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ストーリー・パスファインダー
By 竜門勇気
06-28 11:43
僕は君に語る
愛の物語を探していた
時の消える一月
雪の無い日の電信柱に
乾ききった風
何も無いと呟き、去る
光り射す二月
凍りきった雪が沈殿する
街のなかにぽつり
寒々しいと泣いて、消える
ぬかるむ三月
慌てふためいて芽吹くが
死んでいく緑と命
物悲しいと叫ぶ、うつむく
持ち上がる四月
思いだし吹雪
名残無く降る
僕の出番じゃ無いな、喋り続ける
いつまでたっても
わらえない
きみがわらうまで
ぼくはわらえない
深くなる五月
少し君が近づいてくる
安心していよう
繋がっていよう
生まれたふりをする、ただ続く
二つになる六月
暴れ狂う緑に目が眩む
陽射しが溜まり蒸し上がる
髪に露が光る、のし歩く
振り返り
馬鹿馬鹿しくなって黙る
何を見つけようとしているんだろう
何を取り繕うというのだろう
君はそこにいて
ただ僕の近くにいて
せめてそれで
と思う
それがすべて
と思う
きっと綺麗な答えなんて無いんだ
いびつなまま誰だって
いびつさ以上に惹かれあうから
いくらぶつかりあっても
悲しく辛くても
いびつさ以上の何かを信じるよ
僕は君の気持ちを信じるよ
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