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[438]By []


ネタバレまちきれない時は
ここも悪くない↓

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09-06 01:02Android(HTL21)
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[439]By [ナムナム]


扉絵連載、ジンベエの海侠一人旅 Vol.9
「ジンベエ、ハート・麦わら同盟を新聞で知る」

救助された船で新聞を読むジンベエ
ロー&ルフィの顔が新聞に出ている

--------------------------------------

【王宮〜台地前】

サボとコアラが会話している
サボと藤虎の戦闘は中断した様子
(藤虎と海軍は既にいない)

海軍の大将と闘った事に
コアラがサボに怒っている

コアラ
「ちょっと聞いてるの?
 サボくん!!」

サボ
「あぁ、聞いてるよ」

コアラ
「あなた自分の立場ってものを忘れたの?
 個人的な感情で海軍大将と戦うなんて!
 革命軍まで戦争に巻き込むつもり!?」

サボ
「弟の危機だったんだから
 仕ねぇだろ!!」

コアラ
「仕方なくないわよ!!」

サボ
「ぬぅううう!!」

サボの顔を両手で引っ張るコアラ

サボ
「それに・・・あの野郎・・・」

--------------------------------------

【サボ回想】

藤虎
「我々も同じ穴のムジナ・・・

 海軍でさえ、この国じゃ
 英雄にはなれねえんですよ
 
 不条理でやんすが・・・」

サボ
「そんな考え方をしている事が
 上にバレたらどうすんだ・・・」

藤虎
「なぁに・・・
 
 あっしはあんたさんに
 阻まれただけ・・・

 これも賭けでやんすよ へへ」

【回想終了】

--------------------------------------

サボ
「・・・」

コアラ
「ねぇ、分かってるの?
 ちゃんと聞いてる!?」

サボ
「え?」

コアラ
「もー!!
 サボくんの身勝手で怒られるのは
 私とハックなんだよ!!!」

ムキーと怒るコアラ

--------------------------------------

【王の台地】

後手を縛られているウソップたち
だが、市民たちが縛っている縄を斬る

ウソップ
「なんだ!?
 俺たちの首を獲りに
 来たんじゃねぇのか!?」

国民
「まさか・・・そんなことしても
 事態は良くなりませんよ!!

 ドフラミンゴは十年前の悪夢の夜・・・

 リク王を操って国民に嫌われるように仕向け
 【海賊の王】の称号を手にした・・・

 我々は真実を知った!!

 とっととこのイカれたゲームを
 終わらせたいんです!!

 自分たちがしてきた事は
 今まで知らなかった!!
 この国で何だ起こっているのかも!

 助けて下さい!!リク王!!
 どう動くべきか、教えてください!!

 おっしゃっていただければ
 何でもします!!

 戦えというなら戦います!!」

涙目を浮かべて訴える市民たち

リク王
「・・・少しだけ待ってみよう」

国民
「え?何をですか?」

リク王
「私も彼らと同じように・・・
 ルフィくんたちを信じてみたい!」

リク王
(死を選ぶには・・・まだ早い!)

そこに現れる藤虎
そしてリク王に告げる

リク王
「ドレスローザはかつての平和の象徴の国
 戦争を起こさせるわけにはいきやせん」

国民たち
「あぁっ!!
 海軍大将の藤虎!?」

ウソップたち
「!!」

藤虎
「麦わらの一点張り!!

 リク王の旦那・・・どうやらあっしも
 あんたと同じ賭けをしているようで」

リク王
「・・・」

--------------------------------------

【ルフィサイド】

倒れているドフラ、トレーボル

ルフィのレッドホークを食らい
息が切れているドフラ

ドフラミンゴ
「ふー・・・ふー・・・」

ルフィ
「どうだ!参ったか!!」

口からペッっと血を吐くドフラ

ロー
「よく見ろ!!まだ奴はやる気だ!!
 もう同じ手は通用しねぇぞ!!」

トレーボルはローの3枚卸にされたが
体もネバネバのようで死んでいない

トレーボル
「ロー・・・

 オレはお前の能力を
 知り尽くしてるもんねー!!

 元々、そのオペオペの実の能力は
 オレ達がずっと欲してた力!!

 能力の全てはわかっている!!」

トレーボルが体をくつけようとするが
なぜか滑って合体できない

トレーボル
「ん?んんん??」

ロー
「オレのラジオナイフは
 ただ斬るだけの技じゃねぇ

 数分間!!いかなる処置、
 能力でも接合できない!!

 しばらく元には戻れねえぞ!!」

トレーボル
「ええええ!!やばい!!
 ピンチで鼻水垂れちゃうもんねー!!」

--------------------------------------

ロー
「注射射撃!!
 (インジェクションショット)」

ローがトレーボルの額めがけ
剣を構え突っ込んでいく

トレーボル
「止めろ!!
 
 さんざんオレの世話になったのを
 忘れたか、このー!!
 
 くらえ! 鼻水切り!!」

トレーボルの鼻水を斬り裂くロー

トレーボル
「ぎゃあああああ!!
 こっち来るなぁー!!」

その時、ドフラが蹴りを放ち
ローの剣を阻止する

ロー
「!!!」

ドフラミンゴが爪を伸ばし
ローに攻撃してくる

その場から動こうとするローだが
トレーボルがネバネバでローの足を掴む

ロー
「トレーボル!!」

トレーボル
「ベッヘッヘッ!!!」

ドフラミンゴ
「フルブライト!!」

上空からドフラの爪を食らうロー
ローの胸に5本の爪が貫通する

ロー
「うぐぅ!!」

--------------------------------------

ルフィ
「トラ男!!」

ドフラミンゴがルフィに
蹴りを放ってくる

ルフィは腕を覇気で覆うが
ドフラも足を覇気で覆う

ルフィの顔面におもいきり
蹴りを入れるドフラ

更にルフィの腕を後手にし糸で縛る
その状態でベラミーの方に吹っ飛ぶルフィ

ベラミー
「逃げろ!!麦わら!!
 頼む!!!」

ルフィ
「ベラ・・・!!」

体が言うことを効かないベラミーは
そのままルフィを斬ってしまう

ルフィ
「うぐーっ!!」

ロー
「麦わら屋!!」

泣いているベラミー
倒れるルフィ

--------------------------------------

倒れているルフィ&ローに
ドフラが話し始める

ドフラミンゴ
「オレが最も嫌うことを
 覚えてるかロー!?

