08/10 10:00

「蝉の亡きがら」
木ノ葉

数日前、玄関先に蝉の亡きがらがころがっていた。

それを見てちょっとセツナクなった…

蝉の一生はあまりにも短い。

けれども、人の一生もまた宇宙の長い長い歴史と比べたら星の瞬きのようなものだろう。

蝉も人間もそんなに違いはないのかもしれない。

ただ、マンションのコンクリートの軒先ではなく、せめて自然の中で最期を迎えてほしかった。

そのほうが蝉にとっても幸せな気がする…という、人間の勝手な思い込み。

立秋を迎えても残暑厳しい中、蝉たちは行く夏を惜しむように今日も朝から一生懸命鳴いています。

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