エターナルゾーン個人日記板


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[2.返信]

[81] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーー


サン
「ばくぶぁくふがもがへが!!

う...うまいっすー!!泣」



リッカ
「気色悪い」モグモグ



ルーデル
「ま、まあまあ...」



ミナ
「はいエレナあーんして♪」



エレナ
「あーー」パクパク



ミナ
「!かっわっいっいー!」



グルンガ
「おい」



サン
「むぐむぐ

リッカそれいらないっすかっすよねいただきっ!」ヒョイパクッ



リッカ
「あ!このチビ!」



サン
「ブキュッ!!あへへ、もうたべちゃったっすw」



グルンガ
「...おい」



ルーデル
「さ、サンちゃん

まだたくさんあるから、ね」



ミナ
「あらっこのお芋美味しい

皆で飲んだときを思い出すわね〜あのときの芋焼酎ときたら...」



グルンガ
「おいっ!!いい加減にしろ!」ゴンゴン!



リッカ
「あら?

あぁ、声が小さすぎて聞こえなかったわ」



グルンガ
「さっさと出せ!」



リッカ
「なんで出さなきゃなんないのよ?」



グルンガ
「腹が減った

はやく飯をよこせ小娘」



リッカ
「なーんか怠いわね〜」



グルンガ
「くっこの...

うおっ

なんだお前」汗



エレナ
「じーーー」



グルンガ
「何を見ている

そこにある肉を持ってこい!」



エレナ
「あはっ!(キュポッ!)

ごはんですよー♪」ググググ



グルンガ
「おわー!瓶に詰めようとするやつがあるか!!つ、つぶれる!」



エレナ
「あははは!」



ーーーーーーーーーーーー



リッカ
「見えてきたわ

あれが私の育った村よ」



ミナ
「!

聖地の奥にこんな村があったのね」



ルーデル
「と、とても広いですね」



サン
「Zzzz」



リッカ
「...きたわね」



???
「戻ってきたか、リッカ!」



リッカ
「様子はどう?アル」



アル
「どうもこうもねえぞ

みんな四六時中うつむいてばっかだ

とこでそいつらは?」



リッカ
「村長が言った救世主

....の仲間たちよ」



ルーデル
「ど、どうも...」



アル
「あぁ〜?

銀髪がどこにもいねえじゃねえか!」



リッカ
「言ったでしょ、その仲間たちよ」



アル
「そいつを連れてこねえと意味ねえだろうが!!」



リッカ
「うるっさいわね!時間がなかったのよ!」



グルンガ
「...」



アル
「おまけにお前

女だらけじゃねえか!

はぁ...この村もおしまいだ

とにかくついてこい、時間がねえ」



リッカ
「ふん!言われなくたっていくわよ!」



ーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2022 07-26 21:34 [Android]

[80] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーーー


ナギサ
「1時の方向...岩の陰」



エリオ
「警戒しろ」



ツキ
「了解」



アッシュ
「嫌な気配だぞ。。。」



エリオ
「そこにいるのはわかっている!

誰だ!姿を見せろ!」



???
「......」スッ



ツキ
「こんなところで何をしているのかしら?」



???
「お前たちを通すわけにはいかない」



ナギサ
「はぁ!?どういうことよ!」



アッシュ
「なんだおめえ!」



エリオ
「落ち着け

野盗には見えないが...まずはそのヘルムをとってもらおうか」



謎の男
「それはできないんでな...」



黒いゴブリン
「おいおい!そんなやつらとっととのしちまえばいいだろうが!」



ツキ
「なんなのこいつら...?」



ナギサ
「通さない?

誰に言ってんのよ...!

スカージ(光の柱)!」



謎の男
「ソウルメイト

サタン」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



アッシュ
「なっなんだあ!?」



エリオ
「地震か!?」



黒いゴブリン
「はじめっからやりゃいいんだよ!」



謎の男
「......」



サタン
「グオオオオオオオオ!!」



ナギサ
「なに!?あのデカブツ!!

私のスカージが...吸いとられた!?」



オ ー ル ド レ イ ン !



エリオ
「ぐっ...なんだ...力が」



ツキ
「抜けていくわ...!」ヘナヘナ



アッシュ
「あぐぐ...」



ナギサ
「ハァッ、ハァッ

なんなのよ...あれ...」



黒いゴブリン
「ケッ!雑魚がよ!」



謎の男
「もういい

行くぞ」



黒いゴブリン
「命令すんな!」



エリオ
(これは...まずい

知らせなくては...)



ーーーーーーーーーーーーーー



リッカ
「もうすぐ約束の場所につくわ」



ミナ
「エレナ〜

お水ですよ〜♪」



エレナ
「ん...」



リッカ
(この二人

どう見ても役立たずね...

早まったかもしれないわ)



ルーデル
「あの...」



リッカ
「なによ」



ルーデル
「少し休憩していきませんか?

お、お弁当貰ってきたんです...」



リッカ
「あんたね

遊びにきたんじゃないのよ」



ルーデル
「そ、そうですね

すみません...」



リッカ
「さっさといくわよ」グゥ〜...