 見下されることが一番嫌いだ!!
 使えねぇガキほど有害なものはねぇ!!

 オレを倒せるかどうかぐらい
 少し考えれば分かりそうな事だがな!!

 忘れるな!

 オレは世界で最も高貴で
 高貴な血筋の血脈!!

 天竜人だ!!

 気高く生まれたオレは
 最も希少な力を持つんだ!!」

ルフィ
「はあっ!?」

ロー
「・・・」

ベラミー
「・・・!?え・・・」

ドフラミンゴ
「だがある時、愚かな父は
 ごみ溜めの下界へ下った

 家族を連れて四人でな
 かつての権力を放棄した!! 

 人間らしい生き方求めてなぁ・・・
 くだらねえ!!」

--------------------------------------


【ドフラミンゴ回想】

8歳の時に家族と共に
下界に渡ったドフラミンゴ

子供ドフラミンゴ
「父上、奴隷はどこ?
 買いに行こう」

ある時のドフラミンゴ

子供ドフラミンゴ
「父上、下々民がこのオレに
 口答えしてきた
 銃を貸してくれない?」

ベッドで永眠するドフラの母

子供ドフラミンゴ
「父上・・・
 こんな汚い所で暮らすから
 母上が病気で死んだんだ!!」

【回想終了】

--------------------------------------


ドフラミンゴ
「オレは愚かな父親のせいで・・・
 8歳にして世界の天国と地獄を見た!!

 オレは父親を殺し、その首を
 マリージョアに持って行った!!

 だが天竜人たちはオレを
 受け入れなかった・・・

 裏切り者の一族だと言ってな!!

 その時に誓ったのさ・・・

 こいつらの牛耳るこの世界を
 全て破壊してやると!!

 おまえらガキの生きてきた
 人生とはレベルが違う!

 ガキと遊んでる暇はない!」
09-11 13:51Android(HTL21)
[編集] [返信]
[440]By [ナムナム]


第761話 オペオペの実

ジンベエの海侠一人旅Vol.10「見てほしいのはこっちの記事!海獣大発生」


部下がメイナードに藤虎とサボの勝負は痛み分けだと伝える
驚くメイナード、大将は海軍の誇る最高戦力の為、何かひっかかる…と思うメイナード

街の混乱は止まらない、海軍は混乱を抑えるので精一杯

分身ミンゴと剣を持ったベラミーに斬り掛かられるルフィ
両腕を後ろで縛られているので足の裏のタコスタンプでなんとか防ぎ後ろに転がる
しかし転がった先には分身ミンゴがいて踏み潰されるルフィ

処刑を始めると言うドフラミンゴ「お前からだロー…!!」

ロー「堕ちた元天竜人のお前になぜまだ権力がある…!!お前は今朝CP0を動かした!!」

聖地マリージョア内部にある重大な国宝を知っているからだと答えるドフラミンゴ「それは存在自体が世界を揺るがす あいつらにとっておれは最悪のカードを持った脱走者」

殺そうにも死なないドフラミンゴに天竜人達は協力的になっていった

オペオペの実の能力が自分の手に入っていたら国宝を利用し世界の実権さえ握れていたと言うドフラミンゴ
「古来よりの夢さえも叶う 究極の悪魔の実と呼ぶ者も少なくない」

知っているが興味は無いと言うロー
「人に永遠の命を与える不老手術 だがそれをやれば能力者当人は命を失う」

ローに食わせる気はなかったと言うドフラミンゴ
「恩を仇で返しやがって!!」

ディアマンテの剣術・ラオGの体術・グラディウスの砲術を叩き込んだのはおれ達だと言うドフラミンゴ

ドフラミンゴの攻撃を剣で防御するロー
「そして今があるのはコラさんのお陰、感謝してるよ。この力でお前らを討ち取れる!!」

〜16年前、ノースブルー港町スパイダーマイルズのゴミ処理場〜

ドフラミンゴファミリーに乗り込んだロー、ディアマンテとトレーボルが話している
自分が死ぬのは3年2ヶ月後と言うロー、死んだ親が医者だったらしくその医療データから

コラソンが帰ってくる
バッファローとベビー5にイタズラを仕掛けられ全部かかるコラソン
「注意力が足りないマヌケだが血筋のせいか腕は立つ」
とコラソンを紹介するディアマンテ

昔ショックな事件があったらしく口がきけないらしい

コラソンに窓からぶん投げられ鉄山につっこむロー
ディアマンテ「あと…子供嫌いだ 注意しろ」

タバコに火を着けるが自分のファーにも火が渡ってしまうコラソン
落とされたロー「何だ…あのイカレたやつ…!!殺してやる!!」
09-18 23:13Android(HTL21)
[編集] [返信]
[442]By [ナムナム]


762話 白い町
ジンベエ一行港町へ向かう

ローがやってきて一週間が過ぎた。

〜北の海 スパイダーマイルズ〜 
ゴミ処理場倉庫で食事するドンキホーテ一味・・・
ジョーラが若いw  
ウサギ耳の人は・・・まさかヴェルゴ?

まだ出て行かないローに関心するファミリーの面子
バカにしてる感じもするが、結構フレンドリー。
ヴェルゴ?っぽい人は何をされても血の掟を忘れるな、と念を入れる

コラソンにやられたローにドフラミンゴはコラソンは実の弟、切り傷一つでもつけたら俺が死を与える、と警告しておく
若ジョーラがいうにはローの肌の白さは珀鉛病(はくえんびょう)だといい、移ると大変だと騒ぐ

だがドフラが怒り、噂程度の知識を口にするなと言う
珀鉛病は中毒であり、感染病ではないらしい

ドフラはローにブレバンスには他に生き残りがいるのかどうか聞くが、
ローは必死で逃げたのでわからないと答える

死体の山に隠れて国境を越えた
ドフラの何を恨むという質問にもう何も信じてない、死ぬのも怖くない、
コラソンお前には必ず復讐すると言うロー

その言い分にベビー5が怒るが、ローは睨み返して泣かせる
ベビー5は後でグラディウスに聞く・・・白い街ってなに?

