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[1] Eternal Story(web漫画)
By TUINDAYO
気ままに書いていきます。

不定期更新です。

日記掲示板でも更新中。

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[返信] [編集]2017 05-12 09:16 [Android]

[78] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーー


レイン
「できたああー!!」


マーサル
「俺からすればまだまだってところだけどな

ま、この短期間でよくやったな」


レイン
「これで僕も戦えるの!?」


マーサル
「そいつはお前の使い方次第だ

さてと、とりあえずメシだメシ!」


レイン
「おー!」


ーーーーーーーーーーーーーー


レイン
「ファープ、食った食ったー」


マーサル
「スナンタウン特製ナメク汁、結構いけるだろ?」


レイン
「美味しかったー!

何が入ってるの?」


マーサル
「うむうむ

大ナメクジの体液にオーガ種の血を少々それにマンイーターの葉を磨り潰しておまけにオーガの体毛を味付けにだな...」


レイン
「ヴェーーーーー!

聞くんじゃなかった..」


マーサル
「なんにせよ食べられるってのは幸せなことだ、不本意だがモンスターにも感謝しなきゃな」


レイン
「えーー..倒すのに?」


マーサル
「そいつは言わない約束だ

さっ、早いとこ寝るぞ」


レイン
「ねえ、まさる」


マーサル
「ん〜?なんだよ」


レイン
「復讐しようとか...思わないの?」


マーサル
「はあ?」


レイン
「目の前で自分のお姉さんが酷いことされたんだよ?

たった一人のお姉さんなんでしょ?

ティールさんが同じことされたら

絶対に許せないよ...」


マーサル
「なんだ...その事か」


レイン
「ずっとエマラさんを追いかけてきたのに

...悔しくないの!?」


マーサル
「ふーー...。


レイン、そこに座れ」


レイン
「うん..」


マーサル
「少し昔話をするか...

俺がまだお前よりもっと小さかった頃だ」


ーーーーーーーーーーーーーー


マーサル
「おぉー!

かっこいーなあ!」


エマラ
「なあに?またその絵本?」


マーサル
「絵本じゃないよ!

冒険者が世界を救う物語なんだ!」


エマラ
「冒険者...?

勇者様じゃないの?」


マーサル
「ばっかだなー姉ちゃん!

勇者なんてもう古いよ

時代は冒険者を求めてるのだー!」


エマラ
「ウフフ

なーに?マーサルは冒険者になりたいの?」


マーサル
「なるよ!

こんな窮屈な町、いつか抜け出してやるんだ!

あ、姉ちゃんは荷物持ちね!」


エマラ
「え〜」





あの頃の俺には夢があった

偉大な冒険者になる夢だ

小さかったオレだが、夢だけは大きかった

そんな夢見る少年マーサルに

ラプトは小さな牢獄でしかなかった

そしてあの事件が起きた







マーサル
「母ちゃん...姉ちゃんは絶対に見つけだす!」


マーサ
「...裏に村の外へ出る道があるわ

頼んだよ、マーサル」


マーサル
(これで...俺は冒険者になれる!)


ーーーーーーーーーーーーー


マーサル
「そう、口ではああ言ったが

姉の身よりもラプトから出られることが何より嬉しかったんだ

俺は...心の中では姉のことなんて考えちゃいなかったんだ

ただラプトに出るきっかけをくれただけの存在だと...

へっ...残酷なもんさ

そう思うだろ?」


レイン
「...」


マーサル
「お前達に会うまで、俺は姉ちゃんを連れた奴等をずっとつけていた

途中で邪魔は入ったが、どうにか間に合った

だがそれは所詮義務でしかなかったんだ

母親との約束...ただそれだけが俺をここへ連れ戻した

俺はこんな気持ちで姉ちゃんに会うべきじゃなかったのかもしれねえ

後悔すらなかったんだからな」


レイン
「まさるはそんなやつじゃないよ」


マーサル
「!

.....だといいな

もういいだろ、寝るぞ」


ーーーーーーーーーーーーーー


グルンガ
「おい、さっさと寝ろ」


エレナ
「ご本よんで」


グルンガ
「この俺に本を読めだと?

ふざけるな」


エレナ
「じゃー寝ないもん」


グルンガ
「...」
(小娘にまた封印されるかもしれん)


グルンガ
「ちっ、仕方な...」


リッカ
(あらあら..)


グルンガ
「!

甘ったれるなこの...!」


エレナ
「スーー...スーー...」


グルンガ
「ぐぐぐ...」


ーーーーーーーーーーーーー


ルーデル
「サンちゃん、居ます?」


サン
「ム?

おーいここっすここっすー」


ルーデル
「えっと...何してるの?」


サン
「ゴミ箱に座ったらはまっちゃったっす

たすけてっ」


ルーデル
「...お邪魔しました」バタン


サン
「えっ」


ーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2020 09-18 23:51 [Android]

[77] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーー


アッシュ
「元気だったかあ!みんな!」


エリオ
「急に居なくなったと思えば..

先に帰っていたのか」


アッシュ
「にひー!」


ツキ
「アンタってなんというか

自由すぎよ!このばか!くのくのー!」グリグリ


アッシュ
「ははーわりわり!」


バロンズ
「いつ戻ったのだ?」


アッシュ
「ンーー..( -_・)

半年くらい前だったかな!」


バロンズ
「では、キースの件にも気づいていたという事だな?」


アッシュ
「おー!

