11/23 00:47
「『宿命』…胸が痛む人間ドラマ」
木ノ葉
この前『秘密』を読んでとても面白かったので、同じく東野圭吾氏の『宿命』を読んでみた。
これがまた凄く良かったのだ。
ふだん、あまりミステリーは読まないが東野氏が書いたものは別である。基本ミステリーだが、ただそれだけではない。人間ドラマが存分に盛り込まれていて、ストーリーをより味わい深いものにしている。
しかし、人間とはなんて傲慢で欲深い生き物なのだろう…時として神の領域にまで踏み込もうとする。
現実に人間の脳を操るような人体実験があったとしたら恐ろしいことだが、あながち絵空事とは思えないところに寒気を感じる。
そして、それは遺された者達を苦悩と哀しみの渦中に巻き込み、それぞれの人生を狂わせて行く…
強欲はろくな結果を招かない。身の丈を越えた行いは身を滅ぼす…と私は思う。
『宿命』は胸が痛む人間ドラマが詰まった小説だった。
編集
△このコラムのTOPへ戻る
▲コミュに民のトップへ
小瓶に手紙を入れて海に流すようなコミュニティ