フレバンスという国全土が白い町という名前で呼ばれていた。
国民は裕福で町はみな白く、草木や地面まで童話のように真っ白で美しい国だったという

その国の風景は珀鉛という鉛の一種で出来ており、食器、塗料、化粧品、あらゆるものに使われていた
珀鉛の輸出産業でフレグランスは非常に豊かになった・・・ 
だがその国はもう存在しない

珀鉛産業が始まる100年以上も前に世界政府は地質調査でその毒性を知っていた・・・
だが巨万の富に目が眩み、政府と国の王族はその事実を隠した!
無いもしらずに国民達は掘り続けた・・・

毒といってもその量は微量、だがたまり続ける毒は徐々に国民を蝕む
世代の寿命が下がっていき、ローの世代になると大人になる前に死ぬようになった
世界が珀鉛の有毒性に気がついた時はもう手遅れだった・・・

祖父、祖母、親、子供・・・微妙にずれた世代で同時期に一斉に発症し次々と死んでいった
さらに悲劇なのは隣国が全てこの病を伝染病と思い込み、八方から国を封鎖し、白い町を隔離した!
(やせたセニョールピンクがかっこいいw)

王族は政府の手でそうそうに脱出、見捨てられた国民は死んでいった
他国で治療を求めた白い町出身者はことごとく恐れられ射殺された

ついに切れたフレバンスの国民達は腐るほどある鉛玉で武装し、戦争を起こした
あとはもう想像の通り・・・

白い街のシスターは子供達だけ助けてくれる兵士達が現れたという
ローは妹が死にそうでいけないので他の子供達を先に避難させることに。
ローが一緒に来ないことを寂しがる同年代の子供達
シスターはローにこの世に絶望などないと励ます

阿鼻叫喚の病院で嘆く医者・・・ローの父親である
珀鉛を体から出す方法は必ず存在するはず
感染もしない・・・なぜ政府はこれを信じない!?
死にかけの妹の横で父親に医学を学んだ日々を思い出すロー

だが、兵士達の手で両親は無残に殺された
そして非難に向かった子供達、シスターも全員銃殺されていた
病院にも火がかけられ、皆殺しにされた・・・

こうしてフレバンスは滅亡した。
病によってではなく、人の手によって・・・

コラソンの元へ向かうロー
みんな死んだのにこんなバカが生きていていいわけない
そして忍び寄り、後ろからコラソンを刺し貫く
その場を見ていたバッファローがドフラミンゴに報告に走る
あいつ血の掟を破った・・・串刺しの刑だすやん・・!

おわり

10-02 23:40Android(HTL21)
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[443]By [ナムナム]


ワンピース(ONEPIECE) 第763話 ネタバレ



ネタバレ(大)記事中





ジンベエの海侠一人旅 Vol.12
「なんと港町の上の遺跡は海ネコ達の町」

迷子猫が指を指している

ジンベエ
「!?」

--------------------------------------

【ドフラ回想】

吊るし上げられている3人
火が放たれ火炙りにされる

それは子供ドフラ、子供コラソン
そしてドフラの父

血だらけで磔になるドフラたちに
民衆たちは罵倒を浴びせだす

人々
「天竜人の一家だ!!
 【元】天竜人だ!!

 殺しても海軍は動かねえ!!
 ありがてえ!!

 報復の機会をを与えられたんだ!!
 一生泣き寝入りだと諦めてた・・・

 ハンマーで全身の骨を折ろう!!
 千本の矢を刺そう!!

 殺すな・・・ずっと!!
 生かして苦しめろ!!」

人々
「まだ5歳と2歳だった
 オレの息子たちが・・・

 天竜人の横を横切ったって理由で
 銃で16発!!即死だった!!

 奴隷にされた娘が・・・
 哀れな姿で姿で帰って来て・・・

 一言も喋らずに・・・
 3日後に自殺したわ!!

 オレは昔奴隷だった・・・!!
 両目は遊びで奪われた!!

 オレの妻が焼き殺された・・・!!
 どうでもいいんだろお前らには!!

 お前らに納める【天上金】のせいで・・・
 国が飢餓で滅んだんだ!!

 お前ら腹減ったことあるか!?
 皆、骨と皮になって死んだ!!

 神も同然だろ!?
 人間とは違うんだろ!?

 これくらいじゃ・・・
 死なねえよなァ!!」

吊るされているドフラにナイフが飛ぶ

子供ドフラ
「ギャアアアア!!」

ドフラ父
「ドフィ!!」

子供コラソン
「兄上!!」

人々
「人間を虫けら以下に
 扱いやがって・・・!!

 【苦しい】って!!
 【悲しい】って!!
 【辛い】って!!

 なんだか知ってるか!?
 おい天竜人ォーー!!」

子供ドフラ
「ギャアアアアアアア」

【回想終了】

--------------------------------------

プルルルルル・・・!!
電伝虫の音が鳴る

ドフラミンゴ
「!!」

その音で目が覚めるドフラ

ドフラミンゴ
「ハァ・・・ハァ・・・」

左手で頭をおさえるドフラ
顔から冷や汗が滴り落ちる
トラウマにうなされるドフラ

ドフラミンゴ
「ハァ・・・ハァ・・・」

やっとサングラスを手にかける
そして、酒を飲みほ電伝虫を取る

ドフラミンゴ
「・・・どうした?」

--------------------------------------

【回想】

〜33年前の聖地【マリージョア】〜

天竜人どうしが揉めている

世界貴族(天竜人)
ドンキホーテ・ホーミング聖
(ドフラミンゴの父親)

天竜人たち
「正気か!!?
 ホーミング聖!!

 あなたともあろう者が!!

 神の地位を捨て人間に
 成り下がろうというのか!?」

ホーミング
「人間ですよ、昔から」

ホーミングの隣には奥さんもいる
(ドフラミンゴの母親)

天竜人
「我々もそうだと言いたいのか!!?
 冒涜だ!!天竜人を何と心得る!?

 裏切り者め!!
 お前は昔から異端だった!!」

--------------------------------------

〜下界に下ったホーミング一家〜

船に乗っているホーミング一家
船が陸に止まり、近くに大きな家がある

付き人がホーミングに話す

付き人
「我々がお送り出来るのはここまで
 ここは北の果て、【世界政府】非加盟国
 不自由のない住まいと財産はあちらに」

ホーミング
「ありがとう十分だ」

付き人
「・・・では天竜人の
 証明チップを回収します」

--------------------------------------

〜家に入るホーミング一家〜

ホーミング
「ここで一家4人で暮らそう」

ドフラミンゴ
「父上、ドレはどこだえ?
 買いに行こう」

山盛りの宝石に乗りながら言うドフラ

ホーミング
「ドフィ・・・ロシナンテ・・・
 お前たちには1から教えねば」

--------------------------------------

〜街に行くドフラ〜

ドフラが街中で人々に文句を言う

ドフラミンゴ
「おい!!なぜひれふさねぇ!!
 貴様ら無礼だぞ!!
 オレの前を横切ったな!?
 誰か銃を持て!!

 オレを誰だとおもってるんだ!!」

ドフラの言動にザワザワしている人々
ドフラは父親に言う

ドフラミンゴ
「父上、あいつら何で
 ひれふさないのかえ?」

--------------------------------------

〜人々がホーミングの家に放火する〜

人々
「天竜人はどこだ!!
 探しだせ!!
 吊るし上げろ!!」

燃えている家を驚愕しながら見ている
ホーミング一家

人々
「逃げたぞ!!捜せ!!
 まだ近くにいるハズだ!!

 殺すなよ!!
 生かして苦しめろ!!

 数百年分の世界の恨みを
 あの一家に刻み込め!!」

見つからないように逃げるホーミング一家

ドフラミンゴ
「父上・・・なぜ追われるのかえ?」

--------------------------------------

〜ボロ屋で暮らすホーミング一家〜

ホーミング
「雨露を凌げるだけでありがたい・・・
 ここらの地域には我々の噂は届いてない」

ドフラミンゴ
「こんな汚い所で!!
 生きていけるわけないえ!!

 家の中に虫がいる!!
 家の臭いも吐き気がするえ!!」

だが、人々は探し続けていた

人々
「捜しだせ!!あの一家を!!」

--------------------------------------

ホーミングが天竜人に電話している
その様子を見ているドフラ

ホーミング
「ここまでの事になるとは・・・
 想定できなかった・・・!!

 私が甘かったんだ・・・!!
 頼む、なんでもする・・・!!

 子供たちだけでもいい・・・
 マリージョアへ知らせてくれないか? 

 このままでは一家全員・・・
 殺されてしまう!!」

天竜人(電話)
「キミが選んだ人生だえ
 捨てたものは戻らない

 もう2度とかけて来るな!!
 人間の分際で!!」

電話を来られてしまう

ドフラミンゴ
「・・・」

--------------------------------------

人々から暴力を振られるドフラ&コラソン

ドフラミンゴ
「父上・・・生まれて初めて痛い・・・
 生まれて初めて、腹が減ったえ・・・」

空腹のあまり、残飯を漁るドフラ&コラソン

ドフラミンゴ
「早く食え!!ロシー!!
 人が来る!!・・・オエエエ!!」

--------------------------------------

日々、体調が悪くなる母親

ドフラミンゴ&コラソン
「母上っ!!」

ドフラ母
「ごめんね・・・少し体調が・・・」

そして・・・ドフラ母は死亡

ドフラミンゴ
「父上・・・母上は死んだえ・・・」

ホーミング
「・・・」

--------------------------------------

ついにホーミング一家が捕まる

人々
「捕まえたぞぉー!!」

ドフラミンゴ
「父上!!」

ホーミング
「子供たちは許してくれ!!
 私だけにしてくれぇ〜!!」

ドフラミンゴ
「【お前】(ホーミング)!!
 何てことしてくれたんだえ!!
 あああああああああ!!」

【回想終了】

--------------------------------------

ローがドフラの前に連れてこられる

ジョーラ
「若様、ローを捕まえて来たざます!!
 急に脱走する気になった様ざますね!!」

マクイーン
「港まで逃げてたイーン!!」

バッファロー
(コラさん刺した罪で
 拷問が始まるだすやん!!)

アイスを食べてるバッファロー

ベビー5
(ローは可哀想な子なのに・・・)

コラソンの姿がそこにはあった
いつも通り椅子に座っている

ロー
(コラソン!!
 くそォ死ななかったか・・・

 これじゃオレの死に損じゃねェか!!
 バッファローはアイスで買収したのに・・・

 自分で兄貴にチクりやがったな!!

 確かに刃は体を貫いたハズ・・・!!
 平然としやがって・・・!)

ドフラミンゴ
「ロー・・・お前を・・・
 ここへ呼んだのは・・・他でもねぇ!!

 お前を正式に【ドンキホーテ海賊団】の
 一員に向かえることにした!!」

ロー
「えっ!!?」

ドフラミンゴ
「最悪の体験から生まれる
 その無類のクソみてぇな目つき!!
 お前には素質はある!!」

ロー
「・・・!?」

状況が呑みこめないロー

--------------------------------------

ジョーラ
「オホホホ!!
 見込まれたわね、あーた!!
 若様は将来を見抜く男よ」

ロー
(コラソンの事・・・
 まだ知らねえのか・・・?

 何でだアイツ・・・
 【書いて】報告もできるだろ・・・?
 どういうつもりだ・・・)

タバコをふかしているコラソン

ロー
「・・・将来を見込まれても
 どうせ3年後にオレは死ぬ・・・」

ドフラミンゴ
「フッフッフ!!
 それはお前の運次第さ」

ロー
「!?」

ドフラミンゴ
「ウチは闇取引が専門でな
 悪魔の実も取り扱ってる

 実の能力ってのは時に
 人智を超える

 お前の病気を治せる能力も
 あるかもしれない」

ロー
「【悪魔の実】・・・!!」

ドフラミンゴ
「お前が運を持ってれば・・・
 【リミット】の3年の間に流れて来る

 【悪魔の実】に命を救われる
 可能性はある・・・!!

 オレはお前を・・・
 10年後のオレの【右腕】として
 鍛え上げてやる!!」

--------------------------------------

ドフラがコラソンの傷に気付く

ドフラミンゴ
「ん?コラソン・・・
 お前、どうしたそのキズ?

コラソン
「敵にやられた(紙に書く)」

ドフラミンゴ
「結構な深手じゃねぇか・・・
 始末はつけたんだろうな?」

コラソン
「つけた(紙)」

ドフラミンゴ
「ならいいが・・・気をつけろ」

コラソン
(あいつ・・・オレを庇ったのか!?
 何考えてんだ!?あいつ!?)

--------------------------------------

その後、ローは正式に
ドンキホーテ海賊団一員となる

ドンキ一家はどんどん勢力を拡大していく

ドフラミンゴ
「南東、リヴァース・マウンテンへ向け
 拠点を移しつつ取引きをしていく」

壁に絵を貼り、説明するドフラ
コラソンがベビー5の暑いお茶に引っかかる

--------------------------------------

敵船を遅い、宝を奪ったり
冬の密林を抜け、書類を偽造したり

海賊茶ひげに殺されそうな所を
ドフラに助けてもらったり

乾杯をしているドフラ一家の描写
一味の進撃は続いていく・・・

ローは真面目に勉強を続ける

グラディウスに銃、
ラオGに格闘技、
ディアマンテに剣術を習う

ジョーラになでなでされるロー
嫌がるロー

背後に小さいデリンジャーの姿

--------------------------------------

ローがすっかり一味に馴染んで来た頃
ベビー5がローの名前を聞く

ベビー5
「私たち本名教えたじゃない!!」

ロー
「別に興味ねェよ!!」

ベビー5
「ノリ悪〜い楽しくない!!」

ロー
「楽しんだってどうせ
 オレは死ぬんだ」

ベビー5
「だいぶ白いとこ増えてきたね」

ロー
「あと一年もつかな・・・
 オレの計算より死期早ぇかも・・・」

バッファロー
「それより本名あるなら
 教えろだすやん!!

 2年前コラさん刺したの
 若にチクるぞ!!」

ロー
「・・・・・・・・
 トラファルガー・D・ワーテル・ロー

 本当は人に教えちゃいけねェ
 名前なんだ・・・!!

 お前等みたいにコードネーム
 じゃねぇから・・・

 別に変わらねぇよ・・

 【D】は隠し名、【ワーテル】は忌み名で
 ウチの家系は代々・・・」

ベビー5
「何だ、あんまり面白くない」

バッファロー
「ホントだすやん」

ロー
「お前らしつこく聞いたよな!!」

睨みを効かせるロー
泣いてしまうベビー5

その時、急にコラソンが現れ
ローを掴んで連れて行く

ロー
「おい離せ!!なんだ!!
 コラソン、何の用だよ!!」

ベビー5
「あーまたイジメられる」

バッファロー
「いつもより、怖ぇ顔してたぞ
 コラさん」

--------------------------------------

ローを人気のない所に連れて行くコラソン

ロー
「うっ!! なんだよコラソン!
 やんのか!!?」

コラソン
「・・・さっきの話は本当か!?」

ロー
「・・・えっ?」

誰かの声が聞こえて驚くロー

ロー
「え!?誰だ!?」

コラソン
「隠し名が【D】・・・
 それが本当なら出て行け
 ドフィから離れろ!!」

ロー
「!!」

コラソン
「ローお前はあいつと・・・
 一緒にいちゃいけねぇ人間だ!!!!」

ロー
「!!?」

コラソンが喋った

おわり。


10-08 23:15Android(HTL21)
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[444]By [ナムナム]




ワンピース(ONEPIECE) 第764話





『ホワイトモンスター』

扉絵カラー
「滝の上で熊さんたちと魚とりをする一味」

--------------------------------------

ドフラの弟、コラソンはコードネーム
本名はドンキホーテ・ロシナンテ

ローがロシナンテに尋ねる

ロー
「いつから喋れるんだ?」

ロシナンテ
「・・・ずっとだ
 喋れなくなったと説明したわけではなく
 ドフィが勝手に決め付けてるだけだ」

ロー
「騙してるんじゃないか!」

声を張り上げるローに
町の人が注目しだす

ロシナンテが能力を発動する

ロシナンテ
「サイレント」

町にロー達の声を聞こえなくする
また町の人々の声も聞こえなくなる

ロー
「何をしたんだ!?」

ロシナンテ
「防音壁を張った
 ここから外の音は聞こえねェだろ?
 外からもおれ達の声は聞こえねェ」

ロシナンテはナギナギの実の能力者
音を消せる能力者(無音人間)

--------------------------------------

ロー
「ウソだらけじゃねえか!
 じゃあまさか!!

 いつもバカみてェに・・・
 ドジ踏んでるのも・・・!?」

ロシナンテ
「ふふ・・・ああ、当然・・・
 全部演技だ」

タバコに火をつけようとするロシナンテ
だが過って自分の肩に火を付けてしまう

ロー
「ウソつけ!!」

ロシナンテ
「・・・オレはドジっ子なんだ」

ロー
「うるせえよ」

ロシナンテ
「ドジは昔からで治らないんだよ」

ロー
「なんで仲間達にも隠しているんだ?」

ロシナンテ
「オレの目的は・・・
 弟として兄ドフィの暴走を止める事だ

 心優しい父と母から・・・
 なぜあんなバケモノが生まれたのか
 分からない・・・

 あいつは人間じゃない・・・」

--------------------------------------

【ロシナンテ回想】

貼り付けにされてるドフラ一家
矢を撃たれている

ホーミング
「子供たちに罪は無い!!
 許してくれ!!
 矢は全て自分に向けろ!!」

ロシナンテは痛みに耐えている

ドフラミンゴ
「覚えてろお前等・・・
 オレは死なねェ・・・!!

 何をされても生きのびて・・・
 お前等を一人残らず・・・
 殺しにいくからなァ!!」

民衆に言い放つドフラ

【回想終了】

--------------------------------------

ロシナンテ
「ドフィの真の凶暴性を知るのは
 自分と幹部の四人・・・

 そして先代コラソンの
 ヴェルゴだけだ」

ロー
「ヴェルゴ?」

ロシナンテ
「極秘任務とやらのために
 ファミリーを離れてる実力者だ

 任務内容は身内にも秘密
 お前には全く関係のない男だ・・・」

ドンキホーテ海賊団の初代コラソンは
ヴェルゴだった

ロシナンテはヴェルゴの後を継ぎ
2代目コラソンとして活動

--------------------------------------

ロシナンテ
「兄のような化け物になるな
 出て行けロー!!」

ロー
「出て行くわけねェだろ!
 オレはそうなりてェんだよ!!」

ロシナンテ
「隠し名D・・・間違いない
 お前は宿命の種族Dの一族だ!!」

ロー
「?」

ロシナンテ
「子守唄にある・・・
 【行儀の悪いこはDに食われるぞ】、と

 しばしば世界で名をあげる

 老人達は眉をひそめてつぶやく
 Dはまた必ず嵐を呼ぶ・・・と

 真相は謎だが歴史の裏で
 受け継がれている名・・・

 そしてある土地では
 Dの一族をこう呼ぶ・・・
 
 【神の天敵】」

ロー
「神の天敵?」

ロシナンテ
「神が天竜人を指すのなら・・・
 Dは世界の破壊を望むのかもしれない

 だがドフィのそれとは意味が違う!
 Dには神に敵対する意思があるはず!!」

ロシナンテの訳の分からない話に
ついていけないロー

--------------------------------------

ロー
「俺はどいつもこいつも殺すために
 ファミリーに入った!!