おいら、帰ってきたんだけんど

若様に追い出されっちまって!

かなわんね!」


バロンズ
「仮にも我が親衛隊ともあろう者がなんたることか!」


アッシュ
「へへ...

おいら若様にゃ頭下がんねかんな」


エリオ
「まったくお前は

アッシュにも夕飯を..」


マエストロ
「既にご用意しております」


エリオ
「あなた本当に何者なんです..」


アッシュ
「んめー!

んでんで!

若様はどこいったー(゜Д゜≡゜Д゜)?」


ーーーーーーーーーーーーー


バロンズ
「....という訳だ」


アッシュ
「そかそか...

若様も様子が変だったからなー」


バロンズ
「変とはどういうことだ?」


アッシュ
「おいらたちが旅に出てからよー

もう四年は経ってただろー

その頃と半年前じゃー、まるで人が変わったみてーだったぞー?」


エリオ
「四年もあれば男は変わるものだ

特に坊っちゃんくらいの年齢はな( ´,_ゝ`)フッ」


ツキ
「そういうこと言ってんじゃないのー...もう

その間に何かあったみたいね。」


バロンズ
「...ピエトロをここに」


マエストロ
「既にここに」


エリオ
「予知かなにかか...?」


ツキ
「あらーー

トロっぴも随分老けたわね?

元からおじいちゃんだったけど」


ピエトロ
「は、はぁ...」


マエストロ
「さあ、早く話せ弟よ」


ピエトロ
「キース様が変わったのは主らが旅に出たすぐのことです..

初めは二人や三人ほどが出入りするようになりましたが

一月もすればその数は20にものぼっておりました

その頃から私はある夢を見るようになっていました」


バロンズ
「夢?」


ピエトロ
「は、はい。。

ぐるぐるとした光景がただひたすらに広がる夢でした...それからのことは記憶がなく..。」


エリオ
「睡眠中になにかを仕掛けられたようだな」


バロンズ
「聞いたことがある

聖地ザインを抜けた更に奥地に不思議な力を用いる村があると」


ツキ
「じゃ、そこに行ってみればいいのねー

なにか手がかりが残ってるかも」


アッシュ
「若様を諦めるなんてできないぞ!」


バロンズ
「汚点を放っておくわけにもいかんか...

明日、皆で向かってくれ」


エリオ
「了解!」



ーーーーーーーーーーーーーー


マーサル
「............」


レイン
「............」


マーサル
「.......オイ」


レイン
「............」


スッ...


マーサル
「アーーーーー!

おまえレインなに寝てんだコラ!しっかり集中しろー!」


レイン
「でへ...ばれちった」


マーサル
「ったく..

残り二日しかねーんだ

そんなじゃ習得できそうにねーぞ」


レイン
「だーってこれむちゃくちゃ難しいんだもん!

見本も見せてくんないしさ!」


マーサル
「だーから言ったろうが

パーフェクトな俺でもこれだけは使えないんだよ

でもなきゃお前にやるもんか」フン


レイン
「集中集中」


マーサル
「聞けよ!」


ーーーーーーーーーーーーーー


ルーデル
「あっおかえりなさい

リッカちゃん」


リッカ
「お勉強でもしてるの?」


ルーデル
「あ、あの。これはね

『植物大図鑑』って言うの

私ね、色々なことを調べるのが好きなの」


リッカ
「へー...」


サン
「あーーーーー!暇っす暇っすー!ドーン参上!なんちて!ちゃっす二人とも!オイラが遊びにきたっスよー嬉しいっスかー!?!?(。>ω<)ノ!....ハッ!」ブキュッ


リッカ
「やかましい!」フミフミグリグリ


サン
「ううっとんだ歓迎っスね...」


ルーデル
「サンちゃん、エレナちゃんが起きちゃいますよ?」


サン
「ホワッ」


エレナ
「....Zzz」


リッカ
「ほんとおかしなモンスターだわこいつ...」


ーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2020 09-18 23:49 [Android]

[76] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーー


マーサル
「さーーって!

朝飯だレイン!起きろ!」



レイン
「ま、まさる...」ガクガク



マーサル
「なんだ起きてたのか

どうした手ぇ震わせて」



レイン
「動けない...」



マーサル
「だー!!

起きなきゃオレ流マッサージだぞ!」



レイン
「ゲッ!!!

起きる起きる!」ガバッ!



マーサル
「なんだよ、嫌なのか?」



レイン
「あんなの二度とごめんだよ!」



マーサル
「よく効くのにもったいねえー

いいか、昨日は栄養食を出したが本来の野宿飯は現地調達が基本だ

というわけで...朝昼夕飯とってこい!これまた修行の一つだ!」



レイン
「ええー!

こんなところに食べものあるわけないじゃん!」



マーサル
「ないところから探すのが冒険者の基本だゾ」



レイン
「冒険者じゃないもん!」



マーサル
「ほら口より足動かせ!

俺は二度寝する!おやすみ!」



レイン
「ぐうたらめ...」



ーーーーーーーーーーーー



レイン
「こんなところに食べ物なんてあるはずないのになー


あった...。実かな?でも..」



レイン
「あんな崖の途中で生えてちゃとれないや。。参ったな(_ _,)」



「どいたどいたー!」



レイン
「ン!?」



「よっ!ほっ!せいっ!」トットットッ



レイン
「!!」
(す、すごい

崖の突起物を利用して

しかもあんなに身軽に!)