ルーデル
「!」



サン
「あ〜!
ブキュッ!!!

まだなにも「うるさいっ!」



ミナ
「お弁当にしましょう

お腹が空いてたら困るでしょ」



エレナ
「わーい!」



リッカ
「しょ、しょうがないわね」



グルンガ
「......」



ーーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2022 05-28 23:48 [Android]

[79] By TUINDAYO
ーーーーーラプトーーーーー


ルーデル
「レインさん来ないですね...」


リッカ
「どうやら期待外れだったようね...私だけでも行くわ

あんたたちは関係ないわけだし」


サン
「エエ!?」


ルーデル
「わ、私達も力にならせてください...!

困っている人を放ってなんておけません...」


グルンガ
「オイ、どうでもいいが

こいつはどうするんだ」ヒョイッ


エレナ
「?」


リッカ
「少しは元に戻ってきたようだけど、そんなお子ちゃま連れていっても足手まといなだけよ

あのミナとかいう女に返してきなさい」


グルンガ
「フンッ、当然だな

そういうことだチビ」


エレナ
「いや!!!私もいく!!」ブンブン


サン
「むむむ...困ったっすねえ」


ミナ
「待ちなさい!」


ルーデル
「み、ミナさん!その格好は..」


ミナ
「私はエレナの保護者よ、当然付き合うわ

それに...借りもまだ返せてないもの

テルミラの巫女として借りは作ったままではおけないわ!」


エレナ
「おねえちゃーん!」


ミナ
「ああエレナ〜よしよし/////」


サン
「ぐううっ...なかぜるっす...う!」ブキュッ!


リッカ
「はぁ。仕方ないわね...

すぐに向かうわよ」グリグリ


サン
「鬼...」


ーーーー聖地ザインーーーー


ツキ
「ちょっとナギサ

あんた主の護衛任されたんじゃないの?」


ナギサ
「だってあんなとこ居てもつまんないんだもーん

護衛なんてオジン二人で充分でしょ!」


アッシュ
「みんなでピクニックだな♪」


エリオ
「いや任務な...。

あとでどやされるぞこりゃ」


ツキ
「ん〜?父親は大変ネ笑」


ナギサ
「むっふふふ、とことん憂さ晴らししてやるわ...!」


エリオ
「はあ...」


ーーーーーーーーーーーーー


アッシュ
「なんだか変だぞ...」


ナギサ
「アッシュも気付いた?」


ツキ
「え?なに?」


エリオ
「どうした二人とも」


ナギサ
「上手く言えないけど...嫌な気が」


アッシュ
「この先からだぞ...」


ツキ
「...?

エリオ、感じる?」


エリオ
「いや...とにかく慎重に進もう」
(ナギサは感知術に長けてる...それにアッシュは勘のいい奴だからな

何が出るか...)


ーーーー聖地ザインーーーー


ルーデル
「あの〜...サンちゃん?」


サン
「ムッ?」


ルーデル
「頭...お、重いです...」


サン
「ハッ!!!

いや〜!オイラとしたことがついいつものクセでくつろいじゃって!」


リッカ
「そんなクセの悪いゴブリン置いてけばいいのよ」


サン
「ムカーーッ!!!」


ルーデル
「ま、まあまあ...」


サン
「ぷんっ!!

あーあー!こんなことならレインを待ってりゃよかったっすー!

...ンン?」


ミナ
「どうしたの?」


サン
「そういえばグルンガはどこ行ったっすか?o(・ω・= ・ω・)o」


エレナ
「あれー!」


グルンガ
「.....」


サン
「やや!そんなところに!」


リッカ
「聖地ザイン...悪気があればたちまち幻惑に引っ掛かるわ

だからこうして瓶に入れてるのよ」


サン
「ホェー、悪気!

便利なこともできるんすねえ

ぷぷ、それにしてもちっちゃくて虫みたいっす」ツンツン


エレナ
「あはは!」


グルンガ
「後でころす...」


ーーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2020 11-23 21:03 [Android]

[78] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーー


レイン
「できたああー!!」


マーサル
「俺からすればまだまだってところだけどな

ま、この短期間でよくやったな」


レイン
「これで僕も戦えるの!?」


マーサル
「そいつはお前の使い方次第だ

さてと、とりあえずメシだメシ!」


レイン
「おー!」


ーーーーーーーーーーーーーー


レイン
「ファープ、食った食ったー」


マーサル
「スナンタウン特製ナメク汁、結構いけるだろ?」


レイン
「美味しかったー!

何が入ってるの?」


マーサル
「うむうむ

大ナメクジの体液にオーガ種の血を少々それにマンイーターの葉を磨り潰しておまけにオーガの体毛を味付けにだな...」


レイン
「ヴェーーーーー!

聞くんじゃなかった..」


マーサル
「なんにせよ食べられるってのは幸せなことだ、不本意だがモンスターにも感謝しなきゃな」


レイン
「えーー..倒すのに?」


マーサル
「そいつは言わない約束だ

さっ、早いとこ寝るぞ」


レイン
「ねえ、まさる」


マーサル
「ん〜?なんだよ」


レイン
「復讐しようとか...思わないの?」


マーサル
「はあ?」


レイン
「目の前で自分のお姉さんが酷いことされたんだよ?

