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我が名はガックスクス
By 竜門勇気
02-05 06:03

チューブに 一筋の影
どこかで新しい後悔が聞こえます
さっぱりした
朝の気分は 正午過ぎには 冷たい雨になる

歩き続けたんだ
誰かのせいにした フリをします
解消のイメージ
いつか来る 崩れた俺のイメージ

名声が瞼をかすめる毎日
振り返れば誰か知らない連中が
抱き合っては喜んでる
韻を踏んで塞ぎこみたかった
だって俺 彼に劣らなかった

そうやって
爪を見て
いつまでだって
時間を潰せる

楽しかった
死んでみて
生き返りたかった
楽聖は唾を飛ばす
床に声が散らばる

新たなるメイビー
重なりつついびつな我等が理想の世界
ダブルスタンダード
消える毎日
今思い返しては
冷たい脈を計り続けてる

くれた筈の
煩悩の応急処置
返済期限が無限に今に近づく
サンプルで
構成されてる正規品
多分 無能な世界の救世主なんだろう

夢を見たり
風邪をひいたりする
自由さを比較して
また議論は白熱していく
たとえば
カートコバーンが弾くひきがねに
私はまた新しく意義を見出した
だとか まあそんなこと
それより前に奴は終わってたっていうのに

キューブに座り込んでる
ここでしばらくは待ちます
胸倉をつかまれて
引き倒される映像
ざらついた床に
頬を擦りつけながら
口の中をズタズタに切り裂く感覚
こめかみで銃弾を受け入れる過程
ここでしばらくは待ちます
吐瀉物で咽喉が閉じる印象

目を覚ますと
傍らで白熱した議論が
自尊心妥協白兵戦に変わっている
連中がナイフを取り出した
部屋の中に
瘴気を吐き出す悪魔が鳴り響いた
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