「ほーっ

こいつはいいや、全部とっちまおう」ブチブチ



レイン
「ねーねー!!」



「ん?」



レイン
「ちょっと分けてくんないかなー!!」



「なんだってー?聞き取りづれーな!待ってろい!」トットットッ



「なんだい、おいらに用かよ銀髪の兄ちゃん」



レイン
「その実、少し分けてほしいんだ」



「むむっ

おまえ、とれなかったのか?

とろくさいやつだなあ

まあいいや、ほら」ポイッ



レイン
「ありがとう!えっと..」



「おいらはアッシュっつーてよ

ここいらは庭みてーなもんだい」



レイン
「僕はレイン、よろしく!」
(近くで見ると、随分小さい人だな)



アッシュ
「むっ!

いま小さい奴だなとか思っただろい?」



レイン
「うん」



アッシュ
「正直なやつだなあ!

だがよ!

おいらはこう見えても立派な大人なのさ!」



レイン
「へー...庭って言ってたけどさ、このあたりに住んでるの?」



アッシュ
「家はラプトにある!

一番でかいところだあ

また遊びにこい!レイン!」



ーーーーーーーーーーーー



マーサル
「おっ、戻ったか」



レイン
「はいコレ」



マーサル
「んん〜〜?

こりゃまた珍しいモン見つけてきたな

こいつはいまの時期にしかならねえランプの実だ

一粒500ビルドは下らねえ」



レイン
「ひ、一粒500..!」
(なんだか悪いことしたな..)



マーサル
「しゃーねえ!お前が見つけてきたんだ、今後の旅賃として俺が全部買い取ってやる!

飯はナメクジだ!」



レイン
「えー...嬉しいような嬉しくないような」



マーサル
(しっかしこの実は険しい崖にのみ成るはず...それをレインが?

いや、こいつじゃまだ無理だ

だとすると..)



マーサル
「ふーーーーむ。


まっ、いいか」



レイン
「オエッ!」



ーーーーーーーーーーーー



ツキ
「は〜

疲れとれるわぁ〜」



エリオ
「長かったな」



ツキ
「待たせたわね

主も、ごめんね〜?」



バロンズ
「はぁ...いいから座りなさい

食べながら話すとしよう」



エリオ
「キース様を追い、ドロセアまで足を運びましたが

異様な数のモンスターに出くわしました」



バロンズ
「あの辺りか

モンスターなどそう多くは居ないはずだが」



ツキ
「おまけにおかしな種も混じってたわね

しかし美味いわねこれ。。」



エリオ
「人為的な物と考えるべきでしょう

とはいってもあれほどの魔物を連れてくるには個人の力ではありえません」



バロンズ
「キースがドロセアに逃げた以上、あやつらが関わっているのであろう」



エリオ
「...破壊の神ゾンを崇める異教徒」



ツキ
「うっそ!

まだそんなの信じてるやついるんだー

えっと?たしか名前は」



バロンズ
「ネオゾン教徒か」



エリオ
「はい、恐らくは

奴らが何をするか分からない

これ以上の追跡は困難と判断しました。申し訳ありません」



バロンズ
「いや、良い判断だ

ワシとしてもあ奴らに関わるのは避けたいからな」



エリオ
「では、キース様は...」



バロンズ
「諦めるより他はない」



ツキ
「やっぱそうなるわよねー...ねえこれ美味しくない?」



「なんだいなんだい!

皆して暗い顔してら!

飯がまずくなんぞ!」



エリオ
「!お前...

アッシュ!」



ーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2020 06-19 12:07 [Android]

[75] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーー


レイン
「がーっ!!

づがれだ〜〜」


マーサル
「結構持ったじゃないか

さては2年間体力作りを..「全くしてない!」


マーサル
「そ、そうか...」


レイン
「もう動けないよ〜!」


マーサル
「ふっ、このマーサル様がとっておきの料理を作ってやろう!」


レイン
「え!」
(もしかしてドレイク風シチュー!?)


ーーーーー1時間後ーーーーー


マーサル
「ほれ、食え」ムグムグ


レイン
「あのー...つかぬことをお聞きしますが」


マーサル
「?」


レイン
「この物体は何でしょうか...」


マーサル
「見りゃわかるだろ

オレ特製ナメクジかけごはんだ」


レイン
「ぼくかえる」ガシッ


マーサル
「フフフ待て待て

これはれっきとした栄養食だ」ニコー


レイン
「うっ...」


マーサル
「真面目な話、体の疲労にはこいつが一番だ

俺もこいつのおかげで強くなったんだぜ」


レイン
「これで強く」


マーサル
「うむ

ま、この程度乗り越えられねえ奴が人を助けようなんて無理な話だよな〜

食えないならしょうがないこいつは俺が..」


レイン
「うおおお!!」パクパクパクー!


マーサル
「お、おいおいそんなペースじゃ」


レイン
「全部食べてやるぅ〜!」


マーサル
(お前には才能がある

負けず嫌いってやつが)


レイン
「ゲボオエッ!!!!」


マーサル
(いきすぎだけどな..)


ーーーーーー夜中ーーーーーー


マーサル
「起きてるかレイン」


レイン
「ん〜?なにさ」


マーサル
「空。見てみろよ」


レイン
「なになに..

おわあ〜!」


マーサル
「綺麗な星たちだ

ラプトはな、天体観測の町なんだ

夜にはこうして星を見つめるのが一番だ」


レイン
「良い町だね」


マーサル
「ああ

なあレインよう

どうしてバスカルを出た?

