07/18 22:25
「卒業」
みはる
私は幼稚園から現在の高校まで、全て同じ学園で過ごしている。
学園というようなものではないのだが、田舎のキリスト教を念頭におき、中学からは女子校と言う少し異質な空間だった。
私は物心がつくかつかないかぐらいに足を踏み入れた場所に、今も尚通い続けている。
メンバーの入れ替えは大きいが、30人ぐらい、もう13年目になる友達がいる。
小学校でできた友達、
中学校で喧嘩した友達、
高校で話すようになった友達
みんながまるで箱庭にいるように、未だに私の世界と介在する。
来年の卒業を前に、卒業したらこの街をたつ決意をした。
この街にいたら、いつまでも私の心はここの生徒のままだ。卒業なんてできない、そんな気がした。
テレビの向こう側で華やかに映っているあの人のように、この学校の事を切り捨てて生きたい。
私は依存したくない。
思い出に惑わされたくない。
それでも私はこの学校が好きだ。
楽しくて、苦しくて、悲しくて、嬉しくて、
私がここで学んだのは勉強だけじゃない。
きっと今の私を作ったのは、ここであって。だからこそ私は、ここから離れようと思う。
この学校は優しすぎる。
私はいつまでも甘えてしまうような気がするからだ。
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