08/07 02:18

「216 自己観測」
なずな

遥か昔、ガラケーのみぎりより、
送受信メールを転送保存している。

さっきふと思い出して読み返したメールは、
こわがりで、怒れなくて悲しむばかりの自分からとある相手へ送ったものだった。

当時心のなかで思っていたことをまるで書いてない。
ただただ、身動きの取れない、疲れたわたしだった。

きっと、よれよれ。
よくぞ生きてたなあ。

9年前のじぶん。おつかれさん。


でもさ、その前後の送受信メールを読むと、今のわたしがあの状況に放り込まれても絶対おんなじ結果を選ぶのよね。
すこし動けるようになったぶんアプローチは変わるのかもしれないが。

9年前のじぶん、ありがとう。
あなたは間違ってない。


紆余曲折には見えるけれど、きっとわたしは最短ルートを進んできた。

もう少し先へ進んでから振り返ったら、さらにまっすぐな道のりに見えるのだろう、か?



選べた選択肢を惜しむことはしないけど
その都度導きだした結論がいまも変わっていないかどうか、自分に問う作業は続けたい。

核は変容していないか、
つまり、なにが大切なのか?の自己認識の不変を示したい。

尺度はじぶん自身で持っとくのだ。
度量衡は国家の礎なり。

ひとのふんどしで相撲は取らない。
じぶんの物差しでじぶんを測る。


2020夏

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