投稿日03/28 01:38

「楽になりたいんだ」
リエ




帰りのバス乗り遅れた



次のバスまで、あと3〇分



只今の時刻21:56



バイト先も含め全ての店舗は閉店



息切れしてるお腹は鳴ってる



確かレストラン街の店はまだ開いてるはず



望みのマックも閉店



他のレストラン店舗もオーダーストップ



母に電話「バス乗り遅れた」



バス停で大人しくバス待ち



3〇分後バスに乗る



「…。」



一度席についてバッグの中を手探り



(…財布がない。)



バスから降りる



あ…ロッカーにそのまま入れたままだった…



また息切れして従業員入口



「入館証ありますか?」警備員



「…入りたてなんで持ってません」あたし



バイト先の名前と自分の名前告げる



警備員誰かに電話



「…スタッフの方だとは思うんですけどねえ」警備員



「財布を忘れて家に帰れないんです!」必死のお願い



警備員の長電話、待たせるだけ待たせる



「やはり入館証がないと…」



「もういいです」



足音踏み鳴らして乱暴にドア開けでていく



涙流しながら母親に電話



「車で3〇分くらいでそっちにつくから待てる?!」



母の優しい言葉にまた涙



真っ暗冷たい風が吹いている



たくさんたくさん涙流した



あたしなにやってるんだろう...



あたしばっかりなんで...?



このままどっかに消えようか...



従業員入口から出て来るスタッフたちの笑い声



泣き顔見られたくなくて背ける



死にたい死にたい死にたい



なんて惨めなんて憐れ



立派に18にもなって金稼ぐことできてる



でも親無しじゃ生きられない



死んだほうが...



母親との待ち合わせのバス停



ベンチには座らず裏の冷たい路上に座る



目の前には大きな結婚式場



寒くて心細くて



前を回送バスが通り過ぎる



ここで倒れてたらどうなるかな..



母からの着信



「今ね、信号待ち、あれ?ここ一本道間違えたかな?」



迷いながら片手に携帯持ちながら危ないのに



立ち上がって自動販売機見つめてた



おつりレバー押したら音楽がなった



「あ、いたいた!」



見慣れたナンバーの車のライトが眩しい



車の中で母は怒りもせず「明日バイト先の人に電話して確認してみなきゃ」



車の中から見えた教会



教会で死ねたら本望だ..



あそこに倒れてたら良かった..



車の中から見えた林



あの中に入り込んで携帯投げて



崖から海に落ちれば良かった..



死んだらどれだけ楽だろう



人間関係にも金銭的にも悩まくていいんだ



あたしが死んだら保険が1〇〇万



両親に対しての親孝行にもなる



涙が溢れた止まらない



だけどやっぱり死ねない..



生きたい死ぬ勇気がない自分がいる..



家について母に泣きながら「ありがとう..」



父親に呼び出された



「何が言いたいかわかるね?」冷たい言葉



財布落としたくて落としたわけじゃない



あんたには何の迷惑もかけてない



無言で立ち去ってトイレで泣いた



無理矢理涙止めて出る



母がご飯を温め直してくれて「じゃあ私は先に寝るから..明日早いし」



頷いて無言でコート着たままご飯食べた



あったかいみそ汁が体に染み込んでいく



父親が「俺も寝るから、いい?」



いつも勝手に寝てるくせに..



父親の寝場所はリビングの隣



ドア閉められて電気消えて



リビングで黙々とご飯食べていた



ふと父親が「…頑張れよ」



意味がわからない



もう二度と口利きたくない



早々と食べ終わり2階にある自分の部屋へ



パジャマに着替えて布団に潜り込んだ



…泣きすぎた瞼が重くて腫れていた..





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