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さんせっと に ばくはつおん
By 竜門勇気
02-05 06:13

やつは にや にや

わらった よ

しゃいん じゃ ないから ね って

わらった よ

クラムボンは

わらった よ

やつは にや にや

わらった よ

ちっそくする ぼくを 

みおろしながら


どうせ

いつまでも いっしょ

なわけじゃ ないし

さいふ わすれて さ

ちょっと かしてね

ふうん ふうん と ゆれる ふね

かぁう くっかぁう どこかで

クラムボンが わらってる

ああ まるで くちばしの がくだんだ



わたしが なにをしたの

なぜ ぼくの くちぶりが きにくわないの

かみさまが わたしたちに

さいわいを かんじるこころを くれなかったのは

ぼくたちが けがれているからでしょうか

どりょくが たりなかった からでしょうか


なぜ はたけを たがやす ことすら

いっぽんの むぎわらを さしだすゆびさきすら

だれかに うたがわれなければ いけないの

なぜ なにかに せいいっぱい

うちこむことすら ゆるしをこわなきゃ いけないの


ぼくが 幾千 と つめたくなっても

わたしが 幾千 の くうふくを ふみつぶしても

あたえられるのは 

からまわりする しゃりん のような

ことば ことば ばかりなのに



クラムボンは

わらってるよ

かぷかぷ と わらってるよ

ぎっしりと なかみのつまった ような

ふりをした

からっぽ の みらいを

わらってる よ
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