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[1] ■兄妹の秘密(機動戦士ガンダムZZ・リィナ=アーシタ)■
By R
05-08 15:35
サイド1のスペースコロニー「シャングリラ」にて
気の合う仲間達と共に
ジャンク屋稼業を営む少年「ジュドー・アーシタ」。
彼は生活費の捻出をそれで賄うと共に、
最愛の妹「リィナ・アーシタ」を学校へ通わせたいと言う思いから
必死に稼ぐ日々を過ごしていた。
・・・決して楽な生活とは言えなかったが、
一日の仕事を終えた後にリィナの笑顔を眺めると
途端に疲れも和らぎ、
必死に頑張った甲斐があったとジュドーは実感する。
彼がこうして日々稼ぐ生活を送る姿を見て育つリィナの胸中に、
感謝の気持ちと共に
ある種の感情が芽生えていく・・・。
――――――――――。
『あ・・・また・・・この気持ち・・・』
リィナは自らの胸中に芽生えた奇妙な感情に
ここ最近悩まされていた。
それは
兄を慕うという気持ちにこそ似てはいるのだが、
何かが違う違和感があり、
兄であるジュドーの事を思うと
途端に胸が苦しく締め付けられ、
切なくなるのである。
まだ幼い彼女にしてみれば
それがどういうものなのかは良くは理解出来ないものの、
本それが兄妹として慕う感情ではない事を理解してた。
胸中に渦巻くその感情は日に日に増大し、
リィナはその思いを抑え切れなくなり始め
それを必死に抑える為に我慢しようと心掛けるが、
返ってそれは大きくなってしまった。
・・・そして
その胸中に渦巻く感情は、
無意識に彼を思い描きながら
人知れず自分を慰める事を覚えさせてしまう。
『はぁ・・・う・・・ぅ・・・
ダメ・・・って分かってるけど・・・
でも・・・でも・・・
んぅ・・・う・・・!』
誰に教わったと言う訳でもなく、
リィナは自らを慰める術を無意識に覚え、
事ある度に人目を忍んでは想いに耽る。
幼く小さな指先が
淫らに自身の未成熟な秘所へ這い、
挿入こそしないものの
入り口付近を愛撫しては
溢れる蜜に指を絡めては身悶えするリィナ。
下腹部が熱を帯びて
それが全身に飛び火する如く
リィナの身体を高揚させ火照らせる。
彼女の思い描く世界では、
兄であるジュドーに優しく抱擁されるイメージが
リアルに描かれ、
その様子に華奢な身体を小刻みに震わせながら
押し殺した喘ぎ声を漏らすのだ。
リィナ自身まだ未成熟な身体にも関わらず、
自らを慰める指は貪欲に快楽を求め、
想いに耽る姿は
淡い恋心に身を焦がす
一人の「女」の姿である。
――――――――――。
「リィナの奴・・・一体どうしたんだろうか。
妙によそよそしいと言うか落ち着きがないと言うか。」
彼女・・・リィナが
自身を慰め想いに耽る行為を
ジュドーは長らく気付かなかったが、
彼の前では妙によそよそしい態度のリィナには
少し違和感を感じていた。
・・・ある日、リィナのその態度は
一体何に起因しているのかと疑問を抱くジュドーは、
仕事を早めに切り上げ
そっと家に戻る。
「(何か悩みでもあるんだろうか・・・
あるならあるで、
俺に言えばいいのにな・・・)」
リィナに気付かれない様に
そっと家に入り込もうと建物へ近付いた時。
『・・・っ・・・あ・・・ぅ・・・っ・・・』
小さな声が
苦しそうに絶え絶えになりながら
ジュドーの耳に聞こえて来た。
その声は紛れもなくリィナのものであり、
何か怪我でもしたのかと
心配のあまりジュドーは声を出して呼び掛け様としたが、
何か様子がそれとは違っておかしい。
冷静になりつつ
静かに声を押し殺して
リィナの声が聞こえて来る方へと耳を傾け、
ジュドーはそっと近付く。
『はぁ・・・あ・・・っ・・・んんぅ・・・・!』
先程よりも鮮明に聞こえてくるリィナの声。
その声に聞き耳を立てて
静かに様子を伺うジュドーの耳に、
驚く言葉が飛んで来た。
「(リィナも・・・そう言う事してしまう年頃・・・なんだろうな・・・
ここは大人しく、そっと見なかった事にしてやるか・・・)」
聞こえてくる声は
リィナが自慰に耽る声だと理解したジュドーは、
彼女も「そう言う事」を知り始める年頃だろうから
特に問題はないだろうとその場から立ち去ろうと思い始めた矢先。
『はぁ・・・あ・・・
お・・・お兄ちゃん・・・好きぃ・・・リィナ・・・
お兄ちゃんにいっぱい抱きしめられていよぅ・・・
お兄ちゃんの・・・全部知りたい・・・
全部・・・受け止めたいよぅ・・・』
「(な・・・っ・・・!?
