返信する
[ｽﾚｯﾄﾞ一覧へ]
[1] いつかの場所へ/mist
By mist
11-10 23:39
「いつかの場所へ」
風の強い橋の上、君が笑った
不器用な綿菓子みたいな 僕だと
慣れない町に僕だけが浮いていて
足りない色を優しく与えてくれる
お日様のような君が何よりも必要で、
白黒の冷たい世界で 唯一愛でる
一つの光が君な訳です。そう好きなんです。
駅の改札、濡れた傘を持つ人達
待ち人未だ来ずに 独り待ち惚け
何も聞こえない静けさの中に、
忘れない記憶を そっと添えて
思い出の数だけ ようやく少し
優しくなれた気がした。
冬の匂いが近づき 丸くなり眠る猫、
それが君だ…よく似ている。
唐突に終わった 僕らの旅路、
一方的な物言いで 君は置いていく
喉の奥に 言いたい言葉を残した
中途半端な僕が情けなくて
君のいない部屋で、胸に詰まるような
声を吐いた ごめんね。
ぼんやりしたまま 時は自然と進み
遅れた影が 寂しげに揺れる。
仕方ない嘘を 平気な顔で呟く
幼気な僕が 暗い隅っこに残る。
窓の水滴、流れる無数の銀の糸
その先に君がいて 手を伸ばしたら
届く気がする 届かない恋 すべて伝えたい
思い出の数だけ ようやく少し
強くなれた気がした。
今の姿を君に見て欲しい。
これが、単純な僕の思い。
風の強い橋の上、君が笑った
不器用な綿菓子みたいな 僕だと
今なら僕も分かる気がするよ。
iPhone
[編集] [返信]
[*前][次#]
返信する
[ｽﾚｯﾄﾞ一覧へ]
ボイストレーニング法