お前は親父さんの鍛冶屋を継ぐもんだと思ってたぜ」


レイン
「........」


マーサル
「話したくなけりゃ別によ..」


レイン
「(-.-)Zzz・・・・」


マーサル
「フ..変わらねえなあ

この町もお前も..」
(姉ちゃんによく聞かされたっけな

星の事...)


ーーーーーーーーーーーーーー


『なあ姉ちゃん

星なら家からでも見えんだろ

なんでわざわざこんなとこまで』


『黙ってついてくる!

キースくん、はぐれちゃダメよ』


『う、うん』


『ふんだ!キースばっかり..』


『何か言った?』


『べっつに』


『着いたわよ

ほら、二人とも寝転んで』


『!!』


『へー、結構綺麗じゃん』


『ここからだとよく見えるのよ

ね、綺麗でしょ?キースくん』


『あ...う、うん

その...すごく綺麗...』


『?』


『よーっし!キース!

町まで競争だ!負けたらまきわり交代な!』


『へっ!まっまってよマーくん!』


『もう..しょうがないんだから』



ーーーーーーーーーーーーーー


マーサル
「(-.-)Zzz・・・・」


レイン
「......」
(ごめんマーサル

いつかちゃんと話すから..)


ーーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2020 06-02 10:57 [Android]

[74] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーー

ラプトの中心部から大きく離れた山岳地帯

戦いの跡が残る場所に二人はいた


マーサル
「このあたりだな」


レイン
「...荒れてるね」


マーサル
「聖戦を生き抜いた伝説の剣神

フェルメテスの修行場だ

環境としてはこれくらいがいい

時間もないしな」


地面はところどころ抉れ、砕かれた石のような物が散らばっている

まるで巨大な嵐がきた後のようだ。


マーサル
「早速始め...っと、その前に

お前に確認しとかなきゃな」


レイン
「なにを?」


マーサル
「どうして街を出た?」


レイン
「サンの道具を直すため

僕のせいで壊れたんだ」


マーサル
「本当にそれだけか?」


レイン
「?そうだけど」


マーサルはレインの顔をじっと見つめる

何か腑に落ちないような顔をしながら続けた


マーサル
「まあいい

始めるぞ」


ーーーーーーーーーーーー


エリオ
「報告にいくぞ」


ツキ
「あーーもう

髪崩れた..最悪

臭いもとれにくいのよねー...」


すぐさまバロンズの元へ向かうエリオ
反対にツキはお風呂場へと足を運ぶ


エリオ
「仕方ない、早めにな」


ツキ
「あいぁ〜い」


背を向け手を振りながら歩くツキをため息で見送る


バロンズ
「戻ったか」


エリオ
「主!

報告に上がるところでした」


バロンズ
「うむ

先に食事を摂るとしよう

マエストロはいるか」


マエストロ
「何なりと...」


バロンズ
「食事の用意だ

とびきりの物を頼むぞ」


マエストロ
「かしこまりました

聞いたなピエトロ

すぐに取りかかるぞ」


ピエトロ
「は、はい!」


慌ただしく厨房へと向かう執事達


エリオ
「ピエトロさんはもうよいのですか?」


バロンズ
「なに、あやつは精神を操られておっただけのこと

キースにそんな真似はできまいが、恐らくはそういった技術者を使ったのだろう」


エリオ
「キース様に...一体何が..?」


目を伏せながらバロンズは答えた


バロンズ
「昔からできの悪い奴だった

それだけのことだ」


ーーーーーーーーーーーーー


グルンガ
「おい、引っ張るな」


エレナ
「えへへー!

ぐるぐる〜!!」


ミナ
「く、悔しい...私のエレナが..」


グルンガ
「どうでもいいからこいつをどうにかしろ」


リッカ
「ずいぶんと好かれてるわね?笑」


あまりにおかしいのか、笑いをこらえるリッカ


ルーデル
「ちょっと、羨ましいです..」
(メーデル..どうしてるかな)


マフィン
「ご飯できたわよ〜!」


エレナ
「あー!ね、できたできた!

ぐるー!」グイグイ


グルンガ
「勘弁しろ..」


ーーーーーーーーーーーーー


レイン
「ふんっ!むんっ!

はあ、はあ...」


マーサル
「手を止めるな!

いいか、お前に足りないものその一!

体力!これなくして戦うことなんて無理なんだぞ!」


レイン
「そんなこと言ったってさ..ハァ

これ、重ッ...!」


マーサル
「五日しかないんだ

これでも軽い方だ、泣き言言うな!気合いいれろ!

ほら残り50!」


レイン
(ひ〜っ!こうなったまさるは止まらないんだよなー..もう!)


マーサル
「レイン!」


レイン
「へあっなに!!?」


マーサル
「ティールは元気か?」


レイン
「元気だけど!

。。。それ今聞く!?」


ーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2020 04-14 00:07 [Android]

[73] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーー



バロンズ
「おお、そうだ

レインよ

エリオットから話は聞いてあるぞ」



レイン
「それじゃあ..」



バロンズ
「確かに屋敷にはその鉱石が置いてあった

しかし、実はもう売ってしまったのだ」



レイン
「えぇーっ!!