 一年しかない命で
 どうしろっていうんだ!!」

ロシナンテ
「ここを出て治療法を探せ」


「断る!!
 今聞いた事を告げ口してやる!!

 喋れる事と能力の事を
 ドフラミンゴに喋ってやる!!」

そう言うと走り出すロー

ロシナンテがとめようと蹴りを出すが
ローに躱されてしまう

更にロシナンテをゴミ箱に投げ込むロー

ロー
「2年でおれも強くなったんだ!!
 ザマみろ!!」

そのまま行ってしまうロー

ロシナンテ
(ここまでか・・・)

--------------------------------------

諦めてドフラの元に戻るロシナンテ

ドフラミンゴ
「帰ったか」

ロシナンテ
「!!(ビクッ!」

ドフラミンゴ
「船を出すぞ!!
 また本部のおつるだ!」

ロシナンテ
(まだあいつ言ってねェのか!?)

ローがロシナンテに言う

ロー
「へへへ 言わねェ事にした

 よく考えたら2年前に刺したのを
 黙っててもらった借りがある・・・!!

 今回のでチャラだ」

ロシナンテ
「・・・」

その後、おつるの船と
攻防を繰り広げるドフラたち

だがロシナンテとローがいない
代わりに書き置きが残されていた

メモ
「ローの病気を治してくる」

ドフラミンゴ
「何のマネだ・・・!!」

--------------------------------------

小舟に乗っているロシナンテとロー
ローは縛り付けられている

ロシナンテが暴れるロー説得するが
聞く気がないロー

ロシナンテ
「あらゆる病院を回り治す」

その時、電伝虫が鳴る

ロー
「ドフラミンゴだろ?俺が話す!
 助けてくれー!」

だが電話は大将センゴク
ロシナンテが合言葉を言い会話する

ロシナンテ
「少し任務を離れます・・・
 ちょっと私用で・・・」

センゴク
「ちびっ子達は苛めても
 まだ出て行かんか?」

ロシナンテの子供嫌いは演技
子供をファミリーから出て行かせるため

ロシナンテ
「今いる三人は無理でしょうねえ」

センゴク
「この件はお前に預けてある
 好きに動け・・・また報告を待つ」

手元の資料を見るセンゴク

プロフィール
ドンキホーテ・ロシナンテ中佐

--------------------------------------

センゴクの部屋を訪れるヴェルゴ
ヴェルゴはG5への異動を希望する

センゴク
「君がそうか・・・評判は聞いてる 
 正式入隊1年目で随分活躍していると

 G5への異動を希望か・・・

 その前に左ほほの
 目玉焼きについてだが・・・」

--------------------------------------

ロシナンテの会話を聞いていたロー

ロー
「お前、海兵かなんかじゃ
 ねえだろうな!?」

ロシナンテ
「海兵は嫌いか?」

ロー
「政府に関わる奴は吐き気がす!!」

ロシナンテ
「海兵じゃない」

--------------------------------------

ロシナンテが大きい病院に行く

珀鉛病、フレバンスと聞いた医者たちは
感染を恐れ騒ぎ、ロー受け入れない

白い町出身と聞くだけで
【ホワイトモンスター】と呼び
追い出そうとする医者達

涙を浮かべて駆け出すロー

ロー
「もういい・・・!!見ろ!!
 オレはもう人間じゃねェ!!」

更にはアナウンスをかけ
緊急連絡を流す病院側

頭に来たロシナンテは
医者を殴り飛ばし暴れる

その後も他の病院に行くが同様
これを6ヶ月も繰り返し続ける

--------------------------------------

眠るローに毛布をかけるロシナンテ
の傍で少し自棄になる

ロ [2/2ページ]
シナンテ
「俺は何やってんだ・・・
 Dのことなんてもうどうでもいい

 傷つけるだけのバカに同情して・・・
 まだ幼いクソガキがよ・・・

 俺はもう死ぬなんて・・・
 かわいそうで・・・!

 あん時、お前はオレを刺したけど
 痛くもなかった・・・!
 
 痛ぇのはお前の方だったよな・・・
 かわいそうによォ・・・
 ロー・・・!!」

その場に、泣き崩れるロシナンテ

眠った振りをしていたロー
ロシナンテの話を聞き、自分も涙ぐむ

--------------------------------------

【翌朝】

ロー
「おいコラさん!!起きろ!!」

コラさん呼びに驚くロシナンテ


ロシナンテ
「お前今、コラさんて・・・」

ロー
「いいから、とれっ電伝虫!!」

ドフラから電話がかかって来ていた

ドフラミンゴ
「俺だ、コラソン」

おわり。
10-17 00:10Android(HTL21)
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[446]By [ナムナム]


『運命の島ミニオン』

ジンベエの海侠一人旅 Vol.13
「港町の人たちがジンベエに言う」

人々
「急に遺跡が町を潰すわ
 海獣が船を壊すわ
 お供えが無くなるわ」

--------------------------------------

電伝虫を取るコラソンにドフラが言う

ドフラミンゴ
「コラソン、お前か?」

コラソンはモールス信号のように
トントンとし、ドフラと会話する
(イエス、ノーで答える)

ドフラミンゴ
「半年ぶりだなコラソン・・・
 ローはまだ一緒か?」

コラソン
「トントン」

ロー
(ドフラミンゴ・・・)

