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[1] ■豹変(龍虎の拳外伝・藤堂香澄)■
By R
06-24 19:27

父から教わった古武術を多くの人に伝える為に
様々な格闘技の大会に出場したお陰で、
最近は少しずつ認知度が向上してきた「藤堂流古武術」。

私は日夜修行に励むあまり、
普通の女の子に比べて自由な時間がありませんでした。

しかし、それも父の古武術を素晴らしさと強さを証明する為だと思えば
あまり苦にはなりません。

・・・あるキッカケに遭遇するまでは・・・。

父の開いた道場には
今ではそれなりの人数の門下生が集い、
彼等もまた日々鍛錬に明け暮れています。

私も彼等に混ざり、
同じ様に鍛錬に励むのでしたが
ある時、道場に通う
年上の一人の男性に声を掛けられました。

「こんなに可愛いのに、
 武術に明け暮れる毎日だけってのは勿体無いなぁ・・・」

・・・学校へ通い、
女友達こそ普通に居ますが
異性に巡り合うチャンスとは無縁だった私には
彼のその一言は胸を射抜いたのです。

それからと言うもの、
私は彼を思うと胸が張り裂けそうな程に鼓動し、
鍛錬に身が入らない事が増えました。

父に怒られる事も増えましたが、
彼を思うと、こう・・・身体の奥深くから
ジンジンと熱い思いが込み上げてしまい、
いつしか私は
彼を思いながら自慰に耽る事が度々起きてしまう事が・・・・

『はぁっ・・・はぁっ・・・また・・・私・・・こんな事してる・・・
 いけない事なのに・・・でも・・・でも、指が止まらない・・・!
 あの人を思うと、私・・・私・・・身体が火照って・・・んぁぁっ・・・!』

いけない事とは知りつつも
胸の鼓動はそのまま身体の火照りを誘発し、
人気のない場所であれば
胴着を着たままにも関わらす自慰で慰める事もありました。

はしたない女だ、淫乱な女だと思われてしまうかもしれませんが、
彼を思うと股は蜜で潤い、
そして指に絡み付くそれが嬉しそうに弾けるのです。

『染められたい・・・彼の色に・・・』

リズミカルに指は音を奏で、
蜜と指が奏でるその音が私に快楽を与え、
その快楽の海の中で私はどこまでも深く深く溺れます。

こうして、私の彼への思いは日々募り、
もはや自身の気持ちを抑え切れなくなった私は、
遂に意を決して彼に告白を行いました。

彼は当然、私の突然の告白に驚きましたが、
すぐに笑顔を見せてくれて
私を抱き寄せてくれたのです。

その時、彼の抱擁だけで股を濡らした感触を味わった私は、
彼が喜ぶのであれば
全て受け止めようと心に誓ったのでした。

・・・それから数ヵ月が経過する頃には
互いに好き合い思い合う仲は深いところまで進展し、
今では互いの身体を重ね合う事も多くある仲にまでなっています。

勿論、心に誓った
彼の喜ぶ事なら全て受け入れると言う気持ちは
今でも変わらずに。

「さぁ、今日はお互い時間もあるし・・・【楽しもう】か・・・?」

『・・・は・・・はい・・・』

互いの時間に余裕があれば、
私達は快楽を共有する事が今では楽しみの一つとなり、
その際には様々な事を行う事もありました。

彼も男性なのですから、
普段とは違った行為を求める事もあり、
私はそれに従い、奉仕する事も。

その逆も然り・・・ですが。

・・・例えば、
スクール水着と呼ばれるモノとオーバーニーソックスを着用して
彼に口淫奉仕を行った際には、
私のその姿に大変喜んでくれます。

そしてその際に、
彼は決まって言う言葉があるのです。

「いいかい香澄ちゃん、名札は必ずわざと下手糞な字で、
 そして平仮名で書くんだよ?【かすみ】ってね。」

どうやらそれは、
スクール水着+オーバーニーソックスと言う組み合わせを
完璧にさせる為には非常に重要なファクターだという事だろ言うのでした。

私は、それが余程重要な事なのだろうと、
私は彼の言う通りにわざと下手糞な字で名札へ「かすみ」と書いて
彼と共に楽しむのです。

また、スクール水着等のコスプレだけでなく、
他に様々なコスプレで彼と楽しむ事もあります。

アニメやゲームに登場するキャラクターのコスプレ・・・

所謂「二次元系美少女」の衣装を着て、
彼と楽しい一時を過ごしてみたり。

魔法少女だったり、水着みたいな鎧を着たままだったりと、
バリエーションは豊かな為、
彼の意外な一面を垣間見る事が出来ます。

勿論コスプレだけではありません、
場合によっては野外で楽しむ事も・・・

道場にはまだ門下生の方々が鍛錬しているにも関わらず、
道場の裏手で彼に口淫奉仕を行う事もあれば、
ショーツを履かせられずに鍛錬を行わされると言う変態的な事も
何度かありました。

ショーツを履かずに鍛錬した際には
本当に心臓が止まる思いでいっぱいになり、
もしそんな事がバレてしまえば
大変な事になってしまうのです。

にも関わらず、
内心、感じている自分が居たりと、
私は段々と淫乱な女へと豹変していくのが実感するのでした・・・。

そして今回も
彼は私に何かを行うのでしょうし、
それを期待する私には
普段門下生達に見せる真面目な武術家の姿は
そこにありません。

「さぁ・・・香澄・・・今日はこの首輪をつけて
 この道場で可愛がってあげるよ・・・
 ほら、【わんっ】と、子犬の様に鳴いてご覧・・・」

道場の休みで父も門下生も誰もいない中、
彼が用意した首輪・・・

いつもの胴着を着た私の首にはめられたソレが、
ジャラジャラと鳴る。

彼が言わずとも
私は彼の前に四つん這いになり、
小さく、恥ずかしそうに鳴く。

『わ・・・わんっ・・・』

私の鳴き声に
彼の股間がみるみる内に膨らむのが見え、
私はその光景に股を濡らす・・・

彼と私が付き合っていると言う事は
周知の事実として知られてはいるものの、
この様な変態プレイで互いに快楽を求め合うと言う事は
誰にも想像出来ない事であり、
私達の秘密でもあるのです。

そんな変態プレイは
これからも続けられ、
密かに楽しみ合うのでした。

『わんっ・・・わ・・・わんっ・・・』





― 終 ―





今回は龍虎の拳やKOF等でお馴染みの
藤堂香澄の物語です。

藤堂香澄もかなり可愛らしいキャラクターなのですが、
イマイチ人気がありません。

密かに好きだと言うファンの方の為に
稚拙ながら今回は物語を考えてみました(´▽`)

当HPは文章のみで構成されている為
物語を彷彿させる類のイラストはありませんので、
各物語の雰囲気を描いたイラストを無償で寄贈して頂ける奇特な方は大歓迎です。

いつでもお待ちしております(つД`)

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