プラチナ鉱石って..商品だったの!?」



バロンズ
「いや、商品などではない

コレクションとして集めた内の1つなのだ

しつこくせがまれてな」



レイン
「こ、困ったなぁ〜..」



バロンズ
「もう10年以上も前の話になるが

皇国から来たとだけ聞いている」



レイン
「皇国...」
(遠い場所だって

父さんが言ってたな)



バロンズ
「力になれなくてすまないな

他になにかあれば遠慮なく言ってほしい」



レイン
「ありがとう、バロンズさん」



ーーーーーーーーーーーーー



レイン
「と...そういう訳なんだよね

行くしかないよ、ジュラに」



サン
「うう..今から寒気がしてきたッス」



ルーデル
「準備はまかせてください!」



レイン
「おっ!珍しいね、ルーがやる気だよ」



ルーデル
「へ、変でしたか..?」



レイン
「あ、いや...」



リッカ
「勝手に話を進めないでもらえる?」ブキュゥッ  サン「なんで!」



レイン
「リッカ!」



リッカ
「いい加減私の目的を聞いてもらうわ」グリグリ サン「やめて!」



レイン
「そうだったね」
(わ、忘れてた..)



リッカ
「と..その前に改めて自己紹介しておくわ

私はリッカ・エイラ

聖地ザインを抜けた先..ソレユ村に住むごく普通の人間よ」



ルーデル
「ソレユ村..

聞いたことありませんね」



リッカ
「地図には載っていないわ

うちの村、隠れ里だから」



サン
「隠れ里!?

レ、レイン!」バッ!



レイン
「サン!」



「「かっこいい〜!」」



リッカ
「..バカなの?」



ルーデル
「ふ、不思議な場所に住んでるんですね!」



リッカ
「まあそんなところよ」



レイン
「いいじゃん!行こう!

楽しそうじゃん!」



サン
「お宝はオイラの物ッス〜!」



ーーーーーーーーーーーーーー



レイン
(い、痛い..いきなり殴るなんて)



サン
(ぼ、暴力反対ッス..)



リッカ
「話は最後まで聞きなさい

..私たち一族は日々、平穏な暮らしを続けていたわ

ある日、村の守り神である【プレイシエス様】の祠が何者かに荒らされてしまったの

それからよ..村の皆がおかしくなってしまったのは」



ルーデル
「おかしくなった...ですか」



リッカ
「ええ

幸い私と長老様は狩りに出掛けていて無事だったわ..

長老様は未来予知、つまりこれから起こってしまうことを部分的に知ることができるの

銀髪の少年..つまり、あなたを連れてくるように言われた」



レイン
「ぼくを..?」



リッカ
「この辺りで銀髪なんてあなたくらいしか居なかった

だから、あなたたちの力になったわ

私たちの力になってもらうために」



サン
「どうおかしくなっちゃったんすか?」



リッカ
「行けば分かるわ」



レイン
「よく分かんないけど..

困ってる人がいるなら助けなくちゃね!」



ルーデル
「その通りです!」



リッカ
「じゃあ早速..」



「ちょっと待った」



レイン
「まさる!」



マーサル
「悪いな、こいつに用があってよ

聞くつもりはなかったんだが、ドア越しにたまたまな」



サン
「全く分からなかったッス..」



リッカ
「部外者は口を挟まないでちょうだい」



マーサル
「まあそう怒るなよ

言っちゃなんだが

今のレインじゃ役に立てないと思うがな」



リッカ
「.......」



レイン
(否定しないんだそこ..)



マーサル
「5日」



リッカ
「?」



マーサル
「5日だけ待て

それだけで少しは役に立てるようにしてやる」



リッカ
「たった5日で何ができるわけ?」



マーサル
「こいつは戦い方も何も知らないんだ

端的に言うぞ

そんなあぶねー所に今のレインを連れていかせるわけにゃいかねーってんだよ」



リッカ
「!」



レイン
「?」



マーサル
「ハハハ

まっ安心しろ

悪いようにはしないからよ」



リッカ
「...分かったわ

ただし5日だけよ、それ以上は何があっても待てないわ」



マーサル
「おう!

ルーデルちゃん、ちょっとボーイフレンド借りるぜ」



ルーデル
「ぇっ!?」



レイン
「まーさーる!!」



マーサル
「冗談だって笑」



ーーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2019 10-03 05:01 [Android]

[72] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーー



マーサル
「ふぁーあ..」
(昨日は久しぶりに楽しかったな

家族ってのはやっぱいいもんだ、うんうん)



マーサ
「あらおはよう

シービィとジービィ、起こしてきてくれる?」



マーサル
「ああ、分かった」



ーーーーーーーーーーーーー



マーサル
「おーーい二人と..ん?」
(起きてるのか?)



ジービィ
「昨日は上手くやれたね!」



シービィ
「うん」



ジービィ
「この調子であの人をよーく観察するのよ」



シービィ
「うん..」



........なるほど



マーサル
(そりゃそうだよな..当たり前だ

あいつらに会ったのは赤ん坊の時が最後なんだ

急に帰ってきて兄貴面されたら俺だって警戒する

やっぱり兄妹だ

二人だけで家を..母さんを、守ってきたんだもんな..)



コンコン



マーサル
「よう」



シービィ
「おにいちゃん」



ジービィ
「どうしたの?」



マーサル
「あー..なんだ

飯だぞ、母さんが待ってる」



ジービィ
「はーいすぐいく〜!」



マーサル
(なーんか俺の方が動揺してるような..)



