12/24 00:00

「成長」
みはる


色んなことが終わった。
エムワンも二学期も、講演会も。

様々な大人と関わったと思う。
綺麗な面、汚い面。
どちらも私から遠く、また近かった。

手を伸ばしたら安易に届きそうなくせに、ふと見えるまばらな暗闇に足がすくむ。

子供の目にどう映っているか、大人は配慮する義務がある。
しつけは言葉でするものじゃない。
子供のまっすぐな目が追うのは、広い背中なのだから。

いくら口先で取り繕ってみても、子供はその広い背中に憧れ、憎み、そして成長するのだから。


それを知らない親はばかだ。
私は親の背中を越えることが、昔は目標だった。

私にとって両親は目標であり、理想であった。

だが、今は違う。
私は親と同じ土俵に上がるつもりはない。
親の背中が広く見えたのは、私が小さかったからだと気付けたから。


私は私の選んだ道をいく。

それを邪魔していい権利を持っているのは、同じ土俵の上の大人たちだけ。


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