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[1] ■デュエリスト(遊戯王・ブラックマジシャンガール)■
By R
05-30 05:36

今では当たり前のようにゲームショップ店や
雑貨店でも見掛ける事が多い「トレーディングカード」。

その種類は様々で、
ゲームとして遊ぶ事も可能な為に
幅広い年齢層が購入していました。

可愛いものからクリーチャーの様に異形の容姿を持つものまで
カードに描かれているものはそれこそ星の数に上り、
トレーディングカードの特性上
収集欲を刺激される者も多く現れたのです。

そんな中、一人の男性が手に入れた一枚のカード。

それは「遊戯王」と呼ばれる作品の中に登場する
ブラックマジシャンガールと言う名の可愛らしいカードでした。

彼は特にトレーディングカードを必要としていませんでしたが、
カードに描かれていた彼女の可愛らしさに妙に惹かれて
思わず購入し、
家に戻った後にふとソレを眺めます。

「へぇー・・・可愛いキャラクターだなぁ・・・この子は。」

カードを手にしたまま
ソファに寝転がり、そのカードを眺めながら、
彼は
漫画やアニメの様にこのカードから実際に彼女が召喚されたら
とても面白いだろうな、
こんな可愛いキャラクターが自分の前に現れて一緒に過ごせたら
それはそれは素晴らしい刺激になるのではと思った時、
突然カードから強烈な光が放たれました。

「うわっ!なんだコレっ!?」

突然の光に驚く彼は
カードを床に放り投げると、
そのカードを中心に何やら怪しげな魔法陣が浮かび上がり、
魔方陣の中心から一人の少女が姿を現したのです。

『んんーっ・・・いやぁ、やっとカードから出る事が出来ましたー☆
 やっぱり外の世界はいいものですねぇー☆』

目を丸くし、
口を大きく開けたままで腰を抜かしている彼の前に、
カードに描かれた少女と同じ姿の少女が
突然現れ、
床に立つや否や
大きく背伸びをして彼の方へと視線を向けました。

『はぁー・・・そんな驚かないでください、
 ・・・と言っても無理ですよね。
 カードから私を呼び出せると言う事は、
 あなたはどうやらデュエリストの資格を持つ方のようです。』

カードから飛び出して来た彼女は
訳の分らない事を口走り、
彼に説明を行いますが
こんな非現実な事を目の前で見せられては
ただただ、彼は唖然とするしかありません。

カードの少女・・・BMガールが
彼に説明をして理解させるには、
それから約2時間もの時間が必要となりました。

「・・・つまり、君と契約した・・・と言うか、呼び出せる力を持つ者が
 デュエリスト(決闘者)となり、
 同じくデュエリストの資格者と戦えと言う訳なのか。
 カードから召喚させたキャラクターを戦わせ、
 そのキャラクターの強さは
 各デュエリストの精神力に大きさに依存すると言うのか。」

『まぁ、簡単に説明するとそんな感じです。
 キャラクターによっては
 遠距離が得意な者や近距離が得意な者がいますので、
 その特性を良く理解してくださいね。
 あ、因みに負けちゃうと
 呼び出されたカードのキャラクターに
 あなた自身が吸収されちゃうので気を付けてくださいネ☆』

何だかとんでもない事に巻き込まれたな、と、
彼は冷や汗を掻きつつBMガールの言葉に顔を引きつらせ、
この先どうなるのかと不安に駆られたのでした。

「・・・ところで、最後に勝ち残ったらどうなるんだ?
 好きな願いでも叶うのかい?」

『そんな都合の良い事なんて叶いませんよ、
 だけど、この世に存在する
 あらゆるトレーディングカードに描かれたキャラを
 現実のモノとして召喚する事が出来るので、
 上手く使役すれば
 ある意味、何でも願いが叶う事が出来ると言う訳です。
 想像してみて下さい、巨大なドラゴンや魔獣を召喚出来る事を。
 可愛らしい女の子を召喚してハーレムも出来る事を!』

「うぉ・・・なんだか本気で
 スゴイかもしれないと頷いてしまいそうな俺が居る・・・」

妙に力強く力説する彼女に圧倒され、
最後に勝ち残った者に与えられる力に魅力を感じ始める彼でしたが、
やはりこの非現実的な出来事には半信半疑でした。

『それと、これはそのー・・・男性に対して呼び出された女の子は・・・
 デュエリストのモチベーションを高めさせておく為に、
 身も心も男性の為に尽くす決まりがあって・・・
 戦いの無い時は・・・私があなたへ・・・つ・・・つ・・・
 尽くさせてください・・・』

恥ずかしさから頬を真っ赤にする彼女は、
彼にそう伝えると
静かに抱きついて来たのです。

彼女は、男性のデュエリストが女性キャラクターを召喚した場合、
そのキャラクターは誠心誠意を込めて男性へ尽くし、
勝利へのモチベーションを高める事を義務としていると言うのです。

勿論、これは召喚されるキャラクターによって
細かいルールは違うのだとも説明し、
基本的にデュエリストに忠実な僕として仕えると言う事だと告げました。

・・・こうして彼は、
これから先、大きな戦いに巻き込まれ、
激しい死闘を繰り広げる事となるのです。

・・・それからしばらくしたある日。

『んぁ・・・あ・・・! ぁ・・・!
 だ・・・出してくださいっ・・・私の・・・私の中にぃっ・・・!』

バトルが行われない間の
暫しの休息を過ごす彼は、
カードから召喚された彼女・・・BMガールを抱きながら
一時の安らぎを堪能していました。

随分と多くのデュエリストと戦い続けた彼は、
未だ終わりの見えぬこの戦いの中で、
こうして一時の安らぎを得る事がいかに大事なのかを知り
こんな戦いに身を投じていなかった日々が
どれほどまでに平和であったのかを
彼女を抱きながら思いをよぎらせます。

『ひあぁぁっ・・・!あ・・・!
 奥に・・・当たってるよぉ・・・!
 届いてる・・・! 奥に・・・奥にぃ・・・!』

同時に、もし最後に勝利した者が
力を悪用してしまえば
どれほどの災害が起きるのだろうかとさえ不安と恐怖を抱き、
ひょっとして彼女が自分の前に現れたのも
そういう者へ力の付与をさせない為だったのかもしれないとも
思ったのです。

「ッ――――――――――!」

この世に偶然はなく、
あるのは必然だけだと、
どこかの占い師が言った事をぼんやりと思い出しながら
自分の身体の上に跨る彼女へ視線を送り、
滾る欲望を彼女の奥深くへと迸らせました。

強烈な快楽を得た彼女は
そのまま彼の胸に倒れ込むように
前のめりに抱き付き、
そのまま彼の傍へ転がります。

『はぁー・・・はぁ・・・お口にも・・・いっぱい出されたのにぃ・・・
 まだ・・・こんなにいっぱい中に・・・出されちゃったぁ・・・』

恍惚感に身を包まれながら、
満足げな表情を浮かべて
ベッドの上で放心状態気味になりながら抱き付くBMガールの傍で、
彼はこれからの戦いがどうなるのか、
静かに天井を眺めながら
ズボンのポケットに入れてぐしゃぐしゃになったタバコに手を伸ばし、
所々に情けなくシワが入って折れ曲がった
タバコの一本に火をつけ、
大きく吸い込んだのでした。

― 終 ―

ああ・・・今回はエロシーンが
最後にちょっぴりあるだけになってしまいました。

遊戯王のカード等のトレーディングカードは持っていませんが、
このアニメに出てくるBMガールは
(ブラックマジシャンガール)
物凄く可愛いですよね♪

pc
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