エターナルゾーン個人日記板


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[2.返信]

[68] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーー



マーサル
(覚悟を決めろマーサル

家に帰るだけだ、そうだ


..いくぞ!)



コンコン



マーサ
「はぁ〜い、こんな夜に一体誰かねえ」



ガチャ



マーサル
「お..おっす」



マーサ
「..........」



バタン!



マーサル
「(°д°)...」



ガチャ



マーサ
「..入りな」



マーサル
「...おう」



バタン!



マーサ
「座りな」



マーサル
「....うん」



マーサ
「今まで....」スッ



マーサル
「うわっ!?」



マーサ
「なにしてたんだい!!このドラ息子!!」ペンペン!



マーサル
「わっ!?や、やめろって母ちゃん!悪かったって!!」



マーサ
「このっ!このっ!!」ベシベシ!



マーサル
「ギャーーー!!ケツはやめろって!!」



ジービィ
「お母さん!なに!?」バタバタ



マーサ
「ごのっ..!!

連絡もよこさないで..!!」



ジービィ
「キャアアア!ちょっとなに!?////」



シービィ
「....」



マーサル
「ほんと悪かったって!

ちょ..恥ずかしいからやめてくれよ!」



マーサ
「あたしがどれだけ心配したと..!!」



マーサル
「母ちゃん..」



ジービィ
「あー!さっきの不審者!」



マーサル
「誰が不審者だっ!」



シービィ
「....」



マーサ
「うっうっ...シービィ、ジービィ

あんたたちのお兄ちゃんだよ」



ジービィ
「えっ...!」



シービィ
「うん」



ジービィ
「し、シービィ

あんた気づいてたの..?」



シービィ
「ん」コクリ



ーーーーーーーーーーーーーー



マーサル
「やっぱりそうか

お前たちがシービィ、ジービィ

俺の..妹」



マーサ
「マーサル、お腹空いてるだろ?

なにか作ったげるよ」



マーサル
「ああ」



ジービィ
「うわああああん!おにい”ち”ゃ〜ん!」ガバッ!



シービィ
「...///」ピト



マーサル
「おっきくなったなぁ、二人とも

俺のこと、覚えてるか?」



ジービィ
「ぐすっ

覚えてるよ!うっすらと..だけど」



シービィ
「ん」コクリ



ジービィ
「お兄ちゃん、足ケガしてる..大丈夫なの?」



マーサル
「なに、たいしたことねえよ

心配してくれてありがとな」



ジービィ
「ううん..///」



マーサ
「ジービィ!そこのお皿5枚並べちゃって!」



ジービィ
「はぁーい!」



マーサル
「久しぶりの母ちゃんのメシだ!」



ジービィ
「あれ?お母さん一つお皿多いよ?」



マーサ
「なに言ってんだい、エマラの分さね」



シービィ
「...」



マーサル
「...!」



マーサ
「マーサル、エマラはどこだい?

あの子とは話したいことがたっくさんあるんだよ。」



マーサル
「母ちゃん...」



ジービィ
「お姉ちゃんもいるの!?

ねー、どこどこ!?」



マーサル
「ジービィ..」



マーサル
「姉ちゃんは.....

もう、居ない」



ーーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2019 04-03 06:02 [Android]

[67] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーー



ツキ
「もうっ早く!もたもたしない!」



エリオ
「ツキ!なにがあった!?」



ツキ
「見れば分かるわよ!」



エリオ
(まさか..)



キィーー...



ツキ
「ナギサ」



ナギサ
「もう〜!

2人ともおっそい!」



エリオ
「予想は的中していたようだな」



ナギサ
「この牢には私の魔法が仕込まれてる

..こんな風に、めちゃくちゃに壊れる事なんて絶対ないわ」



バロンズ
「バカ息子めが..禁忌に染まりおったな」



ツキ
「エリオ

これって..」



エリオ
「これは..銅貨?

