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ガベイジ
By 竜門勇気
05-22 23:00
あのこは僕に優しくしてくれた
腐って消えそうな僕に優しくしてくれた
時は平成 恐慌は続く
今日も草臥れど、つって
仕事も減り
半ばうたたねばかりの生活
陽だまり探しにも飽いたぜ
次どうすんだよ
目が今日も開かない
口は開くがきけない
あー僕の心の中の
きれいな場所はどこにあるんだろう
噂話やくだらねえ自尊心に
汚れてない場所は
日々は繰り返せど、よって
一人に慣れるばかりの視界
陽だまり探しを休め
僕どうすんのよ
扉を開け震える手を隠せ
飛行機雲が夜に消えていく
尻餅をついたまま
何年経っただろう
靴紐を指に絡ませたまま
何時から此処にいたっけ
あー僕の心の中に
きれいな場所はいくつあるんだろう
彼女が見つけたと言っていた
嘘だったのかもしれない
あー僕の心の中で
彼女のいる場所がすごく暖かくて
そこで僕を見つけたと言っている
僕の心の中のきれいな場所は
いったい何処なんだろう
そこに何時も
彼女にいて欲しいのに
あーうたたねは爪の無い猫みたいだ
溶けない氷のようだ
鈍くなっていくばかりの
僕の中で
きれいな場所はあるんだろうか
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