投稿日03/16 22:49

「君がいて。僕がいて。」
大野



君がいて。
僕がいて。

君はいつも
僕の元へ訪れるとき
少し哀しそうな顔して。

君はいつも
僕なんか居ないかのように
一方的に喋って。

君はいつも
誰も悩みを分かって
くれないとばかりに
独りで背負い込んで。

君はいつも
自分は誰も助けられないと
涙を流して嘆いて。



でも。
僕はいつも
そんな君に手を
差し伸べたいと、
助けたいと、


そして、


同じ人間だったらと
酷くそう想うよ。


______
猫の想いは通じず。

出会いは雨の日の
路地裏でした。

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