05/30 02:02
「193 からだの重み」
なずな
今朝だったか、昨日の朝だったか。
目が覚めてすこしごろごろして、
なにげなく起き上がったとき、
ふいに〈知っている重み〉を感じてたじろいだ。
自重ではなく。
昔つきあってたひとと添い寝したときに感じていた重みそのままの重さ。
寝起きゆえ、身体の感覚がくるって、記憶から引っ張り出してしまったらしい。
記憶のかけらって、脳に封印できるようなものじゃないんだ。という残酷な気づき。
かけらにも色んな紐づけがなされていて、油断してると色んなところからお取り寄せされちゃうんだ。
頭ではもう忘れるって決めたことを、まざまざと。
ほんと、わたしが確かに〈知っている重み〉と寸分違わぬ、ひとのからだの重み。
まあ、もう確かめられないけどさ。
人間って、やっぱり生身の生き物で、泥臭いんだなって、そういうこと忘れちゃいけないんだなって、染み入った。
なずな
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