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[1] ■お嬢様風コスプレ（鉄拳・リリ）■
By R 
12-31 20:23
コミケに参加する大勢のコスプレイヤーの中に、
一際目立つ美少女がいた。
歳は恐らく17〜8位であろう。
彼女はアーケードゲームで絶賛稼働中の「鉄拳」シリーズに登場する
「リリ」と言うお嬢様のコスプレに扮し、
多くのカメコ達に囲まれては笑顔を振り撒いていた。
コスプレ姿としては
そこまで奇抜な格好ではないのだが、
彼女のプロポーションと
どこか怪しく漂う色香がカメコ達を、
ギャラリーを虜にし、
結果、彼女の周囲は大勢の男性が群がっていると言う構図が
完成していたのである。
ジャンルが格闘ゲームである為、
男性達の中には
ゲームの中の彼女が華麗に立ち回りコンボを叩き込む様子や
逆に技を受けて
恥ずかしい格好でモニターの前に晒される様子を思い出す者も当然居た。
今時の格闘ゲームは
非常に美麗なCGで描かれ、
それがリアルタイムで動くのだから、
2Dのドット絵とはまた違った
卑猥な妄想も掻き立てられるのだ。
勿論、2Dのドット絵ならではのグラフィックも
卑猥な妄想を掻き立て、
興奮させてくるのは言うまでもない。
カメコ達に囲まれている彼女が着用するコスチュームから伸びる
美しい生足が実に魅力的であり、
サービス精神が旺盛なのか
はたまた無防備なだけなのか、
惜し気もなく生足を彼等の前で披露しては
ゲーム中の技を再現してくれるという一面も見受けられた。
そのお陰でカメコ達やギャラリーからの評判もあれよあれよと言う間に上昇し、
この寒い季節にも関わらず
彼女の周囲は熱気と声援で寒さを吹き飛ばす程の勢いである。
勿論僕もそんな彼女の不思議な色香に虜にされた1人で、
彼女の微笑やポージングに胸を高鳴らせては
夢中でカメラのファインダーを覗き込み、
失礼ながら
あらぬ妄想を浮かべてしまっていた。
美しい彼女の唇が
僕の為に尽くす姿…
そう、欲望に満ちた下半身の昂ぶりを
彼女が優しく唇で包み込む姿を…
跪き、小さな唇で包み込み、
そして柔らかくねっとりと絡み付くであろう舌、
溢れてくる唾液と共に
僕の昂ぶりをどこまで溶かし尽くしてくれる様子…
恍惚感と快楽に包まれた中で
きっと僕は何度も喘ぎ、
そして彼女の口内へ欲望の塊をあっと言う間に吐き出す事だろう。
妄想を抱きながら撮影している事は
誰にも知られる事はないが、
そう言う卑猥な想いを抱きながら撮影に望む者は
僕だけでない筈だ。
妄想の中でとは言えど
彼女に奉仕してもらう事に、
彼女を蹂躙する事に、
彼女を征服する事に、
己自身を昂ぶらせ、欲望を吐き出す事を
誰しも抱く事だろう。
僅か数分の間の妄想。
それがまるで一時間、二時間、
いや、もっと長い時間にも感じられる。
こうしてファインダーを覗き、
撮影するまでの僅かな刹那でさえ
こうして妄想する時間が果てしなく長く、
そして陶酔出来ているのだから。
そんな卑猥な妄想を抱くにつれ
下半身は常に火照る事となり、
気付いた頃には
先走りと言う欲望の迸りの第一波が滲み出していた。
今実際に迸らせる事が出来れば
どれだけ快感か。
しかしながらここはコミケ会場であり
こんな大勢の参加者達の中で自慰行為に及ぶなど
とんでもない行為でもあるし、
そもそもそんな行為に及ぶほど「変質者」ではない。
だが、トイレとなれば話は別だ。
誰にも邪魔されず
誰にも悟られる事のない
独特の雰囲気を持つ空間。
もっとも、これだけの参加者で賑わうコミケ会場のトイレともなれば
常に混雑は免れないのだから、
自慰行為に及ぶという事は
それだけで異端でもあり迷惑この上ない行為ではあるのだが…。
コミケのルール、マナーと言う物を頭では理解してはいるものの
既に下半身が快楽を求め欲望の解放を訴えている。
…結果、
僕は彼女の撮影時間が終了した後
真っ先にトイレへと駆け込んだ。
勿論、彼女の姿を眼に焼き付けたまま。
彼女の美しい顔立ち、
美しい肌の色、
美麗な生足。
そして純白のコスチューム。
撮影中にほんの僅かだけど垣間見た
純白のショーツ。
行為に耽るには充分すぎるの「オカズ」である。
加えて行為に及ぶまでの間
十二分に焦らされた焦燥感が
欲望の昂ぶりをどこまでも向上させていたのだから。
幸いトイレの個室は偶然にも数個空いており、
僕はその内の一つに素早く入り込んで
窮屈そうにズボンの中で脈動して暴れていた肉棒を取り出し、
眼に焼き付けた彼女を思い描きながら
卑猥な妄想と重ね合わせ、
快楽に陶酔し、自慰に耽る。
…射精に至るには僅か数分で充分だった。
しかし、その数分が
非常に心地良く、
また長い時間に感じられた。
数分の間、
僕は彼女を何度も感じ取れた、
そんな気がした。
勿論そんなものは錯覚だが
妄想の中での快楽はどこまでも甘美で
そして陶酔出来るのだ。
それを現す様に
目の前の便器には大量の迸りが付着し、
床へ向けてねっとりと糸を引く様は
僕の欲望の卑猥さを物語っている様に見えた。
大勢の参加者で賑わうコミケ会場での背徳行為。
きっと
そんな行為に及んだ者は
僕だけではないのだろう…
コミケ、
それは二次元も三次元も
オカズの宝庫なのだ。
― 終 ―
…コミケでのトンデモ話を元に
男性がコスプレイヤーをオカズに
トイレでハァハァするというネタを
今回は書いてみました。
ついでに、
同人のネタでは殆どないであろう
格闘ゲーム「鉄拳」のお嬢様キャラ「リリ」を題材に扱ってみました。
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