07/07 21:17
「172 パンプスがこわれた話」
なずな
今日も東京は雨。
昼にシャンプーした髪を、おらおらっとマイクロファイバーのタオルで拭き乾かした。
夕方には出かけなきゃ。
さて身支度を整える前に、
昨日の雨でびちょびちょにしてしまったパンプスを改めてよく検分しよう、として、固まった。
傷だらけだとは思ってたわかってた。
まさか穴だらけだったなんて。
靴底のプラスチックが無残にも削れ、えぐれた骸が変形して残る。
靴裏のビスもむき出しになっていて、ははぁこのせいで安定が悪かったのかと納得はしたものの。
はっきり言おう。
これは、醜い。
醜悪な物体だ。
一度そう感じた物は、もう身につけて歩くことはできない。
ルーズな私にも有る線引、残された潔癖性。
今夜ネットで目星をつけていたのを注文する口実、とも言う。
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