11/09 03:14

「謙虚と傲慢」
みこ

謙虚と傲慢がいれば、謙虚が折れる。だけど、謙虚が負けたわけではない。謙虚が折れただけ。謙虚の気持ちは諦めに近いようなものだったのかもしれない。謙虚は謙虚なのだから謙遜しただけだ。



傲慢は、勝ち誇ったように思ったかもしれないけれど、それは勝ちでも何でもない。言い負かしたわけでもなく理解ったフリをしてもらっただけだ。



傲慢は、誰に対しても傲慢であるから謙虚以外の他の皆も傲慢へは気分の良い気持ちはない。ただ口には出さないだけ。何故、口に出さないのか?それは傲慢が傲慢だから。




そういえば、子供の頃に、よくこんなコトを言われた。

「若いうちにしか言ってくれる人いないんだから人の話は聞きなさい」

大人になると言われなくなる?
ああ、そっかぁ
嫌われ役なんて嫌なものだしね。


でも、私の場合は、若いとき(17歳)に子供を産んだから子供の保育園でも小中学校でも「あんた、頑張りなよ〜」なんて励ましをよく言われたし、叱咤激励や説教のようなこともよくあった。自分の気持ちを伝えながらも相手の話を謙虚に聞く。


ただ、傲慢な人には言いたくない気持ちになるのは解るような気がする。



謙虚と傲慢がいれば、謙虚が折れる。傲慢の前では謙虚になる。いや、謙虚にならざるをえない、と言ったほうが正しいだろう。付き合い続ければどうなるのか?正直疲れる。そして、傲慢に対しては傲慢になりたくなる。いや、自身が疲れるため傲慢にならざるを得ない。



そして傲慢は傲慢になってしまった謙虚に苛立ち、他の人に謙虚の傲慢さを話す。他の人達は傲慢の前では謙虚にならざるをえないので、傲慢に対し傲慢になってしまった謙虚を批難するだろう。(傲慢の話した相手が傲慢だった場合もあるが)



傲慢は勝ち誇ったように思っただろうけど、それは勘違いにすぎない。



理解っている人と理解っていない人がいれば、理解っている人が折れる。



人は見ていないようで案外見ているものである。



うん、謙虚を心掛けよう。



傲慢にならないように気をつけよう。





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