たった一人のお姉さんなんでしょ?

ティールさんが同じことされたら

絶対に許せないよ...」


マーサル
「なんだ...その事か」


レイン
「ずっとエマラさんを追いかけてきたのに

...悔しくないの!?」


マーサル
「ふーー...。


レイン、そこに座れ」


レイン
「うん..」


マーサル
「少し昔話をするか...

俺がまだお前よりもっと小さかった頃だ」


ーーーーーーーーーーーーーー


マーサル
「おぉー!

かっこいーなあ!」


エマラ
「なあに?またその絵本?」


マーサル
「絵本じゃないよ!

冒険者が世界を救う物語なんだ!」


エマラ
「冒険者...?

勇者様じゃないの?」


マーサル
「ばっかだなー姉ちゃん!

勇者なんてもう古いよ

時代は冒険者を求めてるのだー!」


エマラ
「ウフフ

なーに?マーサルは冒険者になりたいの?」


マーサル
「なるよ!

こんな窮屈な町、いつか抜け出してやるんだ!

あ、姉ちゃんは荷物持ちね!」


エマラ
「え〜」





あの頃の俺には夢があった

偉大な冒険者になる夢だ

小さかったオレだが、夢だけは大きかった

そんな夢見る少年マーサルに

ラプトは小さな牢獄でしかなかった

そしてあの事件が起きた







マーサル
「母ちゃん...姉ちゃんは絶対に見つけだす!」


マーサ
「...裏に村の外へ出る道があるわ

頼んだよ、マーサル」


マーサル
(これで...俺は冒険者になれる!)


ーーーーーーーーーーーーー


マーサル
「そう、口ではああ言ったが

姉の身よりもラプトから出られることが何より嬉しかったんだ

俺は...心の中では姉のことなんて考えちゃいなかったんだ

ただラプトに出るきっかけをくれただけの存在だと...

へっ...残酷なもんさ

そう思うだろ?」


レイン
「...」


マーサル
「お前達に会うまで、俺は姉ちゃんを連れた奴等をずっとつけていた

途中で邪魔は入ったが、どうにか間に合った

だがそれは所詮義務でしかなかったんだ

母親との約束...ただそれだけが俺をここへ連れ戻した

俺はこんな気持ちで姉ちゃんに会うべきじゃなかったのかもしれねえ

後悔すらなかったんだからな」


レイン
「まさるはそんなやつじゃないよ」


マーサル
「!

.....だといいな

もういいだろ、寝るぞ」


ーーーーーーーーーーーーーー


グルンガ
「おい、さっさと寝ろ」


エレナ
「ご本よんで」


グルンガ
「この俺に本を読めだと?

ふざけるな」


エレナ
「じゃー寝ないもん」


グルンガ
「...」
(小娘にまた封印されるかもしれん)


グルンガ
「ちっ、仕方な...」


リッカ
(あらあら..)


グルンガ
「!

甘ったれるなこの...!」


エレナ
「スーー...スーー...」


グルンガ
「ぐぐぐ...」


ーーーーーーーーーーーーー


ルーデル
「サンちゃん、居ます?」


サン
「ム?

おーいここっすここっすー」


ルーデル
「えっと...何してるの?」


サン
「ゴミ箱に座ったらはまっちゃったっす

たすけてっ」


ルーデル
「...お邪魔しました」バタン


サン
「えっ」


ーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2020 09-18 23:51 [Android]

[77] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーー


アッシュ
「元気だったかあ!みんな!」


エリオ
「急に居なくなったと思えば..

先に帰っていたのか」


アッシュ
「にひー!」


ツキ
「アンタってなんというか

自由すぎよ!このばか!くのくのー!」グリグリ


アッシュ
「ははーわりわり!」


バロンズ
「いつ戻ったのだ?」


アッシュ
「ンーー..( -_・)

半年くらい前だったかな!」


バロンズ
「では、キースの件にも気づいていたという事だな?」


アッシュ
「おー!

おいら、帰ってきたんだけんど

若様に追い出されっちまって!

かなわんね!」


バロンズ
「仮にも我が親衛隊ともあろう者がなんたることか!」


アッシュ
「へへ...

おいら若様にゃ頭下がんねかんな」


エリオ
「まったくお前は

アッシュにも夕飯を..」


マエストロ
「既にご用意しております」


エリオ
「あなた本当に何者なんです..」


アッシュ
「んめー!

んでんで!

若様はどこいったー(゜Д゜≡゜Д゜)?」


ーーーーーーーーーーーーー


バロンズ
「....という訳だ」


アッシュ
「そかそか...