リ・・・リィナ・・・! 何で俺の名前が・・・!?)」
行為に及んでいるリィナの口から
兄である自分の名が漏れた事に驚愕する。
自慰を覚える事くらいは極自然的なものだから、
余程の問題が無い限りは
目を瞑ってやればいいと思ってはいたが、
自慰に耽る行為の「ネタ」が
よりにもよって兄である自分の事だと知り、
ジュドーは動揺を隠せない。
兄妹である2人が、
兄妹として慕い合う以上の感情・・・
恋愛感情を持っては問題である。
悩むジュドーは意を決し、
兄妹を対象に恋愛感情を抱く事は
倫理的に問題があると言う事を教えようと
家の中へと飛び込むのだった。
――――――――――。
「リィナ!リィナ!
お前何をやって・・・」
家に飛び込むや否や、
真っ先にリィナの部屋へと駆け込むジュドー。
『お・・・お兄ちゃんっ・・・!?』
まさかこんな時間に
ジュドーが戻ってくるとは思いもしなかったリィナは
部屋に鍵を掛ける事もしていなかった為、
用意に部屋に駆け込んでくるジュドーへの対応が
全く出来なかった。
衣服は半裸になり、
乱れたその姿で自慰に耽っていた彼女の頬は赤く染まったまま。
行為に及んでいた彼女の姿を目の当たりにしたジュドーは
リィナの姿に一瞬目を奪われてしまったが、
兄妹に対して特別な感情は抱いてはいけないと
諭そうとする。
だがしかし。
『お・・・お兄ちゃんの事・・・
リィナ・・・好きなんだから仕方がないの!
お兄ちゃんだって、リィナの気持ち・・・もっと解って!』
諭そうとした瞬間、
先にリィナの方から涙を溢れさせながら叫ばれ、
その表情にジュドーは諭すチャンスを逃してしまった。
たじろぐジュドーに
リィナは更に叫ぶ。
『お兄ちゃんの事、
想ってると身体が熱くなって何も考えられなくなっちゃうの・・・
だからリィナ・・・こんな事で慰めるしかなかったんだから・・・
リィナ、お兄ちゃんの事・・・すごく・・・すごく好きなんだから!』
「リィナ・・・お前・・・」
リィナは自分の胸中に渦巻く感情が
決して許される感情ではない事を薄々理解はしていたものの
抱いた感情を消す事など出来ないのだと泣きながら訴え、
着衣が乱れ半裸のままジュドーへと抱き付いた。
彼女の深い深い気持ちを受け止めつつ
ジュドーは無言のまま抱擁し、
「・・・リィナ・・・目を瞑ってご覧・・・」
『・・・?』
腕の中で泣き崩れるリィナの頭を
ジュドーはそっと撫でると静かに屈み、
優しく唇を重ねて愛情を注ぐ。
兄妹として禁断の行為と知りつつも・・・。
『んぅっ・・・』
兄の唇の肉厚が
伝わり、その感触にリィナの目は一瞬大きく見開き、
そして安堵感から再び目を閉じて
ジュドーへ深く、強く抱き付いた。
兄妹とは言えど
リィナの抱く感情は深いものだと知り、
その気持ちに応えてあげようと
ジュドーは唇を重ねたのだ。
――――――――――。
兄妹であるにも関わらず、
ジュドーとリィナはベッドの中で
快楽に溺れる様に絡み合う。
「痛くないか・・・? リィナ・・・」
『う・・・うん・・・平気・・・
お兄ちゃんの・・・
リィナの中でいっぱい動いてるのが分かるの・・・』
華奢な身体がジュドーの腕の中で身悶え、
甘い声を漏らしては抱きついて腕を絡めてくる。
時間を掛けて解してあげたと言えども
リィナの身体はまだ未成熟であり、
幼い身体で受け入れる事は難しいのだ。
だが、リィナはそれでもジュドーを求め、
その気持ちにジュドーも応えたのである。
「リィナっ・・・!リィナ・・・!」
2人の交わりに合わせ
ぎしぎしと軋むベッドの中