やはりキースはゴーラと接触していたようだな」



バロンズ
「ツキ、ナギサ

情報は吐かせたのか?」



ツキ
「いいえ..あまりにも話さなかったので、明日自白剤の使用を..と」



ナギサ
「あいつくちかったくてさー..」



エリオ
「....」



バロンズ
「とにかく

この事が町の皆に知れれば混乱を招きかねん

エリオ、ツキ

すぐに追え」



エリオ
「はっ!」



ツキ
「ま、そうなるわよねえ」



ナギサ
「えっ!私は!?」



バロンズ
「おぬしは護衛だ」



ナギサ
「えぇ〜..」



バロンズ
「ほっほ

嫌われたもんじゃ」



エリオ
「心配するな、ナギサ

それに主を守ることはこのラプトの地を守ることにも繋がる

立派な役目だよ」



ナギサ
「まあ..エリオが言うなら..」



バロンズ
「朗報を待っておるぞ」



ーーーーーーーーーーーーーー



マーサル
「うーーーーん..」



トコトコ



マーサル
(入るべきか...いやいや

どう考えても今更すぎるだろ

連絡もしてなかったし)



トコトコ



マーサル
「ブツブツ...」



「ねぇ」



マーサル
「ブツブツ...」



「...?」



マーサル
「ん..?」



「ちょっと!人の家の前で何してるのよ!プン!」ドンッ!



マーサル
「うわっ!」



「...」ペコ



マーサル
「あ、わ、わりい」



バタン!



マーサル
「へ?人ン家..??」ハッ



マーサル
(おいまさか..今の..!?)



ーーーーーーーーーーーーーー



レイン
「あれー?サン

どこ行ってたのさ」



サン
「いンや〜空気が美味かったッスね〜//////」



レイン
「わ!さけくさ!」



サン
「やだッスよレイン〜お酒なんて飲んでないれふふおえええ」



レイン
(め、めんどくさい..!)



ーーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2019 04-03 06:00 [Android]

[66] By TUINDAYO
キャラ紹介

ツキ
[画像](JPG)
[返信] [編集]2019 04-03 05:59 [Android]

[65] By TUINDAYO
キャラ紹介

ナギサ
[画像](JPG)
[返信] [編集]2019 04-03 05:58 [Android]

[64] By TUINDAYO
キャラ紹介

エリオット(エリオ)
[画像](JPG)
[返信] [編集]2019 04-03 05:52 [Android]

[63] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーー



ルーデル
「エレナさん..無事に戻れると良いのですが」



リッカ
「いい加減うるさいのよね

今後のことを考えるとさっさと戻ってほしいわ」



ルーデル
「あ、あのー..リッカさん」



リッカ
「?なによ」



ルーデル
「気になってはいたのですが..そ、その

何か目的があるんですよね..?

そのために私達に協力を..」



リッカ
「当然よ

テキパキ働いてもらうつもりだから、ヨロシク」



ルーデル
「は、はぁ..ぁの..」
(サンちゃんの王冠..直すのが先だよね
そのつもりできたんだし..)



リッカ
「なによ、なんか文句でもあるの?」



ルーデル
「はわっ

な、ないです」



リッカ
「ん、よろしい」



ーーーーーーーーーーーーーー



レイン
「はー..すっきりした

あれ、居ないのサン?

何か言いたげだったんだけどなぁー」



コンコン



レイン
「はぁーい」



ガチャ



「失礼するよ」



レイン
「わっっ誰!?」



エリオ
「君とは初めまして、だったかな

私はエリオットというものだ

以後よろしく頼むよ」



レイン
「えっと..レインです

エリオットさん」
(この人..村長さんといっしょにいた)



エリオ
「エリオで構わないよ、レインくん

いきなりの訪問ですまない」



レイン
「どうしたんですか?」



エリオ
「うちの者が迷惑をかけたこと、申し訳ないと思っている

すまなかった」



レイン
「うちの者って..?」



エリオ
「キース様のことだよ

君達が止めてくれたと聞いている

感謝する」



レイン
「..はい」
(僕はあの時何も..)



エリオ
「主は何か礼をしたいと言っている

どうだい、困っていることなどなんでもいいそうだ」



レイン
「えー..うーん」
(特に今欲しい物もないし..あ、エレナが欲し..いやいやいやいや)



エリオ
「じっくり考えるといい

大抵のことは叶うはずだ」



レイン
「ウーーーン、今回は別になにも...「わーーー!!待ってス待ってス!!」



ガチャ!!



サン
「プラチナ鉱石おくれーー!!!」



エリオ
「おっと、君は確か」



レイン
(なんて地獄耳..)



エリオ
「ふむ、プラチナ鉱石か..

