外と身体は丈夫なんですね。どんなボクサーの一撃も、お相撲さんの張り手も、死ななければ心が折れなければなんてことない。
だけど、心に刺さる攻撃っていうのには人間はもろくて、気づいたときにはノックアウトされてしまっている。それは、目に見えないものだから、見落とされがちです。
この詩は、そんな重たくて普遍的なテーマを、少し軽やかなイメージで語っています。時にはダジャレも交えながらなるべく難しい印象を与えないようにされていて、だからこそ、すっと胸に入るとてもいい詩です。
まるで小学生の独白のような形を借りて、分かりづらいものをすごくシンプルに表し、それがむしろ心の意識の底に溜まるような力を備えさせています。
この詩では攻撃のためのパンチばかりが出てきますが、人を優しくさせるためのパンチ（詩）を、あなたは持っていると思います。
iPhone
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