ーーーーーーーーーーーーーー



マーサ
「マーサル、あんた足は大丈夫なの?」



マーサル
「歩くくらいなら」



マーサ
「そう...じゃあ」



ジービィ
「お母さんお買い物!?あたしがいくー!!」



マーサ
「あらあら、ジービィは優しいねぇ」



マーサル
「一人じゃ大変だろ、手伝うぞ」



ジービィ
「別に手伝わなくていいよー

シービィも一緒だし」



シービィ
「ん..」コク



マーサル
「そ、そっか..」



ジービィ
(私達だけで十分なんだから!)



ーーーーーーーーーーーーー



マーサ
「マーサル、裏手にある木材持ってきてくれる?」



マーサル
「ああそれくらいなら..」



ジービィ
「あたしとってくるー!!」ダダダ



マーサル
「元気だなぁ..」



シービィ
「いつも...してるから..」



マーサ
「二人はよくやってくれてるよ

私が仕事に専念できるように、家事を手伝ってくれてるんだよ」



マーサル
「へえ

そりゃたくましいな」



マーサ
「エマラもあんたもそうだったね

親孝行な子供を持って、あたしゃ嬉しいよ」



マーサル
「姉ちゃんか..」
(..二人で助け合ってきたんだな)



マーサ
「ところでマーサル

あんたこれからどうするんだい?」



マーサル
「どうって?」



マーサ
「家に残ってくれれば凄く助かるんだけどねぇ

無理にとは言わないよ

あんたにも、居場所ができたんじゃないのかい?」



マーサル
「しばらくはゆっくりしていくさ

気になることもあるしな」



マーサ
「ふふ..そうかい」



ーーーーーーーーーーーーー



バロンズ
「ようやくきたか」



ルーデル
「お、お邪魔します」



レイン
「それにしてもでっかい家だねー」



ナギサ
「主は代々の商売一家なんだから

当然よ」



レイン
「それ、もう聞いたよ?」



ナギサ
「..相変わらず生意気だわ」



レイン
「へへーん

あれ?一緒にいかないの?」



ナギサ
「あたしは仕事があるのよ

お子ちゃまと違ってね」



レイン 
「むむ」


リッカ
「なんでもいいから早く行きましょう」



バロンズ
「やれやれ

こっちじゃ」



ーーーーーーーーーーーー



ミナ
「そうよ〜、これが8才の頃のあなたよ」



エレナ
「わあー!この子かわいいね!お姉ちゃん!」



ミナ
「そう!そうなのよ!

エレナは街一番..いいえ、大陸一..世界一可愛いのよ〜!」スリスリ



エレナ
「きゃはっ!くすぐったいよ〜」



ミナ
「うふふふ「おお...」



ミナ
「!!!」



バロンズ
「ア、アルバムを持ち歩いておるとは

相当仲がよいのかそれとも..?」



ミナ
「わ、わわっやめてくださいバロンズ様..」



レイン
「?」



ルーデル
「エレナさんが..元に戻っていません」



グルンガ
「いや..少し体重が増したようだな」



ルーデル
「えっ?」



リッカ
「もう少し包んで言いなさいよ..

私の考えだけど、ルナクサ草を食べた人間はそれまでの過程を進み、少しずつ戻っていくようね」



バロンズ
「そのようだ」



レイン
「へぇー..ホント不思議だね」



リッカ
「まったく、厄介だわ」



バロンズ
「ときにミナくん

すぐにバスカルへ戻るのかね?」



ミナ
「はい

ナリウス様も他の皆も心配しているでしょうし、戻るまで居るのもご迷惑がかかりますので」



バロンズ
「なあに、わしが使いの者を送れば問題ない

道中も危険だろう

しばらくラプトで骨を休めていくといい」



ミナ
「そういうわけにも参りません...では、私達はこれで..」



エレナ
「やーだー!!」ガシッ



グルンガ
「!おい離せ..」



ミナ
「エレナ、ワガママ言わないの、ほら。。」



エレナ
「イヤ!いやなのー!」



グルンガ
「....」



ミナ
「エレナ!いい加減にしないと怒るわよ!」



エレナ
「お姉ちゃん...だめ?」ウルルン

















..........



















ミナ
「キャーーーー!!!!

いいのよいいのよエレナ!当然よ〜!しばらくはラプトに居ましょうね〜♪よしよし」パシャッ



レイン
「今..「何?」何でもないです」



バロンズ
「決まりだ」



リッカ
「あんた面倒見なさいよね、グルンガ」



グルンガ
「断る」



リッカ
「一番懐かれてるじゃない、これも契約の内ってことで」



グルンガ
「どうしてこうなった..」



ーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2019 09-02 01:29 [Android]

[71] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーー



レイン
「ん..」
(朝..そっか

昨日戻ってきて..そのまま寝たんだっけ)



レイン
「というか...」



サン
「グースピ..カウグースピコイ..フシュッ」



レイン
「サーンっ!!」バッ!



サン
「何奴!?」


レイン
「なにその喋り方!?なんで僕のベッドにいるの!てか、よだれ!!」



サン
「オイラのベッドを用意しないレインが悪いッスー!よだれがついて当然ッスーウ!」



グルンガ
「お前ら朝からうるさいぞ..」



ーーーーーーーーーーーーー

















リッカ...

















助けてくれ..リッカ..



















リッカ!!!!!




リッカ
「..っ!!」ガバッ



ルーデル
「スー..スー..」



リッカ
(また..この夢

...ミゲル..)



