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あかん、と思った。
関西に住んだこともないのに関西弁を使ってしまうのは関東人の悲しい性だと思うのだが、そんなこと、別にどうでもいいじゃないか。
とにかく、あかん、と思った。こいつと戦うのはあかん、と。
その時、私の帰り道を塞いでいたのは一羽のカラスだった。
<< 私VSカラス >>
※長文注意。オチがあるわけではないので、本当にお暇な方だけご覧ください。
細くて狭い道。両脇は背の高い木々がヒョロヒョロと立ち並んでいる。
つまり、カラスがどかなきゃ私は前へと進めない状況だ。
私は立ち止まり、ううむと考え込んだ。
このままスタスタと歩いていってもいい。そうすればカラスは、うら若き乙女(自分で言ってる辺りが致命的)とは言え私も人間、びっくりして逃げていくだろう。
だがしかし、私の本能が告げていた。
あかん、と。
ビビっていた訳では決してない。意外にカラスってデカかったのねん、とかビビっていた訳では決してない。うん。
どうやらカラス君(雄かは不明)は、お食事中のご様子。
デコボコしたアスファルト道を、そのくちばしでカッカカッカとつつきまくる。ちまこい虫でもいるのかもしれない。
それにしても、
カッカカッカカッカカッカ……。
カッカカッカカッカカッカ……。
その一心不乱さが妙に怖い……。うーん、キミ、頭大丈夫かな?(いや、馬鹿だと言いたいのではなく、頭が外れちゃうのではないかと思って)
兎にも角にも、ついついジーッと見てしまったわけだが、
くるり、
おもむろに目が合った。
あ、
あかーんっ!!
(((゜д゜;)))
めっちゃ見てる! めっちゃコッチ見てる! アッチからコッチ見てる! アッチコッチ、アッチコッチ……え、ハッチポッチステーション!?
脳内では、「さあおいで☆ ジャーニー! みんなと一緒に〜 グッチ!」なんて流れてる……わけないが、いや、真っ黒な瞳と目が合うということが、こんなにもドキドキするとは。
そらせない。
あなたの瞳から目がそらせないの!(告白風)
と、余裕があったらカラスに言ってやりたいほど目がそらせなかった。うん。
さっきまでカッカカッカしていたとは思えない静かな色をその瞳に秘めているカラス。
知ってる? カラスは真正面から見るとアホ面なんだよ♪
……余談でした。
背後で沈み行く夕日の送り出す風が私のスカートを揺らす。遠くでは別のカラスが鳴いている。
みつめあ〜うとぉ〜
すなぁ〜おにぃ〜
おしゃぁ〜べりぃ〜
できぃ〜なぁ〜い〜
そんな、長いようで短い沈黙の一分間が過ぎ、
カラスは、
再び、
カッカカッカカッカカッカ!
おまっ……
なんやねん!!!!
(((゜д゜;;)))
関西に住んだこともないのに関西弁を使ってしまうのは(以下略)
そこはかとない敗北感を味わいながら、私は自分を落ち着かせるために唾を飲み込んだ。
そうさ、
こんなヤツ相手に貴重な時間を使ってられるかよ、こちとら、
こちとら、家に帰ってから夕飯までの夕方寝が生きがいやねんぞ!(くだらない)(そして、関西に住んだこともないのに関西弁を……以下略)
私はいよいよ勇み足でカラスへと歩みよった。
十メートルの距離が、九、八、七、
六、
五……
…………。
あか〜んっ!!!!
全然どかへん!
(((゜д゜;;;)))
ただ歩み寄っただけで、何の解決にもなっていない。見てるしね。また私のこと無表情で見てるしねーコイツ。ねー。
うれしいな、二人の距離が、また一つ縮まったね……(カレカノ風)
と、余裕があったらカラスに言ってやりたいほどまた目がそらせなかった。うん。
こいつ絶対に人間をなめてやがる。もはや何の敵でもないと思っていやがる。
私を見つめる深い黒の両眼が、語っている(ような気がする)のだ。
『ソウカ 人間ッテ 何ダカンダイッテ タダノ毛ノナイ猿ナンダネ』
イエス、
ざっつらーいと、
って、うるさいわボケ!(カラスに脳内コブラツイスト)(自分で言っといて)
ここまで言われて(だから自分で言っといて)、もはや、退けぬ。人間の代表としていろんな意味で退けぬ。
カラス、貴様なんて、全身真っ黒、パペットマペットかっていう話だ。
あ、パペマペ……元気にしてるかな……最近見ないな……好きだったんだけどな……ウシくん。
カラスと関係ない話なのでザックリ割愛。
とにかく、私がどうしたかと言うと、別に大したことではないのだが……なめられたくないし、だからと言って虐待じみたことはダメ、絶対、だから……
迫り来る敵には流石に逃げるだろう、と見込んで突っ込むことに☆
もはや五メートルの距離で走るも何もないのだが、私はわざわざご丁寧に数メートルの助走をつけて、
再びの再びカッカカッカしているカラスに向かって駆け出した!
が、
あ、
あかーーーーーん!!!!
どかへーーーーん!!!!
でも、もはや自分を
とめられへーーん!!!!
(((゜д゜;;;;)))
そう、
そのとき彼女は鳥になったのです(証言者は語る)
エサに夢中で振り向きもしなかったカラスの上を、彼女は飛び越えたのです(証言者は語る)
(別に横に避けられないほど道が狭かったわけでもないのに)
(焦りって怖いよね)
そして、
カラスの上を走りながら跨ぐという快挙を成し遂げた私は、心の中で悲鳴を上げながらそのままの勢いで帰宅。
だから、あかんって言ったやろ。
もう一人の自分がハム太郎のような可愛らしい笑顔に腹黒さを滲ませて言っている、気がした、かも。
いつもより帰宅が無駄に遅くなったけれども、とりあえず夕方寝強行。
そして、私は布団の中で思うのだ。
カラスって素晴らしく怖いな、と。
でも結構好きだったりするんだぜ、と。
あと、
いつか誰かに無理やり語ろう、と。(それがこの宛メという迷惑)
三日後。
同じ所でカラスと出くわすことになろうとは、誰が思っただろうか。(いや、なんとなく誰かは思ったかも)
私はとりあえず振り返って、背中の目映い夕日を眺めながら思った。
ああ、
あかんわ……。
以上、お粗末様でした。