確かに貴重な物だが、主ならば用意できるだろう

私から掛け合ってみよう」



サン
「いいぃ〜やったぁ〜!」ピョーンピョーン



レイン
「よ、よかったね!サン!」ニコッ



サン
「レ〜イ〜ン〜

わすれてたっスねェ..?」



レイン
「ギクッ

いや、そ、そんなことないよ?」



サン
「父さんにチクるッス..」



レイン
「わっー!それだけは!

ごめん!わすれてたっ!」



サン
「フフフ..オイラは優しいから許してあげるッス

と・く・べ・つ・に」



レイン
「ははーっ!汗」



エリオ
「ふふ」



レイン
「えっ?」



エリオ
「ゴブリンと人間..ここまで仲が良いのを見るのは二度目だな」



サン
「オイラ以外にも..!?」



エリオ
「ああ、あれはたしか..」



トントン



エリオ
「!ツキか..」ガラガラ



ツキ
「エリオ、今すぐ戻るわよ」



レイン&サン
「うわーーーーーーーーーー!!!!!」



ツキ
「っ..いったいなに?」



レイン
「こ、ここここここ三階」だきっ



サン
「ひィーー!!」だきっ



エリオ
「あー..おいツキ、だからいつも扉からこいと..」



ツキ
「四の五の言ってる場合じゃないわ!とにかく来ーい!」グググ



エリオ
「うわ!ツキ!引っ張るな!危ないだろ!」



ツキ
「問答無用!」グググ



エリオ
「あ、じゃ、じゃあ二人とも!しっかり伝えとくから..!」



バッ!



レイン
「な、なんだったんだろう」



サン
「ゴーストに取り付かれたに違いないッス..!」










グルンガ
「今のはなんだ..?宿からか

飛んでいたような..気のせいか」



ーーーーーーーーーーーーーー
[画像](JPG)
[返信] [編集]2019 02-24 03:04 [Android]

[62] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーー



「さあ皆の衆、後のことは我々に任せるといい」



「で、ですが村長..」



「なあに、厳しく躾るつもりだ

おぬしらは安心しておれ」



「は、はい」



グルンガ
「ふんっ

ひとまずは解決と言ったところか」



ルーデル
「そ、そうですね...あ」



サン
「ギャーッ!!やめて許して離してッスー!!」



「魔物だっ!どこから入った!?」

「やっちまえ!」



サン
「ヒーーー!!」



リッカ
「ちょっとあんたた..」



キア
「お父さんやめて!」



「キア!あぶねえから下がってろ!」



キア
「ちがう!ちがうの!

この子、私達を助けてくれたの

私達が無事なのはこの子のおかげなの」



「なに!?そ、そうなのか..?」



サン
「だぁーからさっきから言ってるッス!!」プンプン



「すまなかった..娘を助けてくれてありがとう」



サン
「フフフ..オイラにかかればちょちょいのちょーいッス!」



キア
「ありがとね」チュッ



サン
「あ、あひゃぃ〜///」



リッカ
「完全に調子に乗ってるわね」



グルンガ
「くだらん」



ーーーーーー宿屋ーーーーーーー



レイン
「はぁーっ〜..疲れたぁ〜」



サン
「ホヨ?そういえばエレナはどこッスか?」



レイン
「村長さんの家に泊まるらしいよ

ミナさんも話があるみたいだしさ」



サン
「ホェー..大変なんスねぇ

と、ところであのー..レイン、そ、そのー..」



レイン
「?」



サン
「オイラの..」



レイン
「あーっ!」



サン
「そうそう!それッス!」



レイン
「便所いかなきゃ!うー漏れる漏れる!」バッ



サン
「ー3ー.....


ぷんっ!もういいッス!」ガチャ



サン
「んっ、あれは..」



ーーーーーーーーーーーーーー



サン
「こんなとこでどうしたッスか?」



グルンガ
「なんだ、ゴブリンか...」



サン
「う、うぃ..」
(なんだかグルンガは苦手ッス..)



グルンガ
「別に何もない

風に当たっていただけだ」



サン
「アハハハーそ、そっスカー」アセアセ



グルンガ
「...お前は」



サン
「え?」










マーサル
「悪いな、邪魔しちまったか?」



サン
「あーッ!レインのお兄さんッス!」ビシィィッ!



マーサル
「はは、ちがうちがう」



グルンガ
「お前には帰る場所があると聞いた

なぜ帰らない?」



マーサル
「いやなに..ホラ、夜風にな

それに

いつも夜になると思い出す」



サン
「お姉さんのことスか?」



マーサル
「ああ、そうだ

俺は後悔しているのかもしれないな」



グルンガ
「・・・・」



マーサル
「見たところお前らはレインの仲間なんだろ?