若様も様子が変だったからなー」


バロンズ
「変とはどういうことだ?」


アッシュ
「おいらたちが旅に出てからよー

もう四年は経ってただろー

その頃と半年前じゃー、まるで人が変わったみてーだったぞー?」


エリオ
「四年もあれば男は変わるものだ

特に坊っちゃんくらいの年齢はな( ´,_ゝ`)フッ」


ツキ
「そういうこと言ってんじゃないのー...もう

その間に何かあったみたいね。」


バロンズ
「...ピエトロをここに」


マエストロ
「既にここに」


エリオ
「予知かなにかか...?」


ツキ
「あらーー

トロっぴも随分老けたわね?

元からおじいちゃんだったけど」


ピエトロ
「は、はぁ...」


マエストロ
「さあ、早く話せ弟よ」


ピエトロ
「キース様が変わったのは主らが旅に出たすぐのことです..

初めは二人や三人ほどが出入りするようになりましたが

一月もすればその数は20にものぼっておりました

その頃から私はある夢を見るようになっていました」


バロンズ
「夢?」


ピエトロ
「は、はい。。

ぐるぐるとした光景がただひたすらに広がる夢でした...それからのことは記憶がなく..。」


エリオ
「睡眠中になにかを仕掛けられたようだな」


バロンズ
「聞いたことがある

聖地ザインを抜けた更に奥地に不思議な力を用いる村があると」


ツキ
「じゃ、そこに行ってみればいいのねー

なにか手がかりが残ってるかも」


アッシュ
「若様を諦めるなんてできないぞ!」


バロンズ
「汚点を放っておくわけにもいかんか...

明日、皆で向かってくれ」


エリオ
「了解!」



ーーーーーーーーーーーーーー


マーサル
「............」


レイン
「............」


マーサル
「.......オイ」


レイン
「............」


スッ...


マーサル
「アーーーーー!

おまえレインなに寝てんだコラ!しっかり集中しろー!」


レイン
「でへ...ばれちった」


マーサル
「ったく..

残り二日しかねーんだ

そんなじゃ習得できそうにねーぞ」


レイン
「だーってこれむちゃくちゃ難しいんだもん!

見本も見せてくんないしさ!」


マーサル
「だーから言ったろうが

パーフェクトな俺でもこれだけは使えないんだよ

でもなきゃお前にやるもんか」フン


レイン
「集中集中」


マーサル
「聞けよ!」


ーーーーーーーーーーーーーー


ルーデル
「あっおかえりなさい

リッカちゃん」


リッカ
「お勉強でもしてるの?」


ルーデル
「あ、あの。これはね

『植物大図鑑』って言うの

私ね、色々なことを調べるのが好きなの」


リッカ
「へー...」


サン
「あーーーーー!暇っす暇っすー!ドーン参上!なんちて!ちゃっす二人とも!オイラが遊びにきたっスよー嬉しいっスかー!?!?(。>ω<)ノ!....ハッ!」ブキュッ


リッカ
「やかましい!」フミフミグリグリ


サン
「ううっとんだ歓迎っスね...」


ルーデル
「サンちゃん、エレナちゃんが起きちゃいますよ?」


サン
「ホワッ」


エレナ
「....Zzz」


リッカ
「ほんとおかしなモンスターだわこいつ...」


ーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2020 09-18 23:49 [Android]

[76] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーー


マーサル
「さーーって!

朝飯だレイン!起きろ!」



レイン
「ま、まさる...」ガクガク



マーサル
「なんだ起きてたのか

どうした手ぇ震わせて」



レイン
「動けない...」



マーサル
「だー!!

起きなきゃオレ流マッサージだぞ!」



レイン
「ゲッ!!!

起きる起きる!」ガバッ!



マーサル
「なんだよ、嫌なのか?」



レイン
「あんなの二度とごめんだよ!」



マーサル
「よく効くのにもったいねえー

いいか、昨日は栄養食を出したが本来の野宿飯は現地調達が基本だ

というわけで...朝昼夕飯とってこい!これまた修行の一つだ!」



レイン
「ええー!

こんなところに食べものあるわけないじゃん!」



マーサル
「ないところから探すのが冒険者の基本だゾ」



レイン
「冒険者じゃないもん!」



マーサル
「ほら口より足動かせ!

俺は二度寝する!おやすみ!」



レイン
「ぐうたらめ...」



ーーーーーーーーーーーー



レイン
「こんなところに食べ物なんてあるはずないのになー


あった...。実かな?でも..」



レイン
「あんな崖の途中で生えてちゃとれないや。。参ったな(_ _,)」



「どいたどいたー!」



レイン
「ン!?」



「よっ!ほっ!せいっ!」トットットッ



レイン
「!!」
(す、すごい

崖の突起物を利用して

しかもあんなに身軽に!)



「ほーっ

こいつはいいや、全部とっちまおう」ブチブチ



レイン
「ねーねー!!」



「ん?」



レイン
「ちょっと分けてくんないかなー!!」



「なんだってー?聞き取りづれーな!待ってろい!」トットットッ



「なんだい、おいらに用かよ銀髪の兄ちゃん」



レイン
「その実、少し分けてほしいんだ」



「むむっ

おまえ、とれなかったのか?

とろくさいやつだなあ

まあいいや、ほら」ポイッ



レイン
「ありがとう!えっと..」



「おいらはアッシュっつーてよ

ここいらは庭みてーなもんだい」



レイン
「僕はレイン、よろしく!」
(近くで見ると、随分小さい人だな)



アッシュ
「むっ!

いま小さい奴だなとか思っただろい?」



レイン
「うん」



アッシュ
「正直なやつだなあ!

だがよ!

おいらはこう見えても立派な大人なのさ!」



レイン
「へー...庭って言ってたけどさ、このあたりに住んでるの?」



アッシュ
「家はラプトにある!

一番でかいところだあ

また遊びにこい!レイン!」



ーーーーーーーーーーーー



マーサル
「おっ、戻ったか」



レイン
「はいコレ」



マーサル
「んん〜〜?

こりゃまた珍しいモン見つけてきたな

こいつはいまの時期にしかならねえランプの実だ

一粒500ビルドは下らねえ」



レイン
「ひ、一粒500..!」
(なんだか悪いことしたな..)



マーサル
「しゃーねえ!お前が見つけてきたんだ、今後の旅賃として俺が全部買い取ってやる!

飯はナメクジだ!」



レイン
「えー...嬉しいような嬉しくないような」



マーサル
(しっかしこの実は険しい崖にのみ成るはず...それをレインが?

いや、こいつじゃまだ無理だ

だとすると..)



マーサル
「ふーーーーむ。


まっ、いいか」



レイン
「オエッ!」



ーーーーーーーーーーーー



ツキ
「は〜

疲れとれるわぁ〜」



エリオ
「長かったな」



ツキ
「待たせたわね

主も、ごめんね〜?」



バロンズ
「はぁ...いいから座りなさい

食べながら話すとしよう」



エリオ
「キース様を追い、ドロセアまで足を運びましたが

異様な数のモンスターに出くわしました」



バロンズ
「あの辺りか

モンスターなどそう多くは居ないはずだが」



ツキ
「おまけにおかしな種も混じってたわね

しかし美味いわねこれ。。」



エリオ
「人為的な物と考えるべきでしょう

とはいってもあれほどの魔物を連れてくるには個人の力ではありえません」



バロンズ
「キースがドロセアに逃げた以上、あやつらが関わっているのであろう」



エリオ
「...破壊の神ゾンを崇める異教徒」



ツキ
「うっそ!

まだそんなの信じてるやついるんだー

えっと?たしか名前は」



バロンズ
「ネオゾン教徒か」



エリオ
「はい、恐らくは

奴らが何をするか分からない

これ以上の追跡は困難と判断しました。申し訳ありません」



バロンズ
「いや、良い判断だ

ワシとしてもあ奴らに関わるのは避けたいからな」



エリオ
「では、キース様は...」



バロンズ
「諦めるより他はない」



ツキ
「やっぱそうなるわよねー...ねえこれ美味しくない?」



「なんだいなんだい!

皆して暗い顔してら!

飯がまずくなんぞ!」



エリオ
「!お前...

アッシュ!」



ーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2020 06-19 12:07 [Android]

[75] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーー


レイン
「がーっ!!

づがれだ〜〜」


マーサル
「結構持ったじゃないか

さては2年間体力作りを..「全くしてない!」


マーサル
「そ、そうか...」


レイン
「もう動けないよ〜!」


マーサル
「ふっ、このマーサル様がとっておきの料理を作ってやろう!」


レイン
「え!」
(もしかしてドレイク風シチュー!?)


ーーーーー1時間後ーーーーー


マーサル
「ほれ、食え」ムグムグ


レイン
「あのー...つかぬことをお聞きしますが」


マーサル
「?」


レイン
「この物体は何でしょうか...」


マーサル
「見りゃわかるだろ

オレ特製ナメクジかけごはんだ」


レイン
「ぼくかえる」ガシッ


マーサル
「フフフ待て待て

これはれっきとした栄養食だ」ニコー


レイン
「うっ...」


マーサル
「真面目な話、体の疲労にはこいつが一番だ

俺もこいつのおかげで強くなったんだぜ」


レイン
「これで強く」


マーサル
「うむ

ま、この程度乗り越えられねえ奴が人を助けようなんて無理な話だよな〜

食えないならしょうがないこいつは俺が..」


レイン
「うおおお!!」パクパクパクー!


マーサル
「お、おいおいそんなペースじゃ」


レイン
「全部食べてやるぅ〜!」


マーサル
(お前には才能がある

負けず嫌いってやつが)


レイン
「ゲボオエッ!!!!」


マーサル
(いきすぎだけどな..)


ーーーーーー夜中ーーーーーー


マーサル
「起きてるかレイン」


レイン
「ん〜?なにさ」


マーサル
「空。見てみろよ」


レイン
「なになに..

おわあ〜!」


マーサル
「綺麗な星たちだ

ラプトはな、天体観測の町なんだ

夜にはこうして星を見つめるのが一番だ」


レイン
「良い町だね」


マーサル
「ああ

なあレインよう

どうしてバスカルを出た?

