02/24 18:07
「57 言い聞かせる言葉」
なずな
しばらく前に居た彼らも、
同じ服を身に付け、
坂上って、挨拶して、板書写して、
つっぷして寝て、
シュート決めたり外したり、
友達とばか騒ぎする、
そういう生活してたのかと思うと、
私が、ここに居られる資格を得て、そういうような生活をしてきたことってすごいことだ。
ていうか、そうだ、
同じ風物を見ているんだ。
時間差なんて問題じゃあない。
腐れた壁の破片
角の取れた階段
灰色の油絵
継ぎ接ぎだらけの廊下
ほこりの積もった剥製
至るところめくれてるプール
大きな南京錠
得点板もあったのかな
さびた倉庫いつからさびてたのか
少なくとも桜と楓は眺めただろう
風車だって一度は
こう考えてみれば、わざわざお手紙なんて書かなくても充分だ。
私は、ここに居るだけでたくさん受け取って、たくさん共有してるんだ。
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