新規スレ
返信する

[1] ■依頼の果てに(D.Gray-man・リナリー)■
By R
12-13 07:04

各地に散らばるイノセンスと呼ばれるモノを
回収すると共に、
千年伯爵の放った悪性兵器「AKUMA」の処理を行っている
黒の教団に属するエクソシスト達。

彼らは様々な能力に長けており、
その能力で各地で起きる難解な任務をこなしていた。

その中の一人、リナリー=リーもまた
エクソシストの一人として
与えられた任務を忠実に遂行し、
任務の完遂能力の高さも教団の中では高く評価されていた。

ある日、彼女にイノセンスの調査と言う任務が下され、
ソレの有無を調査する為に現場へと赴く。

・・・当然の事ながら
イノセンスと言う代物が絡む以上、
ほぼ確実に遭遇するのが先に述べられた悪性兵器「AKUMA」達であり、
彼等の妨害は容赦なくエクソシスト達に襲い掛かってくるのだ。

今回。リナリーの赴いた地でもやはりAKUMAの妨害と
それに起因する事件が起こり、
イノセンスの調査と平行して事件の解決の為に
彼女は奮闘していくのだった。

・・・しかし。

今回赴いた地に現れたAKUMA達の脅威こそ大したものではなかった為、
気の緩みをみせたリナリーは
イノセンスの有無の調査に集中するあまり、
油断からAKUMA達の思わぬ奇襲を受けてしまった。

『・・・私とした事が・・・油断しちゃったわね・・・
 でも・・・これくらいなら・・・!』

彼等の思わぬ奇襲によって
一転して窮地に陥るリナリー。

自らの能力を発動させ
この窮地を切り抜けようとした時、
AKUMAの内の一匹が奇妙な能力を発動させたのだ。

その能力はリナリーの精神の深遠までに至る
一種の精神攻撃であり、
彼女はその精神攻撃によって
あたかも別次元へ飛ばされたのではないのかと言う錯覚に陥ってしまった。

『あ・・・っ・・・!? ・・・!?』

AKUMAを攻撃するリナリーの動きはピタリと止み、
その場で脆くも壁に背を預ける様にして倒れ込む。

視点は定まらず、
ぼんやりと空を眺めるのみである。

「油断大敵ってのは・・・この事ね。
 さ、お前達、もう彼女には用はないわ。
 どうやらココにはイノセンスはない様だし、
 次のところへ遊びに行くわよ。」

放心状態に陥ったリナリーの姿を眺めている一人の少女が
淡々と囁きながら
静かにAKUMA達の前に姿を現した。

「・・・こ・・・これはロード様・・・何故こんな所に・・・?」

畏怖する様にその場に跪くAKUMA達は
ロードと呼ばれる少女に上擦った声で質問を投げ掛けた。

「ふふ・・・アンタ達の中の・・・そう、アンタよ。
 千年伯爵がアンタに与えた精神攻撃の能力がいか程か確かめる為に
 監視役として来たの。
 ま、失敗すれば壊しちゃうけどネ☆」

冷静に喋るロードの声は
AKUMA達を更に畏怖させた。

「このリナリーとか言うエクソシスト、死を与えるよりも苦しい責めが
 精神攻撃の影響でこれからずっと続くわ。
 そう、女として耐え難い・・・
 いや、案外虜になったりしてね・・・ふふっ☆
 お喋りが過ぎたかな、ま、いいか、
 さ、アンタ達、次の遊び場へ行くよ!」

「は・・・ははーっ! 仰せのままにーーっ!」

ロードとAKUMA達はリナリーの命を奪わず、
その場から忽然と気配を消した。

・・・リナリーの精神を攻撃した能力・・・
それは彼女の精神へ
淫らな男達の欲望と言う精神を彼女へ注ぎ込み、
彼女の精神を根底から支配するというものだった。

彼女の精神の中に根付いた男達の欲望は
外界からの知識によって変化し、
更に欲望にまみれた幻影と妄想を彼女へ抱かせ
内から支配するのである。

根底から根付かせられている故に
それに抗えず、
彼女は精神世界の中で淫らな欲望によって
これからは事あるごとに汚され蹂躙される。

精神攻撃を受けた時、
リナリーの精神世界では男達の欲望にまみれた行為が
彼女を蹂躙していた。

別次元へ飛ばされたと錯覚したリナリーの前に
数え切れない程の男達が取り囲み、
彼女の体を蹂躙し始めたのだ。

無数の手で淫らに愛撫され、
無数の肉棒で犯され、そして白濁色の欲望が
リナリーの体へ迸る。

浴びせられ、注ぎ込まれ、
そして飲まされる事が休みなく続けられるリナリーは
抵抗する事も出来ずに
ただただ蹂躙されるのみだった。

男達の顔は黒く塗り潰された様に描かれ
誰かは判別出来ないが、
間違いなく黒の教団に属する男達であるとは理解出来た。

彼女の記憶の中から抽出された男性像から
形成された男達がリナリーの体を弄び、
何度も何度もその身へ群がるのだ。

抵抗し、悲鳴をあげようとも
彼等の行為は止まず、
永劫に続けられるのかとさえ思われた。

彼女の体は淫らな快楽と言う名の刺激によって熱く火照り、
その海に己の身がズブズブと沈んでいく。

正気を保とうにも快楽の強さと心地良さは強くなり、
リナリーは抗わないといけないと理解しつつも
その抗いも出来なくなりつつあった。

程なくして、
遂に彼女は精神の根底部分は完全に支配され、
精神世界の中に描かれる男達の欲望の赴くままにその身を差し出し、
淫らな行為に酔いしれてしまう。

『ああ・・・ぁ・・・もっとぉ・・・もっとホシイ・・・
 飲ませてぇ・・・もっとリナリーの口で・・・抜いてぇ・・・
 んんぅっ・・・中で・・・中でまた出てるぅ・・・』

男達の欲望の色で全身を染め上げられ、
恥ずかしい行為さえも受け入れ
快楽を受け入れては己の身を悶えさせるのだった。

後日、別のエクソシストによって救助されたリナリーは、
精神攻撃を受けた際の記憶が曖昧で、
その上普段の生活面では別段変わった面を見せなかったが、
ただ1つ、自らの名を呼ばれる度に耐え難い快楽が
その身を襲い、
それと同時に決まって1つの指令が彼女の脳内に響き渡る。

「イ ノ セ ン ス ヲ ハ カ イ シ ロ」

・・・と。

精神力の強いリナリーは快楽に支配され
隠れてその身を慰めつつもつつも
必死にその指令だけは拒み続けていたが、
それも時間の問題なのかもしれない。

『はぁ・・・はぁ・・・ゆ・・・指だけじゃ・・・
 我慢出来なくなってきちゃう・・・
 もっと・・・もっと恥ずかしい事・・・したい・・・させられたい・・・』

-終わり-

・・・今回はD.Gray-manよりリナリーの物語です。

なんだかちょっと上手く書けてない気がしますが
雰囲気を感じ取って頂ければ幸いです
(リナリーには幸いじゃないですけどネ!)

アニメでも放映中ですが、
あのスカートの短さは
教団の男性には目の毒・・・いや、むしろ目の保養になってるのかなw

彼女の絶対領域を思い描きながら
物語を堪能してみてくださいね。

余談ですが、物語を書いている際に、
千年伯爵と書く所を千円伯爵と書き間違え
それに気付かずアップするところでした( ゚д゚)

pc
[編集]
[←前][次→]

戻る


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove