投稿日05/03 02:12
「忌野清志郎様。」
宮沢スイ
忌野清志郎様。
時々、男性の繊細さや脆さの垣間見えるあなたの歌詞が、私は大好きでした。
恋の曲を歌う時の、あなたの愛らしい歌声が、私は大好きでした。
バカみたいに弾けられる、あなたの曲が、私は大好きでした。
辛い言葉ですらも、怒りですらも、愛を感じさせるあなたが、私は大好きでした。
長年テレビブロスに連載されていた、あなたの初期のコラムは。
まるで読む側の隣に腰を下ろして、ポンと肩を叩いて、語りかけているようで。
愛に満ち溢れていて、純粋で、優しくて、温かくて。
まだ二十歳そこそこなのに、人生に悲観的だったガチガチな私の涙腺と肩の力を、何度緩ませてくれたか分かりません。
ダイレクトに響いてくるあなたの言葉に揺るがされて、私は言葉の魅力や力を知りました。
それは今でも、深く根付いて、私の中に生きています。
あなたがこの世界から居なくなったのかと思うと、堪らなく寂しいです。
沢山の人に、
この国に、
この世界に、
私の心に。
数え切れない程の愛を
撒き散らしてくれて、
本当にありがとう。
拝啓、忌野清志郎様。
そちらの世界に
ブルースは響いていますか?
こちらの世界では
あなたの残したブルースが今、
一際大きく響いています。
敬具
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