投稿日07/22 23:42

「心美人〜イツカノワタシヘ〜」
あやこ

歯医者に行くため
駅へ急ぐ途中

どうやら歩いてる途中で折りたたみ傘のカバーを落としたらしい

清水の舞台から飛び降りる気持ちで買った
セリーヌの折りたたみ傘だったから
どうしてもあきらめられなくて
歩いた道をもどった

家の近くまできても
みつからない

でもなんか気になる目の前のおじいさんが
持ってる傘を見たら
なんと私の傘カバーがかかってる

10代の私だったらぜったいに、恥ずかしさから
何も言えなかったと思う
でも20代後半になろうとしている私は
なんの迷いもなく
「すいません…
それ私のです」
と話しかけたのであった
子供の頃
お母さんちょっとそこまでしないでよっ
って思った姿と
今の自分の姿がだぶったのが
少しむなしかった



編集
i-mobile
コラムTOPへ
コミュに民へ

友達に教える



「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove