コントロール
自由自在に生きたかった。

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手の平の感覚が無くなって。

ほんの三秒後、あたしは目を開けた。


「………嘘…」


そこは、古びた学校のトイレだった。


「……」


静かにトイレから出ると、やはりここは学校。

それも何十年も何百年も過ぎたように見える。


「愛美ちゃん?」

「!!…まき…じゃなくて、雨宮さん…」


あたしを待ち構えるように、雨宮さんはそこに立っていた。


「…驚いた?ここは未来なの、ついでに未来でのあなたの名前は片瀬類(カタセ ルイ)だから」

「未来での名前?」

「追々分かるから、はやく行こう、見つかったら大変」

「うん…」

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2部











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「武藤欄(ムトウ ラン)よ、よろしく」


駆け込んだのは、近くの公園の公衆トイレ。

その中で待っていたのは雨宮さんとあたしと変わらないくらいの歳の、武藤さん。


「彼女はシステム管理局、区画長よ」


つまり…偉い…ってこと?


「B地区を専門に、システム管理局では頼りにされる存在だから」

「…あなたは本当に厄介だけど、隣さんに頼まれたんだから…仕方ないわ、行きましょう」


雨宮さんは微笑した。

武藤さんとあたしと雨宮さんは、システム管理局へ向かうことにした。

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システム管理局への道筋は、まるで迷路の様だった。

右へ左へと、忙しいほどにくねくねと道を曲がり、同じ道を通ったんじゃないかと思うほどだ。


「ついた」


道をくねくね行き、右へ曲がり3メートルほどの場所に"B"と機械的な文字で書かれた白いドアがあった。

武藤さんは、小さなポシェットから、じゃらじゃらと鍵が沢山ついた輪っかを取り出した。

それは、どう考えてもその小さなポシェットには入るサイズじゃない、これも未来に来たからなのか。

武藤さんは、一発で鍵を見分け、そのドアを開けた。


「B地区へようこそ」

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武藤さんの声と共に開かれた扉の先に広がっていた世界、それは驚くものだった


「……これ、」

「そう、B地区は過去に値する場所よ」


武藤さんは当たり前の様に言った

B地区、その扉の向こうに広がっているのは過去

つまり、私がもともと居た時代


「あなたには過去を変えてもらうわ」

「……ぇ…?」


武藤さんは微笑むと、私に赤いスイッチを渡した


「あなたがこのスイッチを押した瞬間、あなたは元の世界に戻ることが出来る…だけど覚えておいて…もし、システム回収もろくに出来ないまま帰ったら、死ぬわよ」

「っ!!」

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