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[1] alone,alone. /ハルカ
By ハルカ
11-23 18:54
寂しさが独り歩きする夜
甘え方など分からなくて
蛇口を勢いよく捻っても
一滴の雫が零れるのみ
傲慢な街の灯りは
それでも六等星の暖かさを羨む
置いてけぼりの彼は
帰り道でコンビニに寄る
迷子の彼女は
座り込んだ駅の構内で煙を吐いた
どうかどうか誰か見つけて
掻き消された六等星の声
彼は彼女は
声を持たない
iPhone
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[2]
By 変態ピエロ
11-15 04:52
>>1
六等星というキーワードが詩の世界観をより濃厚にしているように思います。一等星が最も肉眼で確認しやすく光輝している一方、六等星はその逆で極めて見えにくい星です。この詩のテーマは正にそこにあり、彼、彼女という二人のガジェットによってそれが語られています。
この二人の生き方や状況を六等星という比喩に よってシンプルに且つ悲しげに表している今作は、読み手には分かりやすく、それでいて共感性のある作品であると感じました。
―彼は彼女は声を持たない
この最後の連で読み手は六等星とは彼らの比喩であるという事を具体的に連想すると思われますが、これも配置のタイミングとして成功しています。こうしたシンプルな詩では最初から詩の鍵を与えるのではなく、最後に手渡す方が退屈しないものに仕上がりますからね。
長くなりましたが、感想を残させていただきました。失礼致します。
Android(SonySO-02F)
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