ルーデル
「う、んっ..メーデル..?」



リッカ
「?」



ルーデル
「ダメじゃない..こんな危ないところにきちゃ..」



リッカ
「..メーデル?」



ルーデル
「んー..?








はわぁっ!?

ご、ごめんリッカちゃん..今の忘れて..私ったら」



リッカ
「別に..」
(へ、変な子..)



ルーデル
「ねえリッカちゃん」



リッカ
「なに」



ルーデル
「今日..エレナさんが戻るんだよね」



リッカ
「そうなるわね」



ルーデル
「わ、わたし

て、てがふるえてきちゃって..

嬉しい..」



リッカ
(ルーデルにとっては、大切な人なのね)
「そう..よかったじゃない」



ルーデル
「うんっ!!」



ーーーーーーーーーーーーー



バロンズ
「マエストロ

そんなに弟が心配か?」



マエストロ
「いえ..わたくしめはバロンズ様にお仕えする者

私情は挟みますまい」



バロンズ
「そうか..」



マエストロ
「...まったくピエトロめ...わしの責任になるのじゃぞ..少しは立場というものを..だいたいあやつは昔から..ボソボソ」



バロンズ
「ん?何か言ったか?」



マエストロ
「ん゛ん゛..こほん

いいえ、何も」



ーーーーーーーーーーーーー



エリオ
「なんて大きな足跡だ..本当にぼっちゃんは..」



ツキ
「つべこべ言ってる暇はないわ」



エリオ
「あぁ..」
(ぼっちゃん..どうしてこんなことを..)



ツキ
「!!

何かくる!」



エリオ
「人か!?」



ツキ
「いいえ、これは..」



エリオ
「モンスター..か」



ツキ
「この数はなに..?」



エリオ
「やるしかないようだな」



ツキ
「え〜!この数をやるのお?


せっかくセットしたのに髪乱れちゃうじゃない」



エリオ
「ついでにその刀、研ぐってのはどうだ?」



ツキ
「あっ、それいいかも」



ドレイク
「キシャーーッ!!」




ザンッ!!!




ツキ
「ちゃんと肉食ってる?

柔らかすぎね」



ドレイク
「!?」ブシャッ!!



エリオ
「少し早いが朝飯を作るとしよう」



タウルス
「ギ..!!」



ーーーーーーーーーーーーー



エリオ
「しかし妙だな..」



ツキ
「あ〜んむっ!

〜〜!

おいひ〜い////」



エリオ
「このあたりではタウルスが目撃されたことはない

別の場所からやってくるにしては不自然すぎる..どう思う?」



ツキ
「たまんないわねー!

こんなの食べたらお肌プリプリになっちゃうじゃない!」ガツガツ



エリオ
(こいつそのうち太りそうだな..)



ツキ
「ふんっ!」ドガッ!!



エリオ
「うおっ!?

な、なんで..」ヒリヒリ



ツキ
「女の勘よ、カ・ン


まあでもそうね..特にタウルスは縄張り意識が強いから、土地を離れることなんてまずありえないわ..どうするの?」



エリオ
「どうしたものか..」



ツキ
「エリオ

私はいつだってあなたの判断を信じてきた

思うようにすればいいのよ」



エリオ
「ツキ..

正直、主が心配だ

村のみんなも

報告もしないとな

..戻るぞ」



ツキ
「待って!」



エリオ
「なっ!?」



ツキ
「このお肉片してからよ」モグモグ



エリオ
「あ、そう...」
(こいつ..どんだけ食うんだ..流石は大飯食らいのツキ)



ーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2019 06-18 00:31 [Android]

[70] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーー



バロンズ
「君達には迷惑をかけたな

すまなかった」



レイン
「僕たちはただ..」



ミナ
「私からもお礼を言わせて

エレナが無事でいられたのは..アナタたちのおかげよ」



ルーデル
「ミナさん」



ミナ
「でも..どうしてエレナが子供の姿に?」



バロンズ
「ルナクサ草の効果だ

私の家は古くから続く商売屋でな

これはそのうちの一つ、商品なのだ」



リッカ
「随分物騒な物作ってるのね」



レイン
「リッカ!」



バロンズ
「物の見え方というものは

人によってこうも違うものか」



リッカ
「..どういう意味よ」



バロンズ
「ルナクサ草は毒草だ

本来、人に使う物ではない

すりつぶした粉をかけることで、物体を小さくすることができるのだ

そうすることでこれまでにも未踏地域の探査や医療、様々な分野で貢献してきた」



ルーデル
「そ、そんなに便利な物なんですね」



バロンズ
「うむ

例えばこの切り離された格子にふりかけるとだな..」パッ



...............



レイン
「...何も起きないね」



バロンズ
「まあ待ちなさい

そろそろだ」



ググググ



レイン
「おおっ!」



リッカ
「て、手のひらほどの大きさに..!?

あ、ありえないわ..」



バロンズ
「それがありえるのだ

どれ、小さくなったそれを持ち上げてみなさい」



レイン
「へっ?なんで?」



バロンズ
「さあ早く」



レイン
「なんだかよく分かんないけど

こんなの簡単...」グッ



レイン
「.........」



ルーデル
「?」



レイン
「んん゛〜っ..!!」



リッカ
「あんた..何やってるの?」



バロンズ
「ほっほ!」



レイン
「ち、ちがうよこれ..!ゼェ

すごく重いんだ..!!ハァ」



バロンズ
「その通りだ

様々な分野で活躍することができたカギはそこにある

物体を小さくはさせるが..その質量は一切変わらない

なんとも不思議だとは思わんかね」



リッカ
「..なるほど

さっき話していた理由がよくわかったわ」



レイン
「げーっ!!それってすごいこと..なの?」



リッカ
「バカ」



ミナ
「で、ですがエレナは..

