投稿日02/27 15:29
「先輩」
りんご
にやり、と笑ってその人はこちらの顔を見上げてきた。
実際の二人は、その身長差とは逆に、見上げられる私の方が迷惑をかけっぱなしで、頭が上がらない。
「ああ〜、確かにそうですね。」
今日も私は自分の間違いをこの人に正されて、へこんでいるところだ。
そんな私を軽くなじって、その人は笑った。それからやや改まって
「まあ、何とかなるんじゃないか。」とフォローを入れる。
その言葉を聞いて、「何とかしよう」と思える自分と、私がつまずくと「何とかなる」ように軌道修正してくれるその人に気づく。
そして、今日もやっぱり敵わないと思うのだ。
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