お返事きたよ〜
表現力豊かですねぇ…。
ツッコミが素敵です。ぜひエッセイを書いて欲しいくらい!!
またぜひ宛メお願いします(^-^)

お返事きたよ〜
人の不幸を笑うことは良くないことですが…
スイマセンッッッ楽しく読まさせて頂きました(笑)
関西に住んだことないのに関西弁を使ってしまう気持ちめちゃわかります(笑)
てかカラスってなにげに怖いですよね(^^;)
カラスとの死闘?お疲れ様でしたっ
柚忍 皇

お返事きたよ〜
あの、めっちゃおもしろかったです(笑)
それに、関東の方から関西弁を使ったメールが来ると、何となくうれしいものですね。何か、こう…親近感がわきました(^^)

お返事きたよ〜
爆笑しました(∩∀`)
-虹-

お返事きたよ〜
からすを飛び越えるなんて経験、
1生かかっても私には無いと思います!
その経験と勇気、凄いです!!
36歳主婦

お返事来たよー
次回作に、こうご期待♪
by ろみひ〜

お返事きたよ〜
ありがとうございます、めっちゃ面白かったです(笑)
ついでに
可愛いげない妹が昔カラス怖さに、ヤツを見ると必ず誰かを呼んで一緒に歩こうとしてたことを思い出しました(´∀`)
(当時カラスが人を襲う事件が多発し、気をつけて!って注意を学校で受けており、それを真に受けかなりビビってました)
いつの間にか(ずっと前)カラス怖いって言わなくなって
お姉ちゃん的に悲しいとか思ってないですけど……(;Д;)←
ナツ

お返事きたよ〜
僕もカラスになりたひ(笑)

お返事きたよ〜
大変だったね
(>_<)
ちなみに私も東海住みだけど大阪にばかり友達がいるせいか関西弁だよ〜(笑)
(^o^)/
気にしな〜い☆(笑)
(*^m^*)
カラスは利口だから怖いよねぇ
(;-`ω´-)
私の敵はカラス&鳩…
鳩も退きやしない…
時々、自転車でひきそうになるよ(苦笑)
(;-д-)ξ
かん

お返事きたよ〜
面白かったです!(笑)(*´∀`*)

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