投稿日02/13 18:59

「マスター」
あお

町外れに小さな喫茶店があった。
まずいコーヒーを出す事で有名な昔ながらの店だ!
一杯、80円だったからなのか学生の僕達には人気があった。
あるとき友達と二人でいつものように、まずいコーヒーを飲みなが話してると、無口なマスターが話しかけて来た。『うちのコーヒーはどう?』 『はっきり言ってまずいです』『美味しいコーヒーも出せるけど値段を上げなくちゃならなくなる』 違いのわかるマスターは寂しそうにカウンターの奥に消えた…
田舎を出てしばらくしてからマスターのやってる意味がわかったような気がする。
マスターは、学生の見方だったんだ!
それなのに、まずいとか言ってた僕等こそが違いのわからない学生だったんだ!
ネスカフェ

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