生唾を飲み込むロー
コラソンも緊張の面持ち

ドフラミンゴ
「2人とも元気そうでなりよりだ!!
 良い医者は見つかったか?」

コラソン
「トントン」

ドフラミンゴ
「そうか・・・だろうな・・・

 コラソン・・・
 ローを連れて船に戻って来い!!
 病気を治せるかもしれねえ!!」

ロー
「!!」

ドフラミンゴ
「【オペオペの実】が見つかった」

コラソン
「!?」

【オペオペの実】に反応するコラソン

--------------------------------------

ドフラミンゴ
「【オペオペの実】の価値を
 知らねェ海賊(バカ)どもが

 海軍に巨額の金を提示されて
 取引に応じるようだ

 政府が必ず裏で糸を引いている・・・
 危険だが実を奪う!!」

ロー
「・・・?」

ドフラミンゴ
「手に入れたら能力の性質上
 最も信頼できる奴が食う必要がある

 お前が食え!!コラソン!!
 そしてロー病気を治すんだ」

コラソン
「!?」

現在、コラソンとローは
ルブニール王国にいる

--------------------------------------

コラソンと電話を終えたドフラが
最高幹部の3人に問う

ドフラミンゴ
「お前ら・・・どう思う?」

幹部たち
「?」

ドフラミンゴ
「海軍のことだ・・・

 ここ半年間・・・
 あのおつるでさえ追ってこない

 ちょうどコラソンが・・・
 不在になってからの期間と被る」

ピーカ
「あいつが軍に情報を
 流してたって言うのか?」

ディアマンテ
「ウハハハ、偶然かも知れねェ」

ドフラミンゴ
「あいつが軍に情報を・・・
 流していたとは信じたくない

 そう思いたいもんだ・・・

 おれも疑いたくはねぇよ
 実の弟だ」

顔に血管が浮き出るドフラ

--------------------------------------

電話を切り終えたコラソンは大喜び

コラソン
「喜べロー!!
 お前は生きられるんだ!!
 医者なんかもういい!!

 オペオペの実が手に入れば!!
 お前の珀鉛病もきっと治る!!」

ロー
「オペオペの実って?」

コラソン
「人体改造能力だ!!

 奇跡的なオペで未知の病気も
 治せるらしい!!」

ロー
「そんな魔法みたいな事・・・!!」

コラソン
「魔法なんかじゃない、本物さ!
 だが・・・医療の知識がいる

 だから実を食うのは・・・お前だ!!
 お前がうってつけだ!ロー!!

ロー
「え!?ドフラミンゴはコラさんが
 食べろって言ってたじゃないか!!」

コラソン
「オレはドフラの命令どおりに
 食う事はできない

 悪魔の実は2つ食えば死んじまう

 ドフィはオレがが能力者だと
 知らねェからそう言ったんだ

 それにもう。ファミリーには
 戻れねぇしな・・・」

ロー
「えっ!?」

コラソン
「ここに来て決めた・・・

 それにドフィはオレの裏切り者を
 とっくに見抜いてるハズ・・・

 そもそもドフィがオレに・・・

 オペオペの実を食えって言ったのには
 違う意味がある・・・」

ロー
「??」

コラソン
(逆らえねェオレを犠牲に
 永遠の命を得るハラなんだろう!?
 戻ればきっと殺される!!)

ローの肩を掴むコラソン

コラソン
「いいかロー!!
  オレたちでドフィを出し抜くんだ!!
 【オペオペの実】を横取りするんだ!!」

ロー
「!?」

コラソン
「実はお前が食べるんだ!!

 そして病気が無事治ったら
 3人でどこかに身を隠そう!!」

ロー
「・・・!!」

コラソン
「さっそく航海の支度だ!!
 オペオペの実を必ず手に入れるぞ!!」

--------------------------------------

センゴクに電話をかけるコラソン
電話を取ったのはガープ

ガープ
「おかき」

コラソン
「あられ(合言葉)、オレです」

コラソン
「おぉ、ロシナンテ!!
 久しぶりだな!心配したぞ!!
 おいガープ!!そこをどけ!!」

ガープ
「なにぃ!!
 せんべいを持ってきたんだ
 茶ぐらい出さんかい!!」

コラソン
「あのー・・・センゴクさん・・・
 あまり時間が・・・」

コラソン
(ガープ大尉だ・・・)

センゴク
「さっさと出て行かんかバカもの!!
 仕事中だ!!」

ガープ
「おい、クザン!!
 せんべいでもどうだ?」

ガープを部屋から追い出すセンゴク

--------------------------------------

コラソン
「もしもし・・・」

センゴク
「ああ、邪魔が入ってしまい
 すまなかったな」

コラソン
「【オペオペの実】の取引の話って
 本当なんですか?」

センゴクがお茶を吹き出す

センゴク
「お・・・お前なぜそれを・・・!!
 トップシークレットだぞ・・・!!」

コラソン
「兄貴からの情報です」

ロー
(コラさん・・・
 誰と話してるんだ・・・?)

コラソン
「他の海賊たちの動きを
 知りたいんですが・・・」

センゴク
「教える訳にはいかん・・・
 無事に取引を遂行させたい」

コラソン
「ドフラミンゴが実を奪う
 計画を立てています」

センゴク
「マジで!?」

コラソン
「日時と場所を教えて下さい」

地図を広げているコラソン

--------------------------------------

センゴク
「ノースブルーのルーベック
 3週間後だ・・・」

コラソン
「ドフィたちとの合流場所は
 スワロー島、取引の3日前です」

センゴク
「3日前だな!!一家総出で・・・
 きっと武器の用意もしてるはずだ
 いい情報をくれたな」

 これでドフラミンゴは終わりだ!!
 決着はスワロー島で!!

 そこでドンキホーテ一ファミリーを
 必ず一網打尽にする!!
 お前は島に近づくんじゃないぞ!!

 計画は以上だ」

コラソン
「後でリストを送ります・・・
 ドフィと取引していた奴らの」

センゴク
「了解、よくやった」

電伝虫を切るコラソン 

--------------------------------------

コラソン
「おいロー、さっそく出発・・・!?」

背後では倒れているローの姿

コラソン
「ロー!!!
 おい!!お前・・・ウソだろ!?
 しっかりしろ!!何とか頼むよ・・・!!」

ロー
「ハァ・・・ハァ・・・」

コラソン
「治す方法が見つかったんだぞ!!
 まだ3年たっていないだろ!!

 くそっ・・・なんて熱だ!!
 どうすりゃいいんだ!!