リィナは自分の恋焦がれる相手に抱かれる事に喜びを感じ、
兄であるジュドーを何度も求め、
ジュドーもリィナの身体の奥深くへと迸らせては
互いの愛情を確かめ合うように抱擁し合い、
唇を何度も重ね合う。
リィナの未成熟な秘所は一瞬の内に満たされ、
それがこぷこぷと可愛らしい音色を奏でながら
溢れ出し、
それをリィナは指で掬い取っては
その指を唇で愛おしそうに咥えて舐め取る。
『お兄ちゃんの味・・・リィナ・・・ちゃんと覚えるね・・・
お兄ちゃんの味・・・リィナの大好きな味・・・』
――――――――――。
この一件があってからと言うもの、
度々ジュドーとリィナは
互いの身体を重ね合う事があり、
またその行為はアーガマへ乗艦してからも変わりは無かった。
・・・勿論、周囲には秘密ではあったが。
「こ・・・こら、リィナ・・・
こんなところ誰かに見られたらヤバイぞ・・・!?」
『大丈夫だよぉ・・・
それにお兄ちゃん、この艦に乗ってからと言うもの
息抜きが出来ない事が多いでしょう?
だから、リィナがちょっぴり刺激的に息抜きしてあげるの。
ほら、注意する割には・・・お兄ちゃん、こんなにしてるよぉ?』
「ば・・・馬鹿っ・・・
そりゃ、リィナに手で扱かれたり・・・
く・・・口でズボンの上から咥えられれば・・・
無意識にこうなっちまうよ・・・」
リィナの行動は時に大胆な場合があり、
アーガマの中で淫らな行為に及ぶ事もあった。
それは、
艦の中で限られた空間の中で生活をするジュドーの為に、
自分が出来る範囲で献身的にしようとする
リィナの優しさの現われでもあるのだ。
人目に付かないと場所を選んでいるとは言え
艦の中は限られている空間なのだから
万が一と言う事もあり、
ジュドーは気が休まらない。
しかし、ジュドーのそんな気持ちを他所に、
彼の前に跪き
幼い手と口で懸命に奉仕するリィナ。
柔らかい唇の肉厚が
ジュドーを包み込み、
搗き立ての餅の様な熱さと柔らかさを持った
リィナの舌が絡み付く。
「く・・・ぅ!
リィナ・・・そこ・・・すごく・・・いい・・・!」
ぎこちないながらも懸命に奉仕するリィナの感触に
ジュドーは目を閉じながら
駆け巡る快感に腰を小刻みに
リィナの口内へ打ち込んだ。
『いいよ・・・お兄ちゃん・・・
リィナのお口の中に出しても・・・
リィナ・・・お兄ちゃんの味・・・好き・・・』
「リ・・・リィナ・・・!」
――――――――――。
彼女・・・リィナの献身的な行為もあり
ジュドーはアーガマでの空気にも少しずつ慣れ始め出したのだが、
それも束の間、
激しい戦闘が繰り広げられる中で
Zガンダムに乗り込み闘うジュドーは窮地に陥ってしまう。
その窮地を救うべく
コア・ベースで援護するルー・ルカとリィナの2人。
だが、この戦闘の際に
悲劇がジュドーを襲う事に
まだ彼は気付かないでいた。
-終わり-
今回は「機動戦士ガンダムZZ」より
ジュドーの妹、リィナ=アーシタのお話です。
チョイ悪兄貴にしっかり者の妹と言う構図は
中々面白い関係ですネ。
リクエストでメールが届いていたので
ちょっと書いてみようとしたのですが、
リィナの資料が乏しくて
今回は書くのに
時間がとても掛かってしまいました(つД`)
文章もあまり上手く書けなかった気も・・・
リクエストされた作品等、
自分が出来る範囲で資料を集めつつ
書いていますので、
稚拙ながら楽しんで頂けると幸いです。
pc
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