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「123 ゆるやかな自壊」
なずな

ゆるやかに、自壊してゆく。

近年、秋冬は私の敵だとわかってきた。
体調不良・失恋・人間関係の不調・病気・精神的落ち込みと超ハイテンション…。
大人の体を手に入れた代償らしいが、こんなの誰も頼んでない。

















かゆい。
かゆいのだ。堪えきれない。
かさぶたからこのかゆさが生まれている気がする。
だから新しいかさぶたもはがす。
地肌のかさぶただってはがす。

そうやって傷を復活させておいて、お風呂ではやさしく洗いあげ、クリームで丁寧に保湿したりするのだから。


「だって、痛いのもグロいのも嫌いだから、傷は見たくないの。」

「会うときまでには治したいの。」

どの口が。


今だって言葉で自分えぐって、傷つけて、余計に表面をこわしてゆく。


『大人ぶったって、単純に出来てるんだから原始的欲求には勝てないんだよ。
ほら、皮膚の不快感は本能的に排除したくなるものじゃないか。』

何を専門家ぶって。





自意識過剰って叩かれたりしてね。
あでもまだマシか。
読めなかった人に叩かれるよりは。

嫌いな種類が増えたのよ最近。


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