 医者を・・・いやあんな奴ら
 呼んでも無駄だ!!

 オレは・・・どうすれば・・・
 おいロー!!聞いてくれ!!

 何とか・・・後3週間・・・
 生きててくれよ・・・!!
 チャンスをくれ!!頼む!!」

ロー
「ハァ・・・ハァ・・・」

--------------------------------------

小舟で海に出るコラソンたち
だが、こんな時に限り海は大荒れ

コラソン
「くそっ!!こんな時に嵐か!!」

ロー
「コラさん・・・」

目を覚ますロー

コラソン
「ロー、どうした!?」

ロー
「政府は初めから・・・
 珀鉛の事を知ってて掘らせたんだ・・・

 オレたちが死ぬことを知っていながら
 金のため・・・」

コラソン
「!?」

ロー
「オレの家族も白い町も・・・
 全部、政府が殺した・・・」

コラソン
「!!」

ロー
「だからもしコラさんが・・・

 その仲間の海兵なら・・・
 正直に言ってくれ・・・」

コラソン
「バカいえ!!!
 オレは海兵じゃねェ!!」

ロー
「・・・よかった」

苦しみながらも笑うロー

コラソン
「それどころか・・・
 オペオペの実を盗むって事は・・・

 ドフラミンゴも海軍も政府も
 皆、敵に回す事だ!!

 生きるのにも覚悟しとけ!」

--------------------------------------

【取引の3日前
  〜運命の島、ミニオン島〜】

ミニオン島についたコラソン
センゴクとの会話を思い出す

コラソン
「海賊たちの場所は?
 センゴクさん」

センゴク
「ああ・・・奴らはルーベック島の東
 ミニオン島の廃墟をアジトにしている

 海賊の名はディエス・バレルズ
 知っているか?」

コラソン
「ええ、元海軍将校の・・・」

センゴク
「そうだ・・・
 ミニオン島は監視船が包囲している

 お前たちが合流する筈だった
 スワロー島には・・・
 軍艦を2隻配備させている

 ドフラミンゴなどに
 横取りなどさせん!!」

--------------------------------------

その頃、廃墟のアジトでは
酒を飲んでいるバレルズたち

バレルズ
「ドリィイイイ!!
 さっさとラム酒を持ってこい!!」

ドリーと呼ばれる傷だらけの少年
(顔は見えないが、ディエス=ドレーク?)

ドレーク(?)
「はい・・・」

バレルズ
「こんな果物が一体いくらで売れると思う!?
 政府は頭でもおかしくなったのか!?

 あんな大金積まれちゃあ
 海賊をやる気も無くしちまうぜ!!」

海賊たち
「ギャハハハ、ちげぇねぇ!!」

バレルズ
「まぁ、たしかに医者がこれを食えば
 引く手数多の名医になられるだろう

 奇跡の手術であらゆる病気を治し
 伝説となった医者もいるらしい

 けど俺らには関係ねえ!!
 金のほうがいい!」

海賊たち
「ギャハハハハ!!」

--------------------------------------

アジトの手前の雪の中で
コラソンの帰りを待っているロー
(コラソンは既にアジトに侵入した様子)

海賊たちの笑い声が聞こえてくる
ローがコラソンを思い出す

--------------------------------------

【ロー回想】

コラソンが能力をローに見せる

コラソン
「オレの影響で出る音は全て消えるの術だ!!
 凪(カーム)!!」

コラソンが壷を割っても
バズーカを撃っても
屁をこいても全く音がしない

ロー
「くさっ!!」

コラソン
「な?何も聞こえないだろ?」

ロー
「何の役に立つんだよ!!
 そんな能力!!

 全然かっこ良くねぇし!!
 まだベビー5のブキブキの方がいいよ」

コラソン
「くそォ!!
 確かにアレは羨ましいが!!」

コラソン
「でも、オレの能力はぐっすり眠りたい
 夜には最高だぞ!!」

ロー
「どうでもいいよ!!」

【回想終了】

--------------------------------------

ロー
「ハァ・・・ハァ・・・」

アジトを見ているロー
すると、爆発の煙が上がる

ロー
「・・・!!」

だがコラソンの能力で音はしない

--------------------------------------

【アジト】

海賊
「船長!!建物が爆発したようで!す!
 ですが・・・全く音がしなくて!!」

バレルズ
「なんだと!?
 そんなワケあるか!!」

海賊たち
「宝物室まで火がまわるぞ!!
 早く火を消すんだ!!」

バレルズ
「くそっ、侵入者か!?」

オペオペの実を持っているバレルズ

コラソンがランプを銃で撃ち抜く
部屋が真っ黒になる

海賊たち
「おい!?ランプが消えたぞ!!
 ガラスの破片が降ってくる!!
 ランプが壊れたのか!?」

バレルズ
「おい、早く灯りを・・・うっ!!」

コラソンがバレルズを蹴り飛ばし倒す
そして【オペオペの実】を奪いとる

--------------------------------------

海賊たち
「早く灯りをつけろ!!
 いったいどうなってる!?」

コラソンがガラスを突き破り外に出る
さらに廃墟に火をつけ、逃げる

海賊たち
「うわああああああ!!
 あっちぃいいいいい!!」

涙を浮かべ喜ぶコラソン
手元の【オペオペの実】に目をやる

コラソン
(やったぞロー!!
 オペオペの実だ!!
 これでお前は治るぞ!!)

だがその時、ドジって足を滑らせる
坂を転げ落ちた先で海賊に見つかる

海賊たち
「え!?なんだ、誰だお前!?
 ここで何してる!?」

アジトの海賊たちがやってくる

アジト海賊たち
「おい!!黒い服の男を見つけろ!!
 【オペオペの実】を盗んだ奴だ!!
 逃すんじゃねぇぞ!!」

海賊たち
「お前か!!」

コラソン
「!!」

コラソンが海賊たちに囲まれる
顔に銃が向けられる

--------------------------------------

ローがコラソンに言われた言葉を思い出す

コラソン
【ロー・・・!!
 きついだろうがここで
 ちょっと待ってろ・・・!!

 オペオペの実を奪ったら
 すぐ戻る!!】

次の瞬間、静かだったアジトに
銃声の音が鳴り響く

その音は、ローの耳にも聞こえた

ロー
「!?」

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