お前は親父さんの鍛冶屋を継ぐもんだと思ってたぜ」


レイン
「........」


マーサル
「話したくなけりゃ別によ..」


レイン
「(-.-)Zzz・・・・」


マーサル
「フ..変わらねえなあ

この町もお前も..」
(姉ちゃんによく聞かされたっけな

星の事...)


ーーーーーーーーーーーーーー


『なあ姉ちゃん

星なら家からでも見えんだろ

なんでわざわざこんなとこまで』


『黙ってついてくる!

キースくん、はぐれちゃダメよ』


『う、うん』


『ふんだ!キースばっかり..』


『何か言った?』


『べっつに』


『着いたわよ

ほら、二人とも寝転んで』


『!!』


『へー、結構綺麗じゃん』


『ここからだとよく見えるのよ

ね、綺麗でしょ?キースくん』


『あ...う、うん

その...すごく綺麗...』


『?』


『よーっし!キース!

町まで競争だ!負けたらまきわり交代な!』


『へっ!まっまってよマーくん!』


『もう..しょうがないんだから』



ーーーーーーーーーーーーーー


マーサル
「(-.-)Zzz・・・・」


レイン
「......」
(ごめんマーサル

いつかちゃんと話すから..)


ーーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2020 06-02 10:57 [Android]

[74] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーー

ラプトの中心部から大きく離れた山岳地帯

戦いの跡が残る場所に二人はいた


マーサル
「このあたりだな」


レイン
「...荒れてるね」


マーサル
「聖戦を生き抜いた伝説の剣神

フェルメテスの修行場だ

環境としてはこれくらいがいい

時間もないしな」


地面はところどころ抉れ、砕かれた石のような物が散らばっている

まるで巨大な嵐がきた後のようだ。


マーサル
「早速始め...っと、その前に

お前に確認しとかなきゃな」


レイン
「なにを?」


マーサル
「どうして街を出た?」


レイン
「サンの道具を直すため

僕のせいで壊れたんだ」


マーサル
「本当にそれだけか?」


レイン
「?そうだけど」


マーサルはレインの顔をじっと見つめる

何か腑に落ちないような顔をしながら続けた


マーサル
「まあいい

始めるぞ」


ーーーーーーーーーーーー


エリオ
「報告にいくぞ」


ツキ
「あーーもう

髪崩れた..最悪

臭いもとれにくいのよねー...」


すぐさまバロンズの元へ向かうエリオ
反対にツキはお風呂場へと足を運ぶ


エリオ
「仕方ない、早めにな」


ツキ
「あいぁ〜い」


背を向け手を振りながら歩くツキをため息で見送る


バロンズ
「戻ったか」


エリオ
「主!

報告に上がるところでした」


バロンズ
「うむ

先に食事を摂るとしよう

マエストロはいるか」


マエストロ
「何なりと...」


バロンズ
「食事の用意だ

とびきりの物を頼むぞ」


マエストロ
「かしこまりました

聞いたなピエトロ

すぐに取りかかるぞ」


ピエトロ
「は、はい!」


慌ただしく厨房へと向かう執事達


エリオ
「ピエトロさんはもうよいのですか?」


バロンズ
「なに、あやつは精神を操られておっただけのこと

キースにそんな真似はできまいが、恐らくはそういった技術者を使ったのだろう」


エリオ
「キース様に...一体何が..?」


目を伏せながらバロンズは答えた


バロンズ
「昔からできの悪い奴だった

それだけのことだ」


ーーーーーーーーーーーーー


グルンガ
「おい、引っ張るな」


エレナ
「えへへー!

ぐるぐる〜!!」


ミナ
「く、悔しい...私のエレナが..」


グルンガ
「どうでもいいからこいつをどうにかしろ」


リッカ
「ずいぶんと好かれてるわね?笑」


あまりにおかしいのか、笑いをこらえるリッカ


ルーデル
「ちょっと、羨ましいです..」
(メーデル..どうしてるかな)


マフィン
「ご飯できたわよ〜!」


エレナ
「あー!ね、できたできた!

ぐるー!」グイグイ


グルンガ
「勘弁しろ..」


ーーーーーーーーーーーーー


レイン
「ふんっ!むんっ!

はあ、はあ...」


マーサル
「手を止めるな!

いいか、お前に足りないものその一!

体力!これなくして戦うことなんて無理なんだぞ!」


レイン
「そんなこと言ったってさ..ハァ

これ、重ッ...!」


マーサル
「五日しかないんだ

これでも軽い方だ、泣き言言うな!気合いいれろ!

ほら残り50!」


レイン
(ひ〜っ!こうなったまさるは止まらないんだよなー..もう!)


マーサル
「レイン!」


レイン
「へあっなに!!?」


マーサル
「ティールは元気か?」


レイン
「元気だけど!

。。。それ今聞く!?」


ーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2020 04-14 00:07 [Android]

[73] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーー



バロンズ
「おお、そうだ

レインよ

エリオットから話は聞いてあるぞ」



レイン
「それじゃあ..」



バロンズ
「確かに屋敷にはその鉱石が置いてあった

しかし、実はもう売ってしまったのだ」



レイン
「えぇーっ!!