一人は使い魔..もう一人、いや一匹はゴブリンときた」



グルンガ
「ふん、別に仲間ではない」
(こいつ..俺の正体を)



マーサル
「まあなに言うわけでもないんだが..」



サン
「?」



マーサル
「お前らは人間じゃねえ

それに魔物でもない

魔物ってのは人に害をもたらすやつらだ」



グルンガ
「何が言いたい」



マーサル
「..これからも人間と仲良くしてやってくれ

そんだけだ、じゃあな」



グルンガ
「ふん..言うだけ言って消えやがった」



サン
「ほんとッスねぇー

当たり前のことッス!」



グルンガ
「一緒にするな」



ーーーーーーーーーーーーーー
[画像](JPG)
[返信] [編集]2019 02-24 02:18 [Android]

[61] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーー



レイン
「まさる..」



マーサル
「なあレイン

ヒトってのは弱いもんだな

大切な人1人守れもしない」



レイン
「違うよ!」



マーサル
「!」



レイン
「確かに..エマラさんは死んじゃったけど

ディーティーさんでさえあんなに苦しんでた

それなのに何年も心を失わないでいれたのは」



【マーサルは大切な家族なの】



レイン
「エマラさんの心をまさるが..マーサさんが、シービィジービィが

支えてたからだと思うんだ」



マーサル
「・・・・」



レイン
「守りきったんだよ..まさるは!」



マーサル
「....そうか」
(姉ちゃん
家族は俺に任せてくれ

どうか向こうでも..幸せに)



ーーーーーーーーーーーーーー



レイン
「足は大丈夫なの?」



マーサル
「ちょーっときついな

って、誰のせいだ」ゴツン



レイン
「いてっ!」



マーサル
「ティールは..ラウスさんは元気か?」



レイン
「ティールさんは相変わらず忙しいみたい

父さんは元気すぎて..ふふ

こないだぎっくり腰」



マーサル
「歳だな(笑)」



「居たぞーっ!!」



マーサル
「ん?」



「お前だな

キース様に暴力を振るったのは!」



レイン
「え?」



マーサル
「待てよおっちゃんたち

こいつはそんな事しねぇよ」



「よくもぬけぬけと!

キース様、こちらです!」



マーサル
「キース...」



キース
「まさかお前が帰ってたなんてな

エマラさんをどこに隠した?」



マーサル
「姉ちゃんは..もう居ない」



キース
「なんだと!!

マーサル..お前がやったのか..!?」



マーサル
「相変わらずバカは治ってないみてぇだな、キース」



キース
「なに..!!!

おいお前ら!やれ!」



「はい!.....!?」



キース
「おいどうした

さっさと奴らを..」



サン
「おーい!連れてきたっスよー!」



ゾロゾロ



「ノブエ..!?」


「き、キアなのか..!?」



「お父さん!」


「怖かった..!」



キース
「ーーーー!!

バカな!あいつらどうしてここに!」



リッカ
「あんたの悪事もここまでね」



グルンガ
「この執事が全て話した

お前が地下でおなご達を監禁していたこともな

言い逃れはできんぞ」



「キース様..いや、キース!

よくもうちの娘を..!」



キース
「だ、騙されるな!そいつらは嘘をついている!」



「さっきあんなに狼狽えてたのにまだシラを切るか!キェーッ!」



マーサル
「キース

終わりだな」



キース
「ぐぐぐ...」





















「何の騒ぎだね、これは」

















キース
「と...父さん!?

いつの間に帰って、、」



「ほうほう..なるほど

倅が迷惑をかけたようだな

躾が必要だ」



キース
「あ、あの..父さん僕..いい子に」



「エリオ」



エリオ
「はっ!」



「ツキ」



ツキ
「はーい」



「ナギサ」



ナギサ
「はい♪」



「こやつを尋問して牢へ」



キース
「いやだあーッ!!!」



ーーーーーーーーーーーーーー
[画像](JPG)
[返信] [編集]2019 01-10 10:48 [Android]

[60] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーー



エマラ
「そんな...ディーティー

私..あんなに酷い事言ったのに

どうしてっ..」



ディーティー
「泣くなよ、エマラ

ろくに悪口も言ったことないのに..何か事情があったんだろ?

