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[1] Marionette eyes/変態ピエロ
By 変態ピエロ
05-20 18:54
無国籍の人形が 焦げた椅子の上で
煙を上げて ケラケラしている
ログハウスの暖炉は 爆ぜ
カカオの香りが 鹿の剥製を 溶かして
窓枠のスケッチに 蠢く木々のざわめきの影
雉を狩る 遠くの銃声が 社会を戦慄かせ
風は生臭いまま 静止する
衣替えの時期は近い
あなたのその円らで 疎らな レーシックの瞳が
死んではいないと 考えてはいられない
それほどに 生きて 見つめる先に
三千の世界と 紀元前が 走馬灯の如く
現像され それは 軈て 現実になって
コバルトの驟雨が 直線のまま落ちない
廃墟街で 影たちに追われる 影
赤い瞳と 黒い瞳が 合わさる瞬間に
全ては 粉々に 粉砕されて
舞う 灰が 暖炉から まみれる
あなたは相も変わらず 笑顔を 剥製にして
鹿の瞳には 逃げ惑う 道中と
狩人の 血肉と 死肉と 腐敗で きられる
シャッター
向かい合うように 百人の裁判官が
断罪しあって 判決は 有罪と無罪を
投げ合って 仕舞い。
そんなネイティブな発音で
あなたは唸って
椅子は ぐらぐらと ブランコ化して
あなたはそうやって 腰をふって
オーガズムに達して しまったから
誰も まだ どこへも いけないまま
繋がっていく 人間を装った
人形のような 形容が 逆立つ
金の ナイフで 犯された
向かいあう 椅子の 人間像が
この 故郷の ログハウスと共に
溶解していく 叙事的な 演目にまた
油虫がわいて たかって
あなたは 嘲笑って、
Android(SonySO-02F)
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