01/28 23:14
「戦争と平和」
みはる
私には友達がいる。
大切な、二人の友達。
やっと見つけた、信じられる友達。
今までにいた友達は、結局私に合わせていただけで、私が笑えば笑い、怒れば怒る。思えば低脳で現代の流されやすい若者の典型のような人ばかりだった。
そんな彼らの嘘には気付かなかった私が一番愚かだと、今なら笑っていえるが。
もしも、私が今の友達に裏切られたら死んでもいい。本当にそう思う。
逆に、私が友達を裏切っても、死んでしまうかもしれない。そんなことは絶対にないのだけど、無意識にでも彼女らを傷つけていたら、私はきっと自分の愚鈍さに絶望するだろう。
学校は嫌い。クラスも、他人も担任も勉強も規則も、考える度に吐き気がする。
最近、そこまで思いつめてしまう私の最後の砦が、二人なのだ。
二人がいるから、制服に腕が通せる。家を出れる。嫌いな人とも笑って話せる。
最後の青春なんだ。
受験のために最後の一年を潰したくなんか、ない。
それに私と友達の一人は、もう『友達』ではなくなる。
詳しくは書けないが、卒業すると同時に違う存在になってしまうのだ。
尚更、受験勉強なんかで持っていかれたくない最後の一年。
受験は団体戦、そう口を揃えていう先生達を鼻で笑いながら。
親が轢いたルートから外れないようにしか進めない、同級生を鼻で笑いながら。
近所に散歩に行くような心持ちで、みんなが血と汗を流して戦っている受験戦争に参戦しようとおもう。
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