それくらい俺にもわかる..くっ」



マーサル
「ディーティー!」



レイン
「ディーティーさん!」



「なんだ貴様は!?」



ディーティー
「どうやら俺も..そっち側になるようだな」



エマラ
「ディーティー!しっかりして!

ディーティー!!」



マーサル
「予想はしてたが..やはりゾンビ化の魔法か..!」



ディーティー
「声が..声がする!

まるで頭が..割れるようだ..!!」



エマラ
「ディーティー!!」



レイン
「あ....」



「ぐ..血を出しすぎたか」ガクッ



レイン
「ああ...」



マーサル
「ディーティー!しゃきっとしろよ!

そんなんじゃ俺は認めねえぞ!

おい!」



レイン
「あああ..」



「一人でも多く殺してやる..!」



マーサル
「レイン!!」






レイン
「あああああああああああああ!!!!!!」






マーサル
「!」ゾクッ
(こ、これはあの時の..!)



レイン
「うわあああああああああああああああ!!!!!」



「なんだこの感じは..まるでこれは..!」
(いや、イビドゥーカー様よりも禍々しい..!)



レイン
「やーっと戻れたぜ..

おらよぉっ!」グチュッ!!



「ーー!なっ..う、腕が!!」



レイン
「なあ、自分の腕で殴られたことあっかー?」ドカッ!!



「ぎゃっ!!」



レイン
「ねえのか?早く答えろよ」



「あが..が..っや、やめ」



レイン
「もういいや」グチャッ



「....」



エマラ
「ひ、酷い...」



レイン
「はっはっは..酷いだと?

はっ!テメェの方がひでえことされてんのに、お気楽なもんだな」



マーサル
「お前は..一体..!」



レイン
「へっ

どうしたよ、傷だらけじゃねえか

今のテメェなら簡単に殺れるぜ」



マーサル
「レインをどうした..

レインを返せ!」



レイン
「はいはーい

レインは俺でーす」



マーサル
「ふざけるなっ!!」



ディーティー
「..悪しき心..そうか

おかしいとは思っていたが..ザインでの出来事

レインくんに住み着いたお前のせいだったということか」



エマラ
「!

ディーティー!」



レイン
「おーおー言ってくれんなぁゾンビさんよぉ!

こいつは元々俺の..ぐうっ!?」



(やめろ..!

僕の体だ!)



レイン
「チッ..またかよ」
(テメェは黙ってろ!)



(黙らない..渡さない..!)



ディーティー
「!

感じる..レインくんは今まさに奴と戦っている」



レイン
「ぐぐ!」



エマラ
「レインくん!」



マーサル
「レイン!」



レイン
「ぐああああああ!!」



レイン
「はぁ、はぁ..」



マーサル
「レイン、、」



レイン
「ぼ、僕は一体..」



ディーティー
「うっ!!」



エマラ
「ディーティー!大丈夫!?」



ディーティー
「ああ..大丈夫だ」



マーサル
「ね、姉ちゃん..ディーティー」



ディーティー
「そんな顔するな..マーサル」



マーサル
「俺のせいだ

俺に力がないから..ちくしょう!

これじゃ..何にも変わってねえじゃねえか..!」



エマラ
「マーサル..」



マーサル
「ようやく救い出せると思ったのに..!
やっと追いついた..それなのに!」



ディーティー
「もう、時間がないようだ..

俺の体ももうすぐ生きた屍となる

そうなれば...人を襲ってしまうかもしれない

それだけは避けなきゃならない」



レイン
「それってどういう..」



ディーティー
「元よりザインを出た時点で俺は僧侶失格だ」



マーサル
「....」



ディーティー
「最後の魔法...リバーサーを使う」



マーサル
「!!」



ディーティー
「まさか自分に使うことになるとはな..」



レイン
「!?」



ディーティー
「生ける屍となった者達を救うことが俺の目標だった..それを果たせないのは残念だが」



マーサル
「悔いは..ないんだな」



ディーティー
「ああ

最後に大好きな人を守れたんだ

修行をしていて良かった」



エマラ
「うっ..ううっ..」



レイン
「リバーサーって..」



マーサル
「ゾンビ化した人間を..

居るべき場所に還す魔法だ」



ーーーーーーーーーーーーーー



ディーティー
「エマラ..」



エマラ
「..!」



ディーティー
「....