確実に子供の頃の重さです

どうして..」



バロンズ
「私とてこれを人間に使ったことなどない

故に人間に対する効能、副作用は把握しておらんのだ

..バカ息子は違ったようだが」



ナギサ
「それで

いつ元に戻るのよ?」



レイン
「....子供?」



ナギサ
「..は?」ピキッ



レイン
「へっ?」



ナギサ
「だぁれが子供ですって!?

このガキぃ!!」ドスッ!!



レイン
「ぶふぉっ!!」



ナギサ
「私はれっきとした大人よ!

もう16なんだから」



レイン
「げほっ..僕らとあまり変わらないならこどもじゃん..」ボソッ



ナギサ
「おらおらおらおらおらぁ!!」



レイン
「ギャー!!!」



バロンズ
「こ、これお前たち..」



リッカ
「放っときなさい

それで、いつ戻るの?」



バロンズ
「さっきも言ったが私にも分からんのだ

ただ..本来この草の効果は3日ほどで消える

恐らくは人間も例外ではなかろう」



ミナ
「それじゃあエレナは明日にも..!」



バロンズ
「確証はないがじき戻るであろう」



ルーデル
「よ、よかった..!」



ーーーーーーーーーーーーー



サン
「ハァー、オイラたちは留守番..悲しい人生ッスね..」ガクン



グルンガ
「留守はお前だけでいいな

俺は少しでる」



サン
「ゲゲェーッ!

ひどい..ゴブリンをいじめるとろくな死に方しないッス」



グルンガ
「..そうだろうな」



サン
「?」



ーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2019 06-17 22:56 [Android]

[69] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーー



マーサ
「マーサル!」キッ



マーサル
「か、母ちゃん!ごめっ..!」



マーサ
「...ありがとう」スッ



マーサル
「え...」



マーサ
「あんたは充分やったよ

自分を犠牲にしてまで、本当によく戦った」



マーサル
「母ちゃん..!違うんだ、俺は..!」



ジービィ
「おかえり!」



シービィ
「おかえりなさい」



マーサル
「シービィ、ジービィ..」



マーサ
「マーサル、無理しなくてもいいのさ

辛いことも悲しいこともあっただろう

..全部、吐き出しちゃいな」



マーサル
「〜〜!!」



ーーーーーーーーーーーーーー



マーサ
「そうかい...もうエマラは..」



ジービィ
「そんな...」



シービィ
「....」



マーサル
「俺はたった一人の姉を守れなかった

そして姉の恋人までも..

全部、俺の責任だ」



マーサ
「エマラは..

安らかに逝けたのかい?」



マーサル
「..ディーティーに抱かれて、逝った」



マーサ
「それは嬉しかっただろうね..

明日にでも、せめてお墓をたててあげよう

シービィ、それにジービィも

少しマーサルと二人にしてくれるかい?」



ジービィ
「はーい!」



シービィ
「うん」



ーーーーーーーーーーーーーー



マーサル
「どうしたんだよ、急に」



マーサ
「まあなに..ちょっと話をね」



マーサル
「?」



マーサ
「あんたがエマラを助けるために動いてたのは分かったよ

私は今情報屋をしてる」



マーサル
「情報屋?」



マーサ
「私もわたしなりにエマラを助けようと動いていたのさ

情報屋をしてればあんたのことも分かると思ってね」



マーサル
「俺も少しは有名になったんだぜ?」



マーサ
「そう、そこさ」



マーサル
「?」



マーサ
「私は色々な人から情報を集めた

もちろんその中にはスナンタウンに強くコネを持っている人もいたさ

でもね

あんたとエマラに関する情報は、一つとして得られなかった

あんたが有名になっていたことも私は知らなかった」



マーサル
「!」



マーサ
「なにか引っかかるねえ..」



マーサル
「まさか..情報操作か?」



マーサ
「恐らくはね」



マーサル
「そんなことできるやつ......」



マーサル
「...居るな」



マーサ
「誰がそんなことを?」



マーサル
「いや..それは」



マーサ
「マーサル、話しておくれ

私はもう守られるだけの存在じゃないんだよ。あんたと同じ気持ちさ」



マーサル
「親父さ」



マーサ
「!」



マーサル
「情報操作を行うにはおそらく多額の資金と人脈、一定の地位がいるだろ?それに個人同士ときた。

あいつならやれる。」



マーサ
「で、でも

それだけであの人を疑っちゃ..」



マーサル
「あいつは俺の親父で

母さんの夫だ

...疑う必要なんてない。確実だ」



マーサ
「あんた..まだあの人のこと」



マーサル
「そろそろ寝る

おやすみ」



マーサ
「....」



ーーーーーーーーーーーーーーー



マーサル
(部屋も..綺麗になってる

ずっと掃除もしてくれてたんだな)



マーサル
「ふう...」ドサッ
(俺は一体いままでなにをしていたんだ

やるべきこともできずにノコノコと帰ってきた

..最低だな)



ーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2019 04-04 01:01 [Android]


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