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[1] ■失われた神聖-前編(夢幻戦士ヴァリス・麻生優子)■
By R
11-24 19:05
極普通の女子高生として日々を過ごす麻生優子は
ある日、
夢幻界・ヴァニティの女王ヴァリアと呼ばれる者によって
ヴァリスの戦士と呼ばれる選ばれし者へ指名される。

ヴァリアが彼女へ命じた事、
それは夢幻界・ヴェカンティの支配者ログレスと四人の配下を打ち倒し、
彼等が持つ5つのファンタズム・ジュエリーを取り戻す事である。

ヴァリスの戦士へ選ばれたこの時から
平和で極普通の生活を送る優子の生活は一変し、
彼女は数奇な運命の歯車と共に戦火の中へと巻き込まれていく。

彼女は突如降り注いだ信じ難い出来事に戸惑いを感じながらも
自らに与えられた力を使い、
夢幻界での戦いに身を投じるのだった。

与えられた鎧はまるで羽毛の様に軽く、
そして秘めた力の加護によって
あらゆる攻撃のダメージを激減させる
フォースフィールド状のシールドを展開させて
優子の体を護り、
携えた剣は自らの精神の強さと信念の強さに比例して
強大な敵をも打ち倒せる力を秘めていた。

しかし、いかに強力な力を持つとは言えども、
彼女一人では
押し寄せる敵を倒す事は並大抵ではない。

そして押し寄せる敵の中には
ログレスによってヴェカンティの戦士とされた
級友「麗子」の姿もあった・・・。

挫けそうになる事を幾度も感じつつも
その度に彼女は立ち上がってログレスの下へと向う。

級友の死をも乗り越えて。

・・・4つ目のファンタズム・ジュエルを手にし、
残る一つを取り返す為に
優子はログレスの居城へ遂に到達する。

ログレスとの死闘は過酷を極め、
その戦いの衝撃は城の石畳を悉く抉り、
頑強な柱を幾つも崩壊させた。

崩れ行くログレスの居城の中で、
尚も二人は戦いを続けていく。

「さすが選ばれしヴァリスの戦士、
 秘めたるその力を自在に使いこなす貴様は
 そう簡単には倒れぬかッ!
 しかし・・・ッ!」

このまま永遠に戦いの決着が付かぬかと思われた時、
ログレスが優子の前に盾として召喚した者の姿に虚を突かれてしまう。

『あ・・・!?
 れ・・・麗子・・・ッ!?』

ログレスの前に盾として召喚されたのは、
級友麗子の亡骸であった。

その光景を目にし、
ログレスへの攻撃の手が緩んだ瞬間
優子はログレスによって致命的な一撃を喰らい、
遥か後方の石壁へと叩きつけられた。

「フハハッ!所詮中身は小娘・・・!
 たかだか一人の友人の亡骸程度に動揺し、
 自ら攻撃の手を緩めて隙を見せるとはッ!
 最早貴様に勝機はない、覚悟するがいい。
 ・・・が、ここまで余を追い詰めたのは貴様が始めて。
 それなりの礼を弾まねばな・・・!
 友の下へと行かせる前に、
 その体、余が貰い受けるッ・・・!」

『うぁ・・・あ・・・』

意識を失いかけ朦朧とする優子の首を
ログレスは片手で無造作に持上げ、
勝利の確信に笑みを浮かべる。

息苦しさからログレスの腕を
優子は両手で掴んでもがき、
懸命に抵抗を試みるが、
最早満身創痍の優子の力とログレスの力の差は
圧倒的である。

「無駄な抵抗をまだ続けるか、ヴァリスの戦士よ?
 満身創痍となって無様な姿を晒す貴様が余に挑む行為は、
 貴様の世界で言う、蟷螂の斧に等しい。」

『ログ・・・レス・・・!』

か細く放たれた言葉を最後に、
優子はそのまま意識を失い
荒れ果てた石畳の上に無造作に落とされた。

そして、傍らにあった
彼女の剣を叩き折ったのだった。

−後編へ続きます−

・・・ゲームの名前や画像等は知っているものの、
古いゲーム故に
実際に自分が全く触れてない作品なので
ちょっとまとめる事が出来ませんでした。

そこで、エロシーン(笑)は
後編にて書きますw

前置きいらなーいと言う方は、
後編から呼んでも問題ないですヨ!

遊べるのであれば、
一度は遊んでみたいゲームでもあります。
pc
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