綺麗だな

ちっとも変わらない」



エマラ
「..!」



ディーティー
「約束

守れなくてごめん

さよならだ」



エマラ
「..たしも..」



ディーティー
「..?」



エマラ
「私も...逝くわ、ディーティー」



マーサル
「!

何言ってんだ姉ちゃん!」



エマラ
「私だってあいつらの監視から外れたのよ...いつ暴走してもおかしくはないわ」



マーサル
「それは..」



ディーティー
「マーサル

エマラは本気だ..俺達じゃ止められない

まったく、女は強いな..」



エマラ
「ディーティー..これ

つけててくれたのね」



ディーティー
「僧侶の修行は金属を嫌う

でも俺はずっと身につけていた

..君もだろ」



エマラ
「うん..つけてる」



ディーティー
「想い合ってた..」



エマラ
「うん..」



ディーティー
「もう..お別れだよ」



エマラ
「マーサル..こっち来て」



マーサル
「....」ズッ..ズッ..



エマラ
「姉として..アナタに言えることは1つ


....家族を

みんなを頼んだわよ...」



マーサル
「分かってる..!」



エマラ
「出来ることなら..

大きくなったシービィとジービィを見たかったなあ..

お母さん..怒ってるかなあ」



マーサル
「....」



エマラ
「それと..マーサル

お父さんを恨まないで」



マーサル
「それは..」



エマラ
「お姉ちゃんの言うこと..聞けるわね?」



マーサル
「うん..分かった」



エマラ
「頼もしくなっちゃって..この!

じゃあね..愛してるわ」



ディーティー
「...を聖なる地へと誘いたまえ..

エマラ」



エマラ
「..うん!」



ディーティー
「...リバーサー!」



マーサル
「姉ちゃんっ

姉ちゃん..!!」



エマラ
「マーサル..アナタなら正しい方向へ進んでくれる

私はそう..信じてる」



ディーティー
「エマラ..好きだ」



エマラ
「私も好きよ..ディーティー

これからはずっと一緒ね」



(子供の名前は..うーん)



(もう、気が早いわよ

でも、そうね)



(俺達の子供)



(名前は..)



ーーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2018 12-22 00:59 [Android]

[59] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーー



マーサル
「どしたい大将


もう終わりか?」



「き..貴様一体

何者だ..?」



マーサル
「答えるのはお前だろ

素直に話せば命は穫らねえでやる

姉ちゃんに何しやがった!!」グッ



「っ〜!

わ..わかった!全て話す!

とにかくその短剣を抜いてくれ..このままでは話すものも話せん」



マーサル
「ハーイ」シュッ!



「ぐあっいっ..き、貴様あ!」



マーサル
「さっさと話さねえと血ィ出過ぎで死ぬぜ、おっさん」



「ハハ..ま、まあ待て」
(ククク..俺はついてる)



レイン
「うわあああ!!」



マーサル
「!?」



ガンッ!



レイン
「よ、避けられた!」



「この小僧ォ!」



エマラ
(いまだわ..!)
「ダークネス!」



「何ッ!?」



レイン
(!い、いまだ..!)



マーサル
「よせっ!レイン!!」バッ!



「遅いわァ!」ブンッ!!



マーサル
「ぐあっ!」



レイン
「ま、まさる..!!」



マーサル
(くそっ!足をやられた!)



エマラ
「ど、どうして私のダークネスが効かないの..!」



「フフフ..その程度の魔法は通用せん!」



マーサル
「くっ..ローブだ

あのローブには魔法の耐性がついてる」



レイン
「まさる..なんで!」



マーサル
「馬鹿やろう!なんで戻ってきた!!

姉ちゃんもだ!!」



エマラ
「マーサル..」



「ぐはは..そうやってガキを守りながら戦うつもりか?

その傷で!」



マーサル
「お互い様だろ」
(とは言っても..ちょっとヤバいな)



「それより、許せんのは貴様だ!

ただの商品のくせに私に魔法を放つとは..この不良品め!」



マーサル
「まずい!」ズキッ
(くぅ!足が動かねえ!)



レイン
「あ...あ..」



「不良品は破棄だ

消えろ!

アデル!」



エマラ
「ー!!」



マーサル
「姉ちゃん..!!」





























「俺の予感は当たるんだ...


良い方にな!」











エマラ
「ディー...ティー」




ーーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2018 12-21 22:56 [Android]


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