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[1] Happy New Year ?/変態ピエロ
By 変態ピエロ
01-01 02:16
一年を祝えるほどの功績や
自分への賛辞などは持ち得ない
新しい年も過去も大した違いのない
平坦でもなく、刺激的でもない
空疎な豌豆の皮のように中身の
くり貫けた私の切り絵に継ぎ足す
前頭葉の細胞にナイフを宛がう
酷く焼けた血管の裏側で脈打つ
鉄の血にまみれた沸点に湧く虫に
脣を乗せ逆上せる舌にまた、
新年は炙られ、
明日こそは日を遡るさと
私は徳利を放り投げ、
女の脹ら脛を撫でるような気分で
テレビを回す
紅白をつけ忘れたコンロにはガスは無く
お笑いに浮かれた穴には性器は刺さらず
まるで生きた心地のしない夜よ、
朝まで議論する夕陽の暮れに朝日は沈み込み
もう上がらない。
蕎麦の代わりに苦い塩煎餅を噛み砕くうだつの
上がらない顎がいつの間にか外れてしまい、
これまたいつの間にか私も外れてしまい、
二人で口を開けたまま除夜の鐘を
聴いていると、初夜に女を抱く
ような空想にうつつを抜かす霜。
そこに涎を垂らして受精し合う福袋に
玉袋を詰め込んで、
封をして、
お金を払う
私はそれがアガペーだと信じて止まない
我が陰毛に雨宿りした迷子の神様に尋ねた
とある道への行路をお風呂に流して
取り戻せないまま
バスケットに並べた毛虱のように輝く
神の後輪に参拝して貰う賽銭
いつかの願いの数多に磔にされたキリストたちに
追われて、
あらゆる宗教が社やモスク、教会から
追放され、
堕とされ、
陰毛に住み着くように、
私たちの願いは淀み
私たちの願いは私たちを
私たちにはしてくれやしなかった
私たちの、
そうきっと私たちのように、
あの聖なる鐘の音に抱かれて
死んでいく時代の裂け目に
沈んだ聖域と精液、又は愛液にまみれて
死んでいくのだろう。
いつかのあなたの森がおせちのようにざわめく頃
明日と呼ばれた昨日たちのせせらぎに賛歌が雪崩れをおこして、
音符と放射能が踊り食いを始める
あなたの森は審判の日を迎え、
あなたはそうして自分自身を浄化しては、
社会を愛して、
いつかは帰れると信じた
その顛末をあなたは知らない
ハッピーニューイヤーハッピーニューイヤー
わたしの耳に、
原子炉の地下に、
戦火の瞬きに、
そして童貞の諸君、
ハッピーニューイヤ!
あとはどうでもいいや
Android(SonySO-02F)
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