プラチナ鉱石って..商品だったの!?」



バロンズ
「いや、商品などではない

コレクションとして集めた内の1つなのだ

しつこくせがまれてな」



レイン
「こ、困ったなぁ〜..」



バロンズ
「もう10年以上も前の話になるが

皇国から来たとだけ聞いている」



レイン
「皇国...」
(遠い場所だって

父さんが言ってたな)



バロンズ
「力になれなくてすまないな

他になにかあれば遠慮なく言ってほしい」



レイン
「ありがとう、バロンズさん」



ーーーーーーーーーーーーー



レイン
「と...そういう訳なんだよね

行くしかないよ、ジュラに」



サン
「うう..今から寒気がしてきたッス」



ルーデル
「準備はまかせてください!」



レイン
「おっ!珍しいね、ルーがやる気だよ」



ルーデル
「へ、変でしたか..?」



レイン
「あ、いや...」



リッカ
「勝手に話を進めないでもらえる?」ブキュゥッ  サン「なんで!」



レイン
「リッカ!」



リッカ
「いい加減私の目的を聞いてもらうわ」グリグリ サン「やめて!」



レイン
「そうだったね」
(わ、忘れてた..)



リッカ
「と..その前に改めて自己紹介しておくわ

私はリッカ・エイラ

聖地ザインを抜けた先..ソレユ村に住むごく普通の人間よ」



ルーデル
「ソレユ村..

聞いたことありませんね」



リッカ
「地図には載っていないわ

うちの村、隠れ里だから」



サン
「隠れ里!?

レ、レイン!」バッ!



レイン
「サン!」



「「かっこいい〜!」」



リッカ
「..バカなの?」



ルーデル
「ふ、不思議な場所に住んでるんですね!」



リッカ
「まあそんなところよ」



レイン
「いいじゃん!行こう!

楽しそうじゃん!」



サン
「お宝はオイラの物ッス〜!」



ーーーーーーーーーーーーーー



レイン
(い、痛い..いきなり殴るなんて)



サン
(ぼ、暴力反対ッス..)



リッカ
「話は最後まで聞きなさい

..私たち一族は日々、平穏な暮らしを続けていたわ

ある日、村の守り神である【プレイシエス様】の祠が何者かに荒らされてしまったの

それからよ..村の皆がおかしくなってしまったのは」



ルーデル
「おかしくなった...ですか」



リッカ
「ええ

幸い私と長老様は狩りに出掛けていて無事だったわ..

長老様は未来予知、つまりこれから起こってしまうことを部分的に知ることができるの

銀髪の少年..つまり、あなたを連れてくるように言われた」



レイン
「ぼくを..?」



リッカ
「この辺りで銀髪なんてあなたくらいしか居なかった

だから、あなたたちの力になったわ

私たちの力になってもらうために」



サン
「どうおかしくなっちゃったんすか?」



リッカ
「行けば分かるわ」



レイン
「よく分かんないけど..

困ってる人がいるなら助けなくちゃね!」



ルーデル
「その通りです!」



リッカ
「じゃあ早速..」



「ちょっと待った」



レイン
「まさる!」



マーサル
「悪いな、こいつに用があってよ

聞くつもりはなかったんだが、ドア越しにたまたまな」



サン
「全く分からなかったッス..」



リッカ
「部外者は口を挟まないでちょうだい」



マーサル
「まあそう怒るなよ

言っちゃなんだが

今のレインじゃ役に立てないと思うがな」



リッカ
「.......」



レイン
(否定しないんだそこ..)



マーサル
「5日」



リッカ
「?」



マーサル
「5日だけ待て

それだけで少しは役に立てるようにしてやる」



リッカ
「たった5日で何ができるわけ?」



マーサル
「こいつは戦い方も何も知らないんだ

端的に言うぞ

そんなあぶねー所に今のレインを連れていかせるわけにゃいかねーってんだよ」



リッカ
「!」



レイン
「?」



マーサル
「ハハハ

まっ安心しろ

悪いようにはしないからよ」



リッカ
「...分かったわ

ただし5日だけよ、それ以上は何があっても待てないわ」



マーサル
「おう!

ルーデルちゃん、ちょっとボーイフレンド借りるぜ」



ルーデル
「ぇっ!?」



レイン
「まーさーる!!」



マーサル
「冗談だって笑」



ーーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2019 10-03 05:01 [Android]

[72] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーー



マーサル
「ふぁーあ..」
(昨日は久しぶりに楽しかったな

家族ってのはやっぱいいもんだ、うんうん)



マーサ
「あらおはよう

シービィとジービィ、起こしてきてくれる?」



マーサル
「ああ、分かった」



ーーーーーーーーーーーーー



マーサル
「おーーい二人と..ん?」
(起きてるのか?)



ジービィ
「昨日は上手くやれたね!」



シービィ
「うん」



ジービィ
「この調子であの人をよーく観察するのよ」



シービィ
「うん..」



........なるほど



マーサル
(そりゃそうだよな..当たり前だ

あいつらに会ったのは赤ん坊の時が最後なんだ

急に帰ってきて兄貴面されたら俺だって警戒する

やっぱり兄妹だ

二人だけで家を..母さんを、守ってきたんだもんな..)



コンコン



マーサル
「よう」



シービィ
「おにいちゃん」



ジービィ
「どうしたの?」



マーサル
「あー..なんだ

飯だぞ、母さんが待ってる」



ジービィ
「はーいすぐいく〜!」



マーサル
(なーんか俺の方が動揺してるような..)



ーーーーーーーーーーーーーー



マーサ
「マーサル、あんた足は大丈夫なの?」



マーサル
「歩くくらいなら」



マーサ
「そう...じゃあ」



ジービィ
「お母さんお買い物!?あたしがいくー!!」



マーサ
「あらあら、ジービィは優しいねぇ」



マーサル
「一人じゃ大変だろ、手伝うぞ」



ジービィ
「別に手伝わなくていいよー

シービィも一緒だし」



シービィ
「ん..」コク



マーサル
「そ、そっか..」



ジービィ
(私達だけで十分なんだから!)



ーーーーーーーーーーーーー



マーサ
「マーサル、裏手にある木材持ってきてくれる?」



マーサル
「ああそれくらいなら..」



ジービィ
「あたしとってくるー!!」ダダダ



マーサル
「元気だなぁ..」



シービィ
「いつも...してるから..」



マーサ
「二人はよくやってくれてるよ

私が仕事に専念できるように、家事を手伝ってくれてるんだよ」



マーサル
「へえ

そりゃたくましいな」



マーサ
「エマラもあんたもそうだったね

親孝行な子供を持って、あたしゃ嬉しいよ」



マーサル
「姉ちゃんか..」
(..二人で助け合ってきたんだな)



マーサ
「ところでマーサル

あんたこれからどうするんだい?」



マーサル
「どうって?」



マーサ
「家に残ってくれれば凄く助かるんだけどねぇ

無理にとは言わないよ

あんたにも、居場所ができたんじゃないのかい?」



マーサル
「しばらくはゆっくりしていくさ

気になることもあるしな」



マーサ
「ふふ..そうかい」



ーーーーーーーーーーーーー



バロンズ
「ようやくきたか」



ルーデル
「お、お邪魔します」



レイン
「それにしてもでっかい家だねー」



ナギサ
「主は代々の商売一家なんだから

当然よ」



レイン
「それ、もう聞いたよ?」



ナギサ
「..相変わらず生意気だわ」



レイン
「へへーん

あれ?一緒にいかないの?」



ナギサ
「あたしは仕事があるのよ

お子ちゃまと違ってね」



レイン 
「むむ」


リッカ
「なんでもいいから早く行きましょう」



バロンズ
「やれやれ

こっちじゃ」



ーーーーーーーーーーーー



ミナ
「そうよ〜、これが8才の頃のあなたよ」



エレナ
「わあー!この子かわいいね!お姉ちゃん!」



ミナ
「そう!そうなのよ!

エレナは街一番..いいえ、大陸一..世界一可愛いのよ〜!」スリスリ



エレナ
「きゃはっ!くすぐったいよ〜」



ミナ
「うふふふ「おお...」



ミナ
「!!!」



バロンズ
「ア、アルバムを持ち歩いておるとは

相当仲がよいのかそれとも..?」



ミナ
「わ、わわっやめてくださいバロンズ様..」



レイン
「?」



ルーデル
「エレナさんが..元に戻っていません」



グルンガ
「いや..少し体重が増したようだな」



ルーデル
「えっ?」



リッカ
「もう少し包んで言いなさいよ..

私の考えだけど、ルナクサ草を食べた人間はそれまでの過程を進み、少しずつ戻っていくようね」



バロンズ
「そのようだ」



レイン
「へぇー..ホント不思議だね」



リッカ
「まったく、厄介だわ」



バロンズ
「ときにミナくん

すぐにバスカルへ戻るのかね?」



ミナ
「はい

ナリウス様も他の皆も心配しているでしょうし、戻るまで居るのもご迷惑がかかりますので」



バロンズ
「なあに、わしが使いの者を送れば問題ない

道中も危険だろう

しばらくラプトで骨を休めていくといい」



ミナ
「そういうわけにも参りません...では、私達はこれで..」



エレナ
「やーだー!!」ガシッ



グルンガ
「!おい離せ..」



ミナ
「エレナ、ワガママ言わないの、ほら。。」



エレナ
「イヤ!いやなのー!」



グルンガ
「....」



ミナ
「エレナ!いい加減にしないと怒るわよ!」



エレナ
「お姉ちゃん...だめ?」ウルルン

















..........



















ミナ
「キャーーーー!!!!

いいのよいいのよエレナ!当然よ〜!しばらくはラプトに居ましょうね〜♪よしよし」パシャッ



レイン
「今..「何?」何でもないです」



バロンズ
「決まりだ」



リッカ
「あんた面倒見なさいよね、グルンガ」



グルンガ
「断る」



リッカ
「一番懐かれてるじゃない、これも契約の内ってことで」



グルンガ
「どうしてこうなった..」



ーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2019 09